「シンプル」で仕事が変わる!ビジネスを成功に導く7つの常識
著者が主張する7つの常識とは、以下(各章のタイトルでもある)。
- シンプルに考える
- 自分がしようとしていることを知る
- 物事には必ず段取りがある
- 実際にする人がいなければ、何事も進まない
- 物事が期待通りになることはめったにない
- 物事はできたか、できていないかだ
- 他人の視点で物事を見る
各章の導入には、その章の主題を実践しているかどうかの簡単なクイズもあり、面白く読める。ボリュームで主張の重点を決めるのは良いとは限らないが、7章と2,3,4章の記述が細かく、また具体的である。
1章には、「水平思考」という概念が出てきます。前提を崩さずに論理的に考えるのは垂直思考、ちょっと別の視点から考えるのが水平思考だと理解しました。多湖輝の「頭の体操」みたいな考えですね(古!)。現代では、IQサプリかも。2?6章は、特に新鮮な感動は、無かったかな。あ、4章で、「ダンスカード」(縦軸を抱えているプロジェクト、横軸を年月にした表。各月に各プロジェクトに要する予定時間を記録する。毎月の合計は所定従業時間の160?200時間に収まっていないと、計画段階で無理があることが明らかになる)を元に、上司に計画の変更を迫るくだりが新鮮かも。
7つの習慣(2章関連)や、手帳での年次、月次、日時コントロール(7章関連)や、マインドマップ(これも7章)も出てきて、ちょっとびっくり。マインドマップの参考文献として、「これが驚異のマインド・マップ放射思考だ!!」が紹介されていた。マインドマップの考えを説明する本としては、たくさん紹介されている「人生に奇跡を起こすノート術」よりも、いいのかな。
7章は、すべてのまとめでもあり、いろんなケーススタディが盛り込まれています。ここだけ読むのでもいいかも。また、気が向いたら、図書館から借りて読みたいですね。
「シンプル」で仕事が変わる!―ビジネスを成功に導く7つの常識
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