電力自由化で、電気料金が安くなる!? 電気料金を徹底比較!

「電力自由化」という言葉を、最近良く聞くようになりました。

電力自由化ってなんでしょう? また、電気料金が安くなるのでしょうか?

4月からの電力自由化の前に、比較しました。

また、後に書きますが、1月31日までに申し込むと更に安くなるプランもあります。
★追記 3月31日までに申し込むと安くなるプランもあります!★

早めに決めて、行動するのが良いのでしょうね。

電力自由化って、なに?

一言で言ってしまうと、電気会社を選ぶことが出来るようになります。

今までは、私の住んでいる千葉県市川市の電気は東京電力に決まっていました。

今年4月から、電気会社が自由に選べるようになります。

自由に、と言っても、住んでいるところで電気を供給してくれる会社から選ぶ必要があります。

電力自由化は、いつから始まるの?

2016年4月から電力自由化が始まります。

既に、電力会社の変更を予約できる会社も出てきました。

新しく電気を供給してくれる会社は、どこ?

東京電力に加えて、新しく電力を供給してくれる会社は、住所によってまちまちです。

私が住んでいる千葉県市川市では、調べたところ以下の会社が電気を供給してくれるようです。

東京電力
ジュピターテレコム(J:COM市川)「J:COM電力」
JXエネルギー「ENEOSでんき」
東急パワーサプライ
東京ガス「ずっともプラン」
東燃ゼネラル「myでんき」
KDDI auでんき

電気料金の中身は?

普通の家庭用の電気料金は、以下の合計になっています。

電気料金 = 基本料金 + 電力量料金 ± 燃料費調整額 + 再生可能エネルギー発電促進賦課金

それぞれの料金は、以下のようになっています。

基本料金

基本料金は、契約電流ごとに決まっています。また、毎月の明細にも書いてあります。
使う量に関係なく、一定額です。
(ただし、契約電流が変われば基本料金は変わります)

「契約電流」とは、簡単に言うと、「ここまでなら電気を同時に使っていいよ」という上限の電流です。
冬場にコタツと電子レンジと炊飯器を同時に使って、ブレーカーが落ちた、という経験がある方もいらっしゃるかもしれません。

上限が高いほど、契約電流が大きく、また基本料金も高くなります。

電力量料金

使った量に応じて支払う料金です。

毎月、電気のメーターの検針をしていますよね。それが、使った電力量です。

「使った量に応じて」と書きましたが、実際の料金は、使う量が多いほど単価が下がります。

東京電力では、3段階の単価の設定になっています。

燃料費調整額

燃料費調整額は、電気の原料となる原油などの価格の上下に応じて変更になる額です。

発電する方法には、原子力や水力、火力などがあり、それぞれの原価の変動は違います。
電力会社は、会社毎に発電方法の割合が異なります。
そのため、燃料費調整額は、各社ごとになります。

再生可能エネルギー発電促進賦課金

再生可能エネルギー発電促進賦課金は、太陽光発電や風力発電など、再生可能エネルギーの発電を促進するための費用です。
金額は電気の使用量に比例します。また、単価は、全国一律の単価です。

新電力各社で差が出る項目

基本料金、電力量料金の2つです。 これらは、各社で異なります。
燃料費調整額は、今のところ新電力各社とも東京電力と同じ額になるようです。

電気料金は、安くなるの?

今までの東京電力の電気料金は、基本料金と、使用した電気量に応じて決まる料金の合計となっていました。

東京電力の電気料金の割引といえば、口座引き落としでの割り込みが月額50円程度あるだけでした。

しかし、今後は、新電力各社が出している電気料金プランを上手く選ぶと、安くなる場合があります。

特に、電気を沢山使っている人は、支払っている額も多く、また新電力各社も力を入れているので、良く考えたほうが良いでしょう。

ユニークな割引プラン

新規の電力会社は、いろいろユニークな割引プランを提供している会社があります。

主なものとしては、他のサービスと一緒に契約すると割引になる、などがあります。

また、携帯電話のように、「2年間の契約をすると割り引く」というものもあります。

詳しくは、それぞれの会社ごとに、以下に書いていきます。

電気各社の料金と、プランの特長

電力自由化で新しく供給を始める各社の電力料金は、次のようになっています。

J:COM電力

料金体系

J:COM電力の料金体系は、東京電力と似ています。

  • 基本料金は、東京電力と同額です。
  • 電力量料金は、東京電力よりも0.5%~10%安いです。

割引

J:COM電力は、J:COMの「電力セット」と一緒に契約すると割引になります。
電力セット」は、TVやネット、電話などが一緒になったセットです。

ENEOSでんき

料金体系

ENEOSでんきの料金体系は、東京電力と似ています。

  • 基本料金は、東京電力と同額です。
  • 電力量料金は、少ない使用量では東京電力より高いですが、使用料が多くなると東京電力より安くなります。

割引

ENEOSでんきは、いろいろな割引きプランがあります。

  • 「今だけ早割!」
    キャンペーン事前予約で初月2,000円割引。キャンペーン期間:2016年1月15日〜3月31日まで
  • 「ENEOSカード割引」
    ENEOSカードで電気料金をお支払いいただくとガソリン・灯油・軽油代を1円/リットル引き(最大150リットル/月)
  • 「にねん とく2割」
    2年契約で、1〜2年目 1kWhあたり0.20円(税込) 3年目以降 1kWhあたり0.30円(税込)の割引



