7月の3連休に開催された「第4回みちのく津軽ジャーニーラン」に行ってきました。
スポーツエイドジャパンが主催する、3日間に及ぶ津軽半島の「旅」です。
51時間の長丁場です。制限時間の4分前、無事に戻ってきました。
長い旅行記となります。
みちのく津軽ジャーニーランとは
この大会は、スポーツエイドジャパンの舘山代表の出身地である津軽を満喫してもらおう、という大会です。
弘前市をスタートして、岩木山のふもとを巡り、十三湖や竜飛崎を通って弘前市に戻ります。
全長263km、制限時間51時間の「ジャーニーラン」です。
コースは、このようになっています。
十三湖の先で折り返す、177kmの部もあります。
昨年は、こちらの部に参加しました。その時の記事はこちらです。
スタートまで
昨年と同様に、羽田空港から飛行機で青森空港へ。そこから、バスで弘前に向かいます。
弘前バスターミナルに隣接しているイトーヨーカドーの地下での、かつ丼セットがお昼ご飯です。
カツも揚げたて、おそばもおいしく、いい感じでした。
バスで会場に向かうと、受付締め切りギリギリでした。そのまま、開会式の会場へ。
今年から弘前市が公園となったということで、ご挨拶がありました。
開会式の後はコース説明です。ライトの予備、電池の予備等の説明もありました。
昨年、鰊御殿での再スタートの後に電池が切れて、焦ったのを思い出しました。
177kmの部は翌日のスタートですが、263kmは午後5時にスタートです。着替えたり、レストステーション用のドロップバッグを確認したりしていると、すぐに午後4時になります。
外に出て荷物を預けると、かなり暑い。ロングタイツは失敗したかと思いましたが、夜の冷えがか不安だったので、このまま行くことにしました。
4時半には、スタート地点の弘前公園に移動。と言っても、信号を渡るだけですが
昨年に引き続き、津軽太鼓に見送られて、スタートです。
スタート!から鰊御殿(92.5km)まで
しばらくは街中を走ります。ここは、弘前公園RCの方に先導を頂きます。
岩木橋を渡ってしばらくすると、歩道がある走りやすい道路となります。
岩木山に向かって、登っていきます。気温は高くないのですが、蒸し暑く、走りにくいです。
岩木山神社を過ぎると、だいぶ暗くなってきます。ゴルフ場、運動公園を通過すると、嶽温泉の看板が見えてきました。 AS1、嶽温泉のエイドステーションです。
AS1 嶽温泉到着
ここまでは、キロ8分から9分で計画していました。
予定よりも10分程度、余裕を持って到着しました。なかなか、いい感じです。
再スタートすると、汗冷えを感じました。また、腕も寒い感じです。ポケットに入れていたアームウォーマーを装着しました。
走れない!
ここから、次の日本海拠点館へは、下り基調です。ゆっくり進もうとしましたが、なぜか全く走れません。下りも歩きながら進みます。そして、歩きが入るとやや寒く感じます。
まずいなあ、と思いますが、どうしようもありません。
急坂を下り、右折したところに私設エイドがありました。お水を頂き、進みます。
ですが、走れません。緩い下りなので、走る場面ですが、ダメでした。
自販機のコーラで復活!
左側に自動販売機を見つけました。気分転換に冷たいコーラを飲みます。350mlの缶でした。
気がまぎれたのか、復活して走れるようになりました。次のローソンまで10km、無事に到着です。
ローソンでは、眠気覚ましにコーヒーと思いましたが、ちょうど機械が洗浄中でした。パックのコーヒー牛乳500mlと、ロールパンをイートインで食べます。
ここから第2エイドの日本海拠点館まではすぐです。日本海拠点館で計測すると、ほぼ計画通りの時間でした。
そうめんを頂いて、出発です。
AS2 日本海拠点館 到着
次に目指すには、第3エイドの亀ヶ岡遺跡、ではなく、その手前のローソンです。高速道路ができたおかげで、ちょっと道が変わっていましたが、問題なく通過できました。
ローソンでは、予定通りアイスコーヒーを飲みました。氷入りで、いい感じです。
時間は1時前。ほぼオンタイムです。
ローソンで左折した後は、ひたすら道沿いに進みます。真っ暗なので、ヘッドライトだけが頼りです。
歩道のちょっとした段差に気をつけながら進みます。真っ暗ですが、たまに車が通ります。「代行」の車も通り、「ああ、土曜日の深夜だなあ」と思います。
AS3 亀ヶ岡遺跡到着
AS3の亀ヶ岡遺跡には、2時半すぎに着きました。ここまでキロ8分で計画してきましたが、ペースが落ちていて10分のビハインドです。
ここでは、うどんを頂きました。
次のエイドステーションは、約30km先の鰊御殿です。でも、私の目標は10km先のファミマです。
少し明るくなってきたころ、ファミマ車力町店に到着です。すでに参加者が数人休憩していました。時刻は4時。白々と夜が明けてきます。
ここでは、経口補水液とおにぎり2つを食べました。
が、空腹が満たされたためでしょうか、走り出すと急激な眠さが襲ってきました。
走るどころか、歩いていてもふらふらします。先は長いので、ゆっくり歩くことにしました。
十三湖を渡ったのは、朝6時。すっかり晴れて、そして暑いです。
走ったり歩いたりしながら、鰊御殿を目指します。
昨年は、このあたりは夜11頃でした。「まだ国道に着かないかなあ」と思いながら真っ暗な道を進みましたが、今年は晴天で先が見えます。でも、見通しが利くと、「長いなあ」とネガティブに考えてしまいます。
やっと、国道の看板が見えてきました。国道390号に合流して、更に北上します。
AS4/RP1 鰊御殿に到着
鰊御殿に着いたのは朝7時過ぎ。予定よりも40分以上遅くなりました。キロ8で計画した区間を歩いたので、こんなもんでしょう。
暑くて仕方がないので、まずはお風呂をに入りました。
そして、ロングタイツを止めてランニングパンツに変更です。暑いのでアームウォーマーとウインドブレーカーを次のレストステーション行の荷物に入れて、軽くしました。
カレーライスとフルーツポンチを頂き、10分ほど休憩しました。トイレも借りて、結局予定通り60分の滞在でした。
RP1鰊御殿(92.5km)から、RP2ふるさと体験館(178.7km)まで
鰊御殿からふるさと体験館までは、コンビニは2つしかありません。
最初のコンビニは、鰊御殿から4,5kmの地点にあります。ここで氷を買いました。
ハイドレーションに入れて、背中を冷やします。また、タオルにくるんで、首も冷やします。
津軽の像記念館がCP5です。ここは自主チェックポイントでした。
坂を上って、国道390号線に合流します。小さな峠を越えると、「道の駅」。
ここでは、ソフトクリーム+コーヒーのコーヒーフロートを買って、体を冷やします。
浜では、ビーチサッカー大会が行われていました。泳いでいる人も見えます。
道の駅から約12km先の鳥瞰台エイドステーションまでは、お店や自販機が期待できません。
暑い中、ファミマで買った氷で首筋を冷やしながら進みます。
途中には、「七つ滝」があります。その名の通り、七つの段になっています。
いよいよ、登り始めました。勾配は12%です。歩いて登るのも大変です。
眺めは最高!なのですが、勾配が急なことと、山からの風が強いことで走れるものではありません。
AS 鳥瞰台に到着
くねくね道を登り切って、鳥瞰台エイドステーションに着いたのは、12時半すぎでした。
休憩して、竜飛崎を目指します。
ここからは下りですが、急な下りで足も疲れており、ほぼ歩きで下ります。
竜飛崎は、「津軽海峡冬景色」の曲が流れていました。
更に登って、灯台がある最先端で折り返します。
ここからは、階段国道を下ります。こんなところに国道の看板が!という感じです。
CP6 竜飛地区コミュニティセンターに到着
下り切ると、竜飛地区コミュニティセンターのエイドステーションです。
到着したのは2時半ころ。関門の3時50分に対して、1時間ちょっとの余裕があります。
ここでは、チキンラーメンのミニを頂きました。
少し横になります。結局30分程度の休憩で、再スタートです。
ここから先は、津軽半島の東側を南下します。走ろう!とも思いましたが、走れません。
遅くならないように歩きながら進みます。
三厩体育館までは12km。結局全部歩きました。
CP7 三厩体育館に到着
三厩体育館に着いたのは午後5時ころ。関門閉鎖が6時50分なので、若干余裕ができました。
スタートからちょうど24時間で、135km進みました。
あんなに暑かったのに、だいぶ涼しくなってきました。そして、山の方には雲がかかっています。「雨が降らないといいなあ」と思いながら、醤油味のカップラーメンを頂きました。
向かいには、本日2つ目のファミマがあります。空腹に備えて、おにぎり2つを買いました。
ここで、自転車に乗った方と立ち話をしました。なんと、宮城県の女川から、1000kmを走る大会の参加者だとか。お互い好きですね~と言いながら、頑張りましょう、とエールを交わしました。
※この後、蟹田までの区間で、夜間走行の自転車とたびたびすれ違いました。
また、翌日、177kmのコースと合流した後の国道339号線では、後ろから追い抜いていきました。
この先は、ずっと一本道です。海沿いなので基本はフラットですが、集落を越える時にはアップダウンがあります。だいぶ暗くなってきましたが、なんとかヘッドライトなしで走れました。
CP8 高野崎キャンプ場に到着
高野崎は、キャンプ場です。その炊事場がエイドでした。
パンなどを頂いて出発しようとしましたが、寒くなってきたので、キャンプ場入口にあったお店でラーメンを頂きました。
温かくておいしい! お店の方といろいろとしゃべりながら、ついつい長居をしてしまいました。
頑張ってね、とプチうに丼も頂きました。ありがとうございます!
ここから先は、真っ暗です。ヘッドライトを装着して進みます。
次のエイドステーションは、道の駅たいらだてです。コースマップでは旧道に入り、右折してエイドとなります。
時間は9時過ぎ。真っ暗です。旧道への分岐では、バイパスが緩やかな右カーブ、旧道がほぼ直進です。
ここは、まっすぐ進みました。
この先の距離を確認していませんでしたが、目印があるだろう、と思い、進みます。
右手に赤点滅のライトが見えました。しかし、スポーツエイドジャパンの黄色い矢印がありません。別の団体用か、工事用の目印だろうと思い、直進しました。
その後は、右手に林らしき場所を見ながら進みます。
町中に入ります。時間的にはすでに到着しても良い頃ですが、道の駅の看板が見当たりません。
CP9 道の駅たいらだて、を通り過ぎる!
しばらく進んで、湯の沢温泉と平舘支所の看板が見えてきました。おかしい、と思い、右折して縁石に座り、地図を見ます。
すると、だいぶ行き過ぎていることに気づきました。「あの赤点滅が目印だったか?」と思いましたが、過ぎてしまったものは仕方ありません。
考えてみると、「道の駅」は主に車が使うものです。そのため、バイパス側には目印はあるはずですが、旧道にはないのかもしれません。
チェックポイント不通過は、完走と認められません。そのため、戻るしかありません。
「ミスコースした地点に戻る場合は、公共交通機関を使ってもOK」と説明会でありましたが、午後10時過ぎにバスは走っていません。
確実に「道の駅」につくために、バイパスを戻ることにしました。
戻り始めてすぐに、「道の駅 たいらだて 2km」の看板があります。ほぼ歩きで進んでいるので、10分/kmとして、20分かかる計算です。往復のロスは、40分以上です。
ここまでも1時間半以上計画より遅れています。ゴールがギリギリとなりますし、次の「ふるさと体験館」の制限時刻(2:30)も危なくなります。
「道の駅たいらだて 500m」の看板が見えてきました。右手にはキャンプをしている楽しそうな人々が居ます。このあたりがチェックポイントだろう、と思い探しますが、見当たりません。結局、道の駅の一番北側にチェックポイントがありました。
CP9 道の駅たいらだてに到着、そして雨
「違う方から来た人がいる」という声に迎えられて、到着です。
まず計測してもらい、一段落です。
何か食べたような記憶がありますが、よく覚えていません。早く出発しなければ、という意識が強かったと思います。
屋根のある場所では、横になって休んでいる人も居ました。走れるなら、まだ余裕の時間でしょうが、私はほとんど走れませんので、ギリギリです。
トイレに行って戻ると、ぽつぽつと雨が降ってきました。早く出発しなければ!と気が急きます。
時間は午後10時半過ぎです。
「17キロ先、川の手前を右折」と教えてもらいました。17km×10分/km=約3時間です。
今度はミスコースしないように、3時間後の1時半を目途に進みます。まあ、右折ポイントは県道が分岐するので、看板もあると思いますが。
しばらくは小降りの雨でした。先ほど通過した道を、再び進みます。
バイパスと合流するころ、雨が強くなってきました。大き目のビニール袋をかぶり、保温します。まだ、腕が寒いので、コンビニ袋をかぶせました。
雨粒に反射して、ライトが上手く照らせません。また、眼鏡に水滴がついて、視界が不良になります。
走るのはもちろん、歩くのも危ない状況です。転ばないように、慎重に進みます。
風で道端の草が揺れると、「誰かが手を振っている」ように見えます。
道路わきの反射板がライトに照らされると、「前にランナーがいる」ように見えます。
ほぼ徹夜状態で走っているので、幻覚でしょうか。
途中のトイレで、雨宿りを兼ねて休憩している人もいました。余裕が全くないので、先を急ぎます。
ギリギリのタイムですが、たまに前や後ろに明かりが見えます。
また、自転車の1000km大会に参加していると思われる人とも、すれ違います。この雨の中の自転車走行は、大変でしょう。
ほぼ予定通り、1時半少し前に道路看板が見えてきました。確認して、右折します。
今までは向かい風と雨でしたが、右折して山に向かうと、風がすこし落ち着きました。
この先、左手にレストステーションがあるはずです。
前から車が来ました。「あと3.5km、踏切を超えて1800mでレストステーション」と教えてくれました。
計算すると、到着は2時過ぎ。ギリギリです。
線路を越えます。あと少し、のはず。 左手に明かりが見えてくると、そこがふるさと体験館でした。
CP10/RP2 ふるさと体験館到着
着いたのは2時過ぎ。関門まで30分もありません。ギリギリでした。
ずぶぬれの体を見たボランティアさんから、「暖かいシャワーがあります」と言われました。
この時間は、さすがに空