2017年5月21日に、福井県小浜市から京都市までのワンウェイコースで行われた「第22回鯖街道ウルトラマラソン。最後の走行記です。
今までの走行記は、こちらです。
久多エイド(40km地点、11時40分)で、おにぎり2個ときゅうり塩昆布サンド
久多エイドでは、小さなお子さんが作ってくれた、「きゅうりの塩昆布サンド」をいただきました。
なお、鯖街道ウルトラマラソンでは、ほぼ全てのエイドに塩昆布と塩が置いてあります。
他にも、おにぎり2個をもらい、冷えたお茶を飲み、かぶり水も2回お願いしました。
トイレも借りて、復活です。
ここからが第2の峠であるオグロ坂峠に向けての上りになります。
まずは石がゴロゴロしている林道を進みます。道は谷筋を進みます。ほぼ走れるところはありません。
まだかなあと飽きてきた頃に、尾根をジグザグに登る山道になります。
ここは、ずっと歩いて上ります。こちら側もいい加減に飽きてきたころ、オグロ坂峠に到着です。
オグロ坂峠(45km地点、12時45分)
オグロ坂峠は、眺めはよくありません。少し下ると、八丁平です。
以前参加したときには、ここは気持ちよく走れた覚えがあります。が、今回は疲れていて、歩きがまじります。
また、八丁平も、もう少し湿原のような感じがしました。前回は雨だったので、そのように感じたのかもしれません。
八丁平からは、芝の林道が続きます。緩やかな下りなのですが、暑さと疲れで走れません。早歩きでごまかしながら進みます。
つづら折りの山道を下ります。ちょっと走ったりしながら、転ぶことなくおりました。
尾越エイド(49km、13時20分)で冷やし飴
山道が終わると、尾越のエイドです。
尾越エイドの名物は、冷やし飴!ショウガ味が効いていて、何杯でもいけます! かぶり水もたっぷりかけてもらい、トイレに寄って、気持ちを切り替えてスタートです。
ここから大見に向かっては、ずっと下りだったと思っていたのですが、標高差80m程度の小さな峠を越えます。ちょっとした登りと、プチ急下りがありました。
急な下りでは、左ひざの外側が痛くて駆け降りることができません。だましだまし下りました。
この区間の下りは1㎞もないと思いますが、鞍馬の下りは5,6km続きます。先が思いやられますが、仕方ありません。
大見エイド(52km、13時50分)は通過
坂を下ったところが大見エイド。といっても、今年から給水のみとなりました。
ですが、この暑さでコップが不足しているようです。私は、背中のハイドレーションに入っているリプレニッシュも、胸のペットボトルの水も、十分にあったので、止まらずに通過しました。
杉峠への最後の登り
いよいよ、杉峠に向かう最後の登りです。
ここは、オフロードバイクが走れるような林道ですが、登り勾配もあり、また石がごろごろしていて、非常に走りにくいところです。
予定よりも遅れているのですが、無理をせずにピッチを落とさないように歩きます。平坦な場所はちょっと走り、登りは歩きを繰り返します。
常設のオリエンテーリングのコースが見えてきたら、杉峠のエイドは近いです。緩い上りを進むと、杉峠エイドに到着です。
杉峠エイド(58km、14時50分)
杉峠エイドの名物は、お豆腐です。一口頂き、水分も補給です。が、峠で水場が遠くて水が不足していたので、ペットボトルへの補給は、しませんでした。
この先は下りなので、それ程汗をかかないでしょう。
鞍馬へ一気に下る(標高差580m、距離7km)
杉峠の標高が820m、鞍馬エイドがある鞍馬山門前の標高が240m、その差580mあります。この区間は舗装道ですが、一気に下ることになります。
平均勾配は、8%。かなり急です。
この区間が走れないと、鞍馬の関門がきつくなります。キロ10で歩いてしまうと、70分かかります。すると鞍馬の関門に10分しか余裕がありません。
初めて参加したときは、足が疲れていてこの区間を走ることができず、早歩きで下りました。下りが走れなかったのが情けなかったです。