東急パワーサプライ

料金体系

東急パワーサプライの料金体系は、東京電力と似ています。

  • 基本料金は、東京電力より安いです。
    しかし、契約出来るのは30A以上です。10,15,20Aの契約は東急パワーサプライにはありません。
  • 電力量料金も、東京電力より安いです。

割引

東急パワーサプライは、東急系の会社です。そのため、東急系のサービスと一緒に契約すると割引が多くなります。

  • TOKYU CARDで支払うと、電気料金の最大1%がTOKYU POINTとして貯まります。
  • イッツコムのご加入者さまなら、イッツコムのサービス利用料が毎月最大350円もおトクになります。
  • *予告* 東急線の定期券とセットでおトクなサービスを検討中です。
    詳細は2016年1月頃発表予定です

東京ガス「ずっともプラン」

料金体系

東京ガス「ずっともプラン」の料金体系は、東京電力と似ています。

  • 基本料金は、東京電力より高いです。
    しかも、契約出来るのは30A以上です。10,15,20Aの契約は東京ガスにはありません。
  • 電力量料金は、少ない使用量では東京電力より高いですが、使用料が多くなると東京電力より安くなります。
    また、電力量料金の区切り方が、東京電力とは違います。
    東京電力では、120kWhと300kWhで単価が変わりますが、東京ガスは140kWhと350kWhで単価が変わります

割引

東京ガス「ずっともプラン」では、ガスと電気を両方共契約すると、ひと月270円(税込)割引になります。

ですが、千葉県市川市は東京ガスではなくて京葉ガスなので、この割引は受けられません。

東燃ゼネラル「myでんき」

料金体系

東燃ゼネラルの「myでんき」の料金体系は、東京電力と似ています。

  • 基本料金は、東京電力より安いです。
    しかし、契約出来るのは30A以上です。10,15,20Aの契約は「myでんき」にはありません。
  • 電力量料金も、東京電力より安いです。

割引

東燃ゼネラルの「myでんき」には、特に割引はないようです。

KDDI auでんき

料金体系

KDDI auでんきの料金体系は、東京電力と同じです。

  • 基本料金は、東京電力と同じです。
  • 電力量料金も、東京電力と同じです。

割引

KDDIのauでんきには、auとセットで使うと「auでんきセット割」が適用になります。

auでんき料金の最大5%相当分を、au WALLETのプリペイドカードへキャッシュバックします。

具体的には、auでんきの月額ご利用料金のうち、燃料費調整額、再生可能エネルギー発電促進賦課金、消費税相当額を除く料金が、

  • 5,000円未満の場合、1%のキャッシュバック
  • 5,000円以上8,000円未満の場合、3%のキャッシュバック
  • 8,000円以上の場合、5%のキャッシュバック

となります。

各社の比較

比較は難しいけど

各社とも、電気料金の単価が少しづつ違います。

そして、各社で、色々なサービスがあります。

例えば、ENEOSでんきは、ENEOSカードで払うとガソリン代が安くなります。車にたくさん乗る人はお得ですよね。でも、車を余り使わない人は、他の電力会社の方がお得かもしれません。

そのため、一律の比較はむずかしいです。

そうは言っても

そうは言っても、これだけ各社からプランが一斉に出てきているので、どれかに決める必要がありますよね。

そのため、条件を絞って比較してみました。

比較の条件

比較する条件は、他のサービスと一緒になる割引は、考慮しないとしました。

ガソリン代がお得になったり、クレジットカードで支払うとポイントが貯まるなど、他のサービスと一緒に契約するときに安くなる割引サービスは、除外しました。

また、電気とガスを一緒に契約すると安くなる割引サービスを東京ガスが提供していますが、残念ながら千葉県市川市は東京ガスの区域ではなく、京葉ガスの区域です。そのため、この割引サービスも除外しました。

そのため、考慮した割引サービスは、ENEOS電気の2年割だけにしました。

さらに、基本料金と使用量によって、お得となる電力会社が変わってきます。そのため、30A、50Aの2パターンで比較しました。

これが、お得な新電力だ!

比較した結果は、こうなりました。

30A(アンペア)契約の場合

30A

約50kWhまでは、東急パワーサプライが安いです。

その後、約230kWhまでは、東燃ゼネラルのMyでんきが安いです。

それを超えると、ENEOSでんきの2年割引が安いです。

50A(アンペア)契約の場合

50A

約40kWhまでは、東急パワーサプライが安いです。

その後、約315kWhまでは、東燃ゼネラルのMyでんきが安いです。

それを超えると、ENEOSでんきの2年割引が安いです。

★注意!!★

内容はなるべく正確になるように努力しましたが、間違っているかもしれません。

間違っていても責任は負えませんので、ご了承ください。

また、間違いが有りましたら、コメントなどでご指摘頂ければ、出来る範囲で修正します。

 

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