第6回奥多摩周遊99kmエコ・ジャーニー 参加記

先週の土曜日に行われた、第6回奥多摩周遊99kmエコ・ジャーニーの参加記です。単なるウルトラマラソンとは違う、ユニークな大会でした。長文の参加記になります。

前日

青梅ライナーでゆったり向かう

仕事を終えて、夕食として牛丼大盛を急いで食べる。明日の朝食用に、おにぎり4つも買った。

大きな荷物を持って通勤列車に乗るのは嫌だなあ、と思い、東京駅18時発の青梅ライナー1号で拝島まで向かうことにした。特急に使われている車両なので、足を伸ばして座ることが出来る。

拝島駅で乗り換えている間に、Suicaで20円引きだった夏野菜の冷やしかき揚げそばを食べた。

武蔵五日市行きの電車は、意外とほぼ満席。でも終点まで行く人は少ない。

武蔵五日市駅から旅館まではバス

武蔵五日市駅で降りる。多くの人は、車で迎えに来ているようだ。歩いて行こうかと思ったが、徒歩10分を荷物を持っていくのも面倒なので、バス。 2,3分待って、乗車時間は5分くらいか。「上町」のバス停で下りて、少し進むと、奥多摩周遊エコジャーニーのベース基地となる「油屋旅館」があった。到着は20時前。あと7時間ちょっとで出発となる。

油屋旅館で受付

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受付で名前とゼッケンを告げ、明日のルートが記された袋入りの10枚組の地図をもらう。

「靴は持って上がってください」と言われたけど、ランニングシューズ用の袋はあるが、それ意外は持ってきていなかった。そのまま荷物と靴を持って2階へ上がる。

相部屋でおやすみなさい

私に割り当てられた2号室は5人部屋で、既に先客が2名。「靴、どうしましたか?」と声を掛けると、ビニール袋を頂いてしまった。ありがとうございました。 後から見ると、佐渡のおみやげ屋さんの袋だった。佐渡も走られたのかなあ。

風呂は、洗い場が2つのこじんまりした風呂だった。幸い、先客は1名だけで、混まずに入浴できた。

部屋に布団を敷いて、9時前には寝る。気づいたら電気が消えていた。最後の人が消したのかなあ。
あれ、5人の予定が、結局4人に。もう少し余裕を持って布団を敷けばよかったかも(8畳の部屋でした)。

当日、スタートまで

朝は3時起き

多分、誰かが起きるだろう、ということを期待して、目覚ましは掛けていなかった。回りがごそごそし始めたので、目をさます。3時過ぎだった。

ある人は、ヘッドライトを付けて準備をしていた。私は窓側だったので、道路のライトで着替えの準備をした。

天気は雨

道路は濡れている。天気予報は、雨。気温は20度前後だった。これで、3週続けての雨。雨男なのかなあ。

ウェアは半袖とランパンで涼しめに

今までのウルトラマラソンは、長袖の黒のSkinsに、CW-Xの黒のタイツを着ていたが、暑そうだし、制限時間もないので、半袖にランパンのウェアにした。念のため、ヒザはニューハレVテープでテーピングをした。いつもの赤のサロモンのキャップもかぶる。

おにぎり4つが朝食

おにぎりを4つ食べる。昨日もたっぷり食べたが、今日消費するカロリーを考えて、沢山食べた。

持ち物は、水とライトと補給食が必携

ハイドレーションの準備をする。あまり暑く無さそうなので、量は1.5Lにした。

他には、100均のポンチョと、ヘッドライト、スマホとヘッドライト用に予備電池はUltrASpire surgeのリュックの荷室に入れた。
ショッツ2つは左胸のオープンポケットに、チョコレートようかん5個と四つ折りにした10枚組地図は右胸のポケットに収納した。
財布と携帯用折りたたみコップは、リュック上のポケットに、そしてスマホを左胸のジッパーのポケットに入れた。えびす・だいこく100kmマラソンでスマホを落として液晶を割ってしまったが、今回は十分注意しないと。

