1日目の旅行記に続き、瀬戸内海タートルフルマラソンの旅の2日目の旅行記です。
いよいよ大会当日、ですが、すでに昨日の観光ですっかり満足していました(笑)
第37回瀬戸内海タートルフルマラソン スタートまで
まずはスタートまで。と言っても、宿舎がスタート地点に近く、楽でした。
朝は雨
土庄港に近い「ひとみ荘」で、朝の6時30分に起きる。スタートまで、あと3時間。こんなにゆったりと支度ができるフルマラソンは、とても楽だ。
残念ながら、天気予報どおり、外は雨。昨日マルナカで買った朝食を部屋で食べる。
雨よけのカッパ、忘れた
ここで気づいたのだが、雨ということが想像できず、、カッパやポンチョを持っていないことに気づく。
予想気温は12,3度と、それほど低くないので、まあ、良いかと思い直した。
ウェアは、いつもの
ウェアは、いつもと同じ。上は、長袖SkinsにTシャツ、下はCW-Xスタイビライクスロングタイツにランパン。
靴はブルックスのTrance12。超安定感のある靴だ。
雨が直接当たらないように、手袋をはめていくことにする。
土庄港からは、バス待ちの長い列
宿舎から見ると、会場行きのバスを待つ長い列が出来ている。バスの頻度が判らないが、待つよりも歩いたほうが気持ちが楽と思い、傘を指して歩くことにした。宿舎に不要の荷物を置かせてもらい、8時少し前に出発した。
会場まで歩く人、たくさん
私と同じように歩く人も結構いる。また、ポールを持っている人も居た。紅葉シーズンなので、寒霞渓に行く人かも知れない。
歩いて10分ちょっとで当日受付会場となっている中央公民館に到着した。
更衣室の場所を確保
確か、パンフレットには男子更衣室は何ヶ所かあったと思う。雨の中確認するのも面倒だったので、受付会場の公民館で場所を探すことにした。
すでに2階の部屋と広間は一杯。レジャーシートを持ってくればよかったと後悔するが、無いものは仕方ない。3階に上がる、2部屋目の図書室で、椅子を確保できた。
中央公民館の2階以上の女子トイレは男子用
中央公民館は、男子更衣用になっている。そのため、女子トイレも男子に開放されていた。おかげで、トイレ待ちもそれほどではない。
荷物は自主管理
瀬戸内海タートルフルマラソンは、荷物預かりは無い。貴重品の預かりも無いと思う。荷物は、各自で場所を確保して置いておく必要がある。
4時間以上も放置しておくのは心配だが、皆がそうなので、大丈夫だろう。また、貴重品は宿にあずけてきたので、最悪盗まれても帰宅には困らない。
そういえば、以前参加した群馬県桐生市で開催の「桐生堀マラソン」も、同じように各自が荷物を部屋においておく方式だった。地元密着型の大会には多いのかなあ。
ギリギリまで建物で待機
雨は激しくはないが、止む気配はない。
フルマラソンのスタートは9時30分で、その前に9時から開会式がある。初めての大会なので開会式は出たいと思ったが、雨なので諦めて椅子に座って待つ。
持ってきたゼリーを30分前に食べて、スタート10分前に更衣室を出る。
スタート地点でも雨宿り
中央公民館からはスタートまでは1分もかからない。でも、ポンチョがないと寒いし冷たい。
スタート地点では、再びテントを見つけて雨宿り。ゼッケンを見ると、殆どは10分後や20分後のスタートとなるハーフの部と10kmの部の選手だが、もうすぐスタートのフルの部の選手もちらほらいる。ギリギリまでここで待機することにした。
スタート5分前にそうめんを頂く
テントを通って移動すると、「そうめん接待所」があった。大鍋からは、湯気が上がって美味しそう。寒かったこともあり、「5分で食べられるかな?」という心配もあったが、頂いた。
トッピングにイイダコを入れていただき、暖かい汁ともども完食。体が温まった。助かった。
大会スタートの5分前に食べたのは、初めてだと思う(笑)
2分前に整列
スタートまでカウントダウンがかかるなか、2分前に整列。後ろから入ったので、制限時間一杯の「5時間半」のエリアだ。
瀬戸内海タートルフルマラソン、スタート!
