7日をかけて、自分の足で北海道の北端の「宗谷岬」から、南端の「襟裳岬」まで、合計550kmあまりを進む「トランスエゾ toえりも」の旅。
3日目となりました。日本海から離れて、内陸に入ります。
2日目は、こちらで書いています。
目次
st(ステージ)3 羽幌から北竜 84.8km
3日目は、昨日に続いて日本海沿いを南下します。留萌から内陸に入り、小さな峠を越えて北竜まで進みます。
スタートは4時
今日も、80km越えて走ります。なので、スタートは4時。ゴール制限時間となる「節度時間」は19時30分です。
時速5.5kmちょっとで進むことが必要です。1キロあたり約11分となります。これは毎日同じですね。
熊がシンボルの町、苫前
スタートの時は曇っていました。 次の町の苫前はクマがシンボルです。道中では会いたくないですが…
雨になった
海岸線を走っていると急に雨が降ってきました。 近くにあったバス停の待合室で雨具を着て、ザックにカバーをかけます。
北海道のバス停には、待合室があるところがあります。廃止された鉄道の影響でしょうか。または、雪が降るので、その対応でしょうか。どちらにしろ、助かりました。
雨の松浦武四郎像
雨で、松浦武四郎が持つ筆?の先にしずくが付いていますね。
松浦武四郎は、江戸から明治にかけて、蝦夷を探検した人です。北海道(北加伊道)という名前を考えた人です。
結構な雨だったのですが、2、3時間で止み、また暑くなってきました。
留萌本線 留萌駅跡
留萌駅跡に着きました。お昼過ぎです。まだ駅名の跡が残っていますね。
留萌本線という名前ですが、残念ながら今は留萌まで鉄道で行くことができなくなりました。
線路跡は残っています
前回参加したときは、まだ列車が走っていました。廃線になったのは、2023年なので、線路はあちこちに残っていました。
2026年には、留萌本線はすべて廃線になる予定です。高速道路も整備されているので、仕方のないことなのでしょう。
日が沈んでいきます。
ひまわりの町、北竜
北竜は、ひまわりの町。道沿いにたくさんありました。
レストランで夕食!
日の入り ギリギリとなりましたが、今日の宿の「サンフラワーパークホテル」にゴールできました。 この日の夕食は、レストランで美味しいものを頂けます。
お腹が空いていたので、豚丼が小盛りのラーメンセットではなく、豚丼フルサイズとラーメンを食べました。
写真の左上に写っているのは、チェックシートです。毎日通過時刻を書いて、提出します。右上は、本日の一杯(笑)
この日は、温泉です。ゆっくり浸かりたいところですが、ミーティングや睡眠時間の確保もあり、また火照ったからだは冷やした方が良いこともあり、早々に上がりました。
おまけ チェックポイントは、どうやって見つけるのか?
チェックポイントとは?
トランスエゾには、5kmを目安に「チェックポイント」があります。
正しいルートをたどってチェックポイントについたら、目標物と一緒に自撮りしてLineで呼びかけ人に送るのとあわせて、チェックポイント表に通過時刻を書きます。
場合によっては、チェックポイント表の目標物の名前の一部が抜け文字になっていることがあります。その時はその文字もチェックポイント表に書きます。
チェックポイント表に記入しないと…
チェックポイントを見落とした、チェックポイントを通らなかった、などとなった場合、全コース走り切っても正式な「完走」にはなりません。(心の中の「完走」と言ったりします(笑))
正しくチェックポイントを見つけても、その時刻をチェックポイント表に書くのを忘れてもダメです。厳しいですね。
チェックポイントの見つけ方
地図に書いてある通りです。
……なのですがそれが難しい時があります。GPSで距離を測るのは禁止されている(と思いました)ので、別の方法が必要です。私は、主に2つの方法を使っていました
- 矢羽根で距離を知る
- 雪が降る道には、「矢羽根」と呼ばれる道路の境界線を示す標識があります。ここの根元に、基準点からの距離が10m単位で書いてある場合があります。
チェックポイント表には、次のチェックポイントまでの距離が書いてあるので、見つけたチェックポイントの近くの矢羽根に書いてある距離に、次のチェックポイントまでの距離を足した値を覚えておいて、それに近い矢羽根まで進む、という方法です。これで、おおよそ、正しい場所にたどり着きます。 でも、太平洋側は雪が少ないのか、矢羽根はあまり見かけませんでした。
また、国道の場合は、100mおきに距離表示があるときもありました。
- 時間を測る
- おおよそ、自分で走っているスピードはわかりますよね。私の場合は、走っているときはキロ8分半から9分、歩くと10分でした。なので、次のチェックポイントまでの距離に、速度を掛けて、その時間まで進みました。 これも、だいたい、あたります。
その場で通過時刻を書く!
私は、チェックポイントに着いたら、その場でチェックポイント表に通過時刻と、抜け文字があればそれも書いていました。
自撮りしてLineで送るので、あとからスマホの写真を見ながら書くこともできます。
ですが、スマホのトラブルや抜け文字の確認漏れなどがあるかもしれず、その場で書いていました。
ただ、雨が強い場合には後で書いた時もありましたが。
明日は、日本一長い直線道路
明日は、日本一長い直線道路を進みます。街中なので迷うことはないのですが、暑くなると大変です。
つづく。
(追記)次の日の旅は、ここ(↓)に書きました。