全部入れると、3kg位はあるかなあ。持つと重いがが、背負うとそれほど気にならない。体に密着しているためだろう。

さあ、出発

布団を片付けて、荷物に荷札を付けて、1階の廊下に置く。

朝の4時過ぎだが、別の旅館などからの参加者が続々と油屋旅館に集まってくる。五日市のメインストリートは静かだが、ここだけ、妙に明るい。そして、ハイテンション。

小雨の中、スタート地点の武蔵五日市駅に向けて出発する。すれ違う人は、これから荷物を置きに油屋旅館に向かう参加者だけ。「おはようございます」と会話しながら進む。

スタートは、武蔵五日市駅

まだ構内のシャッターが閉まっている駅には、既に20人程度の参加者が居た。荷物がない人は、ここでも受付をしているようだ。

コース説明が始まる

コース説明が始まった。「道路に表示はない」とのことだったが、要所要所には、矢印があるようだ。

前半は、メインストリートの青梅街道をなるべく避けて進み、奥多摩周遊道路に入った後は、道沿いに武蔵五日市駅まで戻るコースだ。

山の中となるのが、青梅丘陵ハイキングコースとむかし道の2ヶ所があり、そこは入る時と出るときにゼッケンチェックがあるとのこと。また、毎年何名かミスコースをするらしいが、既存の看板があるのでそれに従ってメインコースを進めばOkとのことだった。

駅の階段で集合写真を撮影する。全部で100人位かな。小雨は降っていたが、ポンチョを着ると蒸して暑いので、ポンチョはリュックにしまって半袖とランパンで行くことにした。

スタート!から、奥多摩周遊道路入口(55km)まで

カウントダウンしてスタート。ゆっくりしたペースで、先行者に付いて秋川街道を青梅に向かって進む。

あれ、予想外の登りだ

気にしていなかったが、ここから青梅までは登りだった。ゆっくり走っているつもりだが、気合を入れないと走れない。

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峠を越えると、先を走るランナーが右側通行に切り替わっている。程なく矢印とボランティアの人がいて、右に折れる。

すぐに元の道に合流。青梅市街に出た。

青梅に到着、約10kmが経過

青梅は映画で町おこしをしているようで、あちこちに風刺のきいた看板がある。

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最初のエイドに向かう曲がり角にもボランティアが居た。朝早くからありがとうございます。

左手にグラウンドを見て、歩きながら登ると最初の給水所があった。

雨で気温も低く、水分の補給は不要と思い、止まらずに進むことにした。

青梅ハイキングコースでトレラン

給水所の左手には、真っ直ぐな上り道が続く。ここから、青梅丘陵ハイキングコースとなる。ゼッケンチェックをしてもらい、先に進む。

最初は走りやすい(歩きやすい)道だが、だんだんと山道になる。

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辛垣城跡と雷電山を目指して、基本は尾根道を進む。眼下には、青梅の市街地が見える。意外と遠くて、「そんなに走ったかなあ」という感じ。

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だんだんと急な山道になってきた。

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上りは歩けばよいのだが、下りはトレイルシューズでないので、滑るのが怖い。でも、気持ちよく下る。

やっと舗装道に復帰

最後は急坂を大きく下り、榎峠に出た。ボランティアが「お疲れ様~」と言ってくれた。ここでもゼッケンチェックが有る。

舗装道を下る。ゆっくり走っていると、何人かに抜かれた。急ぐ旅でもないし、気にしない。

JRの線路をくぐると、青梅街道にぶつかる。雨の中、ここの交差点にも傘をさしてボランティアの方が立っていた。ありがとうございます。

再び川沿いの道へ

1kmも走らないうちに左に折れて、川沿いに降りる。トレイルっぽい走れるところもあれば、滑りそうな場所もある。霧がかかり、マイナスイオンをたっぷり浴びた。

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第1エイド 澤乃井酒造に到着(約21km)

しばらく行くと、第1エイドの澤乃井酒造に到着。「おはヨーグルト!」というテンションにちょっと圧倒されながら、豆腐を頂いた。これが美味しい!何も付けなくても美味しいし、醤油や塩でも良い。昆布と梅の中巻きのような感じのおにぎりや、いなり寿司も頂く。コーラもおかわりして、たっぷり補給した。

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マイカップはリュックの上ポケットに入れていたので、一旦リュックを降ろす。気分転換にもなった。

10分以上滞在して、トイレを借りて再出発。 エイドで長い間滞在する悪習慣が再発したが、美味しくて喉が乾いていたので仕方がない。

走りやすい非舗装の川沿いの道

再び川沿いを進む。道に迷う時もあったが、先に走っているランナーが「美術館までは川沿い」と言ってくれたので、まっすぐに進む。美術館への道標と距離も書いてあり、分かりやすい。

川では、カヌーの練習をする人が居た。まだ8時半頃なのに、熱心だなあ。

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再び青梅街道に合流して、車が脇を通る道を進む。交通量はそれほど多くなく、走りやすい。

コンビニで小休止

古里駅にあったセブンイレブンで小休止。暑くはないが、蒸していて走りにくい。野菜ジュースと補給のためのシュークリームをゲット。お酒は遠慮しておきました(笑)