瀬戸内海タートルフルマラソンは雨の大会となりました。いよいよスタートです。
9時30分、スタート!
カウントダウンの後、9時30分にスタート。フルマラソンの参加者は1,000人程度とはいえ、やはりスタートは混雑する。でも1kmも進めば、ほぼマイペースで走れるようになる。
GPS付きの時計によると、ペースはキロ6分くらい。このまま行けば4時間ちょっとでゴールしてしまう。周囲よりペースを上げているという感じはしないので、皆がこのくらいのペースなのだろう。
やっぱり、寒い
雨除けがないので、体に直接雨が当たる。また、靴もすぐに濡れてきているのが判る。寒いな、と思うが、同しようもないのでそのまま進む。
よさそうなペースで走っている人たちを見つけて、ついていく。
コースは坂ばかり
2kmも進まずに、登り坂となる。瀬戸内海タートルフルマラソンのコースは、小豆島の外周を走る道。そのため、瀬戸内海に面した集落をつなぐ道は、小さな尾根を越える道となっていて、数十メートルのアップダウンがある。
平坦な場所は、ほとんど集落内だけで、1kmも続かないという感じ。タイムは出ないが、練習には最適のコースだ。
眺めがきれいなことを期待していたが、雨で空もどんよりとしている。残念だが、進むしか無い。
給水所でエネルギーチャージ
給水の内容を調べずにスタートしたので、どこが給水所で、そこに何があるか、わからない。寒さに加えて、これも心細くなる原因だった。
なお、あとから見たら、受付で配布された冊子に書いてあった。また、一般のランナーでもスペシャルドリンクが置けるようだ。すごい!
最初の給水所は、5kmの標識の手前にあった。「水」「スポーツドリンク」と並んで、「あめ湯」があった。暖かいかと思ったが、そうではなかった(帰りは暖かい「あめ湯」だった)。でも、甘さでエネルギーチャージができた。
瀬戸内海タートルフルマラソンの給水所には、色々なものがあった
給水所はよく調べていなかったが、結局、片道あたり5-6個所あっただろうか。折り返し地点に近づくほど沢山あったように感じた。
そして、給水所においてあったものは、なかなかユニークだった。
よくある大会と違った補給物は、レモン水、あめ湯、そして蒸したさつまいも。クリームパンやみかんもあった。
レモン水は、気分転換に良かった。さつまいもも美味しかったが、走りながら食べるのは難しかったので歩きながらゆっくり食べた。
やっと5km
しばらくすると、5kmの看板があった。やっと5kmか、と言う感じ、まだまだ先は長い。
臨時のトイレがあるが、靴を脱ぐ必要があったのでパス。ちなみに、それほど混んではいませんでした。
後ろから、ハーフの部の参加者が追い上げてくる
フルマラソンがスタートした10分後にハーフの部、20分後に10kmの部がスタートする。
だんだんと、ハーフの人に抜かれるようになる。道は多分交通規制をしていないが、車の量が多くないし、ランナーも多くないので問題ない。
ハーフの折り返しをすぎると、がくっと人が減る。依然としてアップダウンは無くならないが、走れないほど急ではない。練習がてら、ゆっくりと走りながら通過する。
5kmの看板はとても待ち遠しかったが、10km、15kmと進むに従って、「まだかな」という感覚がなくなり、惰性で走っている様に思える。私がスロースターターなのかもしれない。
途中には、大きな応援のハリボテがあった。雨でちょっとかわいそう。
大部港を通過
大部港では、フェリー着岸の時間帯によってはランナーを止める、と書いてあった。でも、無事に通過できた。
その前に、バスなどが何台も連なってきたので、私が着岸の後に通過したのかもしれない。
20kmを通過、そして折り返し
20kmの看板をすぎて、しばらくして折り返し。
折り返し直後はたくさんのランナーとすれ違うが、その後はほぼ居なくなる。順位は半分くらいか?