今回も、大見への下りで走れなかったので、どうなることかと思いました。
ですが、杉峠エイドを出てから、普通に走れました。と言っても、キロ6分半程度ですが。
すぐに、国道に合流します。ここには、「左側走行」の札を胸に付けたボランティアが数人いました。この国道は、バスも通る道です。舗装道ですが、最初はつづら折りが続きます。左、右を振って最短距離を走りたくなるところですが、とても危険です。
何回かカーブを曲がっていくと、ボランティアさんのエイドがありました。コーラを一口飲んで進みます。
電柱に、「鞍馬エイド 関門 16時10分 あと2km」という看板がありました。
再びボランティアさんのエイドでエアーサロンパスを借り、下って行きます。
鞍馬温泉を過ぎると、鞍馬のまちになります。観光客も増えてきます。
突き当りの山門を左に折れると、そこが鞍馬エイドでした。
鞍馬エイド(65km、15時40分、グレープフルーツ)
まずはかぶり水をかけてもらって、グレープフルーツを食べます。
16時10分の関門閉鎖時刻までには、30分程度の余裕があります。
次の市原までの距離は3㎞ちょっと。関門閉鎖時刻の差は、20分です。鞍馬をぎりぎりに通過すると、市原で間に合いません。
でも、鞍馬での下りの走りの感覚と、この時間差であれば、なんとかゴールできるでしょう。
鞍馬から先はずっとロード。山の中と違って暑くなりそうなので、出発前にもかぶり水をもらいました。
細い道を進みます。途中のボランティアさんのエイドでは、なんと氷を頂きました!ありがとうございます。口に含んで走ります。
二ノ瀬では、車は新しくできたトンネルに進みます。旧道は、ランナーと二輪です。以前より走りやすくなりました。
市原の交差点を右折すると、エイドです。
市原エイド(68km、16時5分)
信号を曲がると、市原エイド。マーマレードつきのクラッカーが美味しいです。
この先、少し上ります。ここは、歩きます。清掃工場を過ぎると下りで、ゆっくりと走ります。
雲が畑方面への道との三叉路にも、ボランティアさんが居ました。ありがとう。
左折して川沿いを進み、橋を渡ると鴨川走友会のエイドがありました。冷たいかき氷を頂いて、リフレッシュ!助かりました。
鴨川べりに降りると、すぐに、最後のエイド「西賀茂橋エイド」です。
西賀茂橋エイド(73km、16時45分、トマト)
西賀茂橋エイドは、橋の下にあります。ここが最後のエイド。プチトマトを食べて、スポドリをもらって、あと5km頑張ります。
日は西の方に傾いていて、気温もだいぶ過ごしやすくなったのでしょう。賀茂川の河原では、散歩する人や楽器の練習をする人など、日曜日夕方ののんびりした時間が過ぎていきます。
半日近く走って、こんなゆったりな時間を感じることができることが幸せです。
橋には、ボランティアさんのエイドがあります。残り少しですが、何か所かは遠慮せずにお世話になりました。
沢山の橋をくぐったあと、橋を渡って左岸から右岸に移ると、あと1kmです。周りから「お帰りなさい」の声をもらい、ペースアップをすることもなく、逆に前の人との間隔を取りながら、ゆっくり走ります。
ゴール!(78km、17時19分)
最後の橋をくぐると、ゴールはすぐです。県名と名前をコールしてもらい、無事にゴールしました。
まず、かぶり水です(笑) それほど暑い日でした。
スポドリをもらって、記録証と東山湯のお風呂券をもらいます。
トン汁をもらって、一休み。
晴れているので、芝生に座って応援します。
最後のランナーがスイーパーと一緒にゴールしたのは18時過ぎ。無事に大会は終了しました。
東山湯で汗を流し、ビールと夕食。新幹線で帰宅したのは11時過ぎでした。
最後に
第22回鯖街道ウルトラマラソンは、無事に終了することができました。
すべての人に、感謝します。ありがとうございました。