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ここでは10分の休憩。他のランナーも、ほとんどが吸い寄せられるようにコンビニに向かった。

再び川沿いへ、でも岩場あり

この先も道沿いに進む。「どこかのトンネルには入らず、左の脇道に入る」と覚えていた。まだかなーと思っていたら、鳩ノ巣駅の先にトンネルがあり、先行のランナーが左に曲がった。ここには矢印もあった。

すぐに、更に左に行く矢印があった。川に降りるようだ。ここの道は想定外で、先行のランナーが居なかったらミスコースするところだった。

吊橋を渡って、右岸へ。川沿いの岩場を進む。ここは、大多摩ウォーキングトレイル(pdf)の一部だ。

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ちょっと進むと、木の階段の急登となる。

しばらくは、木陰のトレイルとなる。ダム手前で分岐があり、先行者が地図を見ていた。右折してダムを渡るのが正しい道のようだ。

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白丸ダムを越えて、元の道に戻る。ここで、チョコレートようかんを一つ食べる。

第2エイド、もえぎの湯に到着(35km)

トンネル手前で、再び左に入る。ここが第2エイドの「もえぎの湯」だった。10時30分前に到着。おいしいスイカを一切れ頂き、いなり寿司とおにぎりをもらう。コーラも飲んだ。いなり寿司は、軽トラの後ろに積んであり、雨に濡れないようにフタが掛かっている。その隙間から取るのが流儀?のようだ。

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既に温泉に入ってきた、と言う女性がいた。予定があるので、ここでリタイアするとのこと。うーん、それもいいかも。

このエイドでも20分近く滞在していた。意を決して出発する。

トンネルの先で、ゼッケンをチェックしている女性がいた。ありがとう、と手を振って、先に進む。

奥多摩むかし道で最後に山登り

青梅街道と合流して、奥多摩駅前を通過。ここから「奥多摩むかし道(pdf)」に入る。コースマップによると、9.4kmで4時間の行程だが、結局1時間半くらいで通り抜けた。

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奥多摩むかし道は、その名の通り、今の青梅街道が出来る前に使っていた道だ。細い舗装道だが、車の通行は全く無く、また木に遮られて快適な道。殆ど勾配もなく、走ったり歩いたりしながら、進む。

最初は、目の前に線路が見えた。調べてみると、小河内ダムを作る時の物資を運んだ鉄道とのこと。今は使われていないが、線路は残っている。

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所々で青梅街道に近づくが、合流することはなく旧道になる。トイレもあちこちにあり、散策には最適だ。

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途中のつり橋には、「5人以上で渡らないでください」とある。一人でも、ちょっと怖そうだ。

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舗装道を大きくU字ターンした後に矢印があり、左に曲がる。「むかし道」の標識もあった。ここからは山道をひたすら登る。道が細くなり、不安になるが、「迷ったら登る」の鉄則で、進む。しばらくすると「むかし道」の標識が出てきてほっとする。こんなところにも、普通の民家があった。

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地理院地図を見ると、一気に130m程度登ったことになっていた。
この山道が無いと、小河内ダムの最下部に行ってしまう。そのため、ここの山道の部分は昔の青梅街道ではなく、小河内ダムが出来た時に本来沈んでしまう旧道から今の道に繋ぐために出来たのではないか、と思った。

登り切ると、奥多摩湖が見えてくる。次のエイドも近い。

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第3エイド むかし道出口に到着(45km)

むかし道を通過して再び青梅街道に復帰したところが、第3エイド。ここでは、美味しいトマトを頂いた。それに、全てのエイドにあるいなり寿司とカステラも食べた。水も美味しい。

「次のエイドまでは8km、フラットだよ」と教えてもらう。走れるかなあ、とおもいつつ、まあ、のんびり行けばいいや、とも思う。

エイドを後にして、階段を登って、小河内ダムの脇にある「水と緑のふれあい館」のトイレを借りる。きれいなトイレだった。

奥多摩湖脇の道は交通量あり

雨はほぼ止み、蒸し暑い。ここから先は、奥多摩湖沿いに青梅街道を進む。

トンネルが多くなる。トンネルは路肩が狭く、車が脇を通ると怖い。そのため、トンネルの中だけは、全て走るようにした。

途中に、湖を渡る浮橋があった。柵があり、一部の浮橋が離れている。後で見ると、水量が少ないために、浮橋の通行が禁止されていた。

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深山橋を渡って、対岸に移る。

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奥多摩周遊道路から、ゴールまで

深山橋を渡ってすぐに左折し、いよいよ奥多摩周遊道路となる。後半戦のハイライトだ。気温は20℃と申し分ないが、濃霧とのこと。

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第4エイド 奥多摩周遊道路入口 55km

曲がってすぐの駐車場が第4エイド。ここには冷たいうどんがある。「ここ、開いているよ」と言われて、ゆっくり座ってリュックを下ろし、マイカップを取り出す。「おかわりもどうぞ」と言われたので、うどんの遠慮無くもらう。汁も塩分補給のために全部飲んだ。ゆず胡椒のトッピングもおいしかった。

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いつものおにぎりといなり寿司も食べて、補給は万全。ついでに持っていたショッツも食べた。

ここから先は10km以上登りだなあ、と思いつつ、重い腰を上げて出発。15分以上滞在していた。

奥多摩周遊道路は、10km以上の登りが続く

次のエイドは都民の森。登り切って、少し下った場所にある。15km位なので、2時間以上はかかるだろう。

登りは全て歩くつもりだったが、不幸なことに?それほど勾配がきつくない。仕方ないので(笑)走る。でも、それも2km程度で、そこから先は急になったので、遠慮無く歩く。

ワインディングロードなので、車がビュンビュン飛ばしていくかなあ、と心配していたが、天気も良くなく、また午後2時過ぎになったので、車は少ない。更に、パトカーが何回も往復してたので、それほど怖くなく進むことができた

道路脇には、100mおきに距離表示がある。気にしていると意外と進まないし、気にしないと進んでいる。不思議なものだ。

山のふるさと村への分岐を過ぎると、ひたすら登りになる。前後にランナーは無く、歩くしかない。

月夜見第一駐車場は、何もなかった

1時間半くらいで、月夜見第一駐車場に到着。何かあるかと思ったが、何もない。トイレもなかった。眼下には、奥多摩湖が遠く見える。あそこから走ってきたのだなあ、と思うが、まだ先は長い。

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特にすることもなく、チョコレートようかんを1つ食べながら歩く。ハイドレーションの水もプラスチックの味が付いてきて、美味しくない。

月夜見第二駐車場も通過。まだ登りが続く。しばらくすると、やっと平坦なところも出てきた。そして、風張峠が最高地点。ここからは基本下りとなる。

第4エイド(最終エイド) 都民の森(71km)

途中でトイレに寄って、片側通行の交通警備員にゼッケン番号を告げられ、やっと都民の森に到着。ここは奥多摩周遊道路から右折して100m程度入る必要があるが、ここを目指してきたので間違って通過することはなかった。

「お疲れ様!あと30kmしか楽しめないので、ゆっくり休んでいってね」と言われる。後半のメインをやっつけた感じだ。

ゼッケンの確認をしてもらった後、奥にあった水道で水をもらう。これがうまい!再び登場した豆腐も頂き、生き返った心地がした。

ベンチに腰をおろして、夕食用に頂いたおにぎりを1つ食べて、残りの1個とお茶のペットボトルを背負う。「16時45分に五日市行きのバスが出るけど、乗る?お客さんは誰も居ないみたい」と言われて、少し心が動くが、あとは下りなので、謹んで遠慮する。

この先は、ゴールまでエイドは無い。でも、先行者の話だと、「途中に自販機はある」そうだ。お金を持ってきてよかった。

都民の森エイドにも、20分くらい滞在していた。バスが出発する前にエイドを後にした。

奥多摩周遊道路を一気に下る

すぐにバスに抜かれる。カーブが続く道を、ひたすら下る。標高1000mのから、奥多摩周遊道路の出口まで3km弱。20分位で一気に200mくらいを下ってきて、やっと奥多摩周遊道路が終わった。

久しぶりに奥多摩周遊エコジャーニーの矢印を見つけた。左に曲がり、ショートカットの急な下り坂を進む。右手には温泉旅館がある。入りたいなあ。

すぐに本道に合流して、下りが続く。走ったり、歩いたりしながら進む。

前後に人はいないが、20分に1回くらい、抜かれたり、抜いたり。車に注意しながら進む。

延々と続く檜原街道

ここから先は、檜原街道。この道は、小さい集落を結ぶように通っている。そのため、集落が途切れると、回りは森、そして右手は川。一本道なので間違うはずは無いが、何もないので心細い。

「五日市 23km」の看板があった。しばらくすると、「五日市 20km」の看板が見えた。これだけ時間を掛けて、たった3kmかとも思ったが、進まないとゴールできない。とにかく、前へと進む。

自販機で飲み物を買い、自主エイド

6時半を過ぎて、すこし暗くなってきた。都民の森から2時間近く進んだので、自販機の前で止まって炭酸を買う。持って走るのも大変だし、丁度良い切り株があったので、腰をおろして500mlを飲む。そして、3個めのチョコレートようかんを食べて、エネルギー補給もした。

リュックから、ヘッドライトを取り出す。まだ点灯する必要は無いが、暗くなってきてからリュックを開けて取り出すのも面倒なので、帽子の上に載せて進むことにする。
一人のランナーに抜かされたが、気にしない。10分くらい、自販機の前で座っていた。

半袖で立ち止まっていると、ほんの少し寒さを感じた。まずは、この先の唯一の右折個所である「橘橋」を目指して進む。

7時過ぎ:暗くなってきてヘッドライトをON

人が通るとは思えない道だが、意外と道路の右側に歩道がある。薄暗い中での対向車は怖いが、縁石は乗り越えてこないだろう。
7時になると、もう暗い。ヘッドライトとテールライトを付けて走る。ライトは、伊南川マラニックで実績のあるジェントス888。光源を一番下に向けて走行すると足元もよく見えるし、ちょっと頭を上げれば先も見える。暗い方でも十分な明るさがある。

途中に、うどん屋さんがあった。店の前には車が1台止まっていて、中では歓談している様子。おなかへったなあ、食べたいなあ、と思うが、まだ何とか走れる(歩ける)ので、前に進むことにする。

まだ橘橋に着かないかなあ、と、ずーっと思いながら走っている。右折するので、右側に道や明かりを探すが、見つからない。

橘橋の檜原村役場に到着、残りは7kmくらい

前から救急車の音が聞こえてきたなあ、と思ったら、看板があった。右折が五日市となっている、待望の看板だ。ここが橘橋のはず。信号を右折する。

なお、仮に直進したとしても上りになるので、気づくはず。

曲がるとすぐに檜原村役場がある。明日の参議院選挙の期日前投票のため、夜の8時まで開いているようだ。

再び自販機で休憩

残りは7km程度だったと思う。安心したこともあり、再び自販機で炭酸を買う。ベンチはなかったので、さっと飲んで先に進む。

川を左手に見て進む。左手の方から子供の声がした。キャンプ場だろうか。土曜日の晩なので、週末のレジャーに来ているのかもしれない。

あと5km

歩道が右側にあったり、左側にあったり。そのたびに道路を横断する。 「十里木 2km、五日市 5km」の看板を見つけた。あと1時間あればゴールができそう。無理をせずに進む。

十里木の交差点をやや右方向に進むが、回りは森。あと3kmのはずだが、市街地に入る気配は全く無い。

左のほうで、お祭りの声がする。夏祭りに向けての練習だろうか。そして、ついにコンビニがあった! やっと五日市に戻ってきた。とは言っても、まだ市街地と言う感じではない。

五日市の市街地に戻ってきた

橋を渡って少し進むと、歩道が広くなった。やっと、街中に戻ってきた。

あとは、歩道をゆっくり進むだけ。ファミマを過ぎ、しばらくすると前の方に手を振っている人がいる。あそこがゴールの油屋旅館だろう。

無事にゴール!

スタッフの「お疲れ様でした」の言葉に笑顔で応えて、無事にゴール。 ゼッケン番号と氏名を告げて、ゴールを確認してもらう。

時間は8時半過ぎ。15時間半以上掛かった計算になる。今回のコースは99kmだったが、100kmの大会を含めても最長記録となった。

ゴールした後

名前が確認できた後は、再び玄関で記念写真を撮ってもらう。完走記録は、後日送付されるらしい。

完走証は、缶ビール

旅館の上り口で、完走賞のとして「一人1本」の缶ビールを頂き、奥へ上がる。

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朝、廊下に置いておいた荷物を勝手に受け取る。だいぶ荷物は減っているけど、まだ置いてある。

風呂を独占、ああ、極楽。

着替えを持って風呂に向かう。

幸いなことに、風呂は誰もいなかった。シャワーを浴びて体を洗い、浴槽に浸かる。生き返った気分だ。

仮眠せずに帰宅することに

部屋に戻り、時間を確認する。仮眠して翌朝帰宅する予定だったが、9時半の電車に乗れば、今日中に帰宅できそうだ。急いでビールを飲み、荷物を整理して、武蔵五日市駅に早足で向かう。

電車が出発する2分前に乗り込む。間に合った!

夕食は、駅そば

拝島駅での乗り換えの間に、おそばを食べる。1日前にも、ここで蕎麦を食べたなあ。

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立川と御茶ノ水で乗り換えて、無事に帰宅。奥多摩で一日まるまる楽しめました。

おわり。

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