帰りは、ゴール付近を除いて同じ道を戻る。コースと給水所がだいたいわかったという納得感と、残りは半分弱で「走り切れそう」という安心感で、淡々と走る。
雨はたまに弱くはなるが、降り続く。
全給水所で補給
今回は、補給用のジェルを1つしか持ってきていない。そのため、給水所では何かしら食べる。
さつまいもが珍しかったので食べた。流石に走りながらでは無理だったので、歩いて食べた。
給水でも立ち止まって美味しいものを頂き、ウルトラマラソンのようだ。
帰りの給水所では、お茶や飴湯という暖かい飲み物があった。飴湯はしょうが味で、冷えた体に嬉しかった。
35kmを過ぎて
35kmを過ぎると、あと7kmと計算できる。このあたりで、雨が止んだ。ハーフの15kmの表示を過ぎると、あと6km。「あと5km」の看板もあった。
「あと3km」の看板が坂を上がりきったところにあった。それを過ぎると「40km」の看板。最後の給水所で、立ち止まって飲み物をもらう。この先は、平坦だったはずだ。
「ハーフ20km」の看板の先が「あと1km」。会場が見えて、「世界一狭い海峡」をグルッと回る。
無事にゴール
ゴールテープを切ってゴールイン。大きな大会だと、4時間半付近のランナーはたくさんいてゴールテープを切るのは不可能だが、それほど参加者が多くない大会ならでは。
途中からGPS時計の調子が悪くなったので、タイムは全然分からず。また会場にも時計が見当たらなかったので、記録証をもらって初めて4時間半弱でゴールしたことが判った。
会場には、瀬戸内海タートルフルマラソンの名前にちなんで、亀が居た(笑)
瀬戸内海タートルフルマラソン、ゴールの後
無事にフルマラソンを走りきりました。名残惜しいのですが、当日中に帰宅するために、バタバタします。
ゴールしてからも、おもてなし
ゴールで記録証を濡らさないように、ということでビニール袋をもらう。
スタートのときと同じく、暖かいそうめんで体を温める。すでにイイダコはなかった。でも、「また来てね」の文字が嬉しかった。次は眺めが良い時に、走ってみたい。
公民館に戻り、着替え。無事に荷物もあった。
ハーフや10kmの選手はすでに帰宅したので、だいぶ空いていた。
慌ただしく着替え
4時間半でゴール、ということは、時間は14時。岡山行きの船は、1時間おきに出ている。14時30分の船は間に合わないので、15時30分の船に乗りたい。急いで着替える。
上下はすべて着替えて、さっぱりする。靴は濡れているが、替えの靴は宿に置いてきた。とりあえず靴下だけ履き替える。
本当なら昨日行った「オリーブ温泉」でくつろぎたいところだが、残念ながらあきらめ。
お弁当を頂いて、バスで港へ
受付で貰った冊子の最後に「お弁当券」がある。お弁当と引き換えるために再び会場へ。4種類のお弁当から選べる。
歩いて帰ろうかとも思ったが、再び雨が降り出し、またバス待ちの時間も10分程度のようなのでバスを待ちながらお弁当を頂く。
土庄港までバスで向かい、旅館に預けた荷物をピックアップして土庄港へ。心配していたが岡山行きの船の乗船待ちは多くないし、屋根の下で待てる。(高松行きは結構待っていたし、屋根がなかった)
土庄港、岡山港、岡山駅、岡山空港、そして羽田空港
乗船して、先頭の椅子をゲットできた。ゆったりとした椅子で、荷物整理もできる。
新岡山港でバスに乗り継ぎ、岡山駅へ。駅近くの回転寿司が夕食。
再びバスで岡山空港へ。羽田空港から電車で帰宅。
小豆島でゴールしてから、9時間後には自宅へ。長い一日だったが、とても楽しい旅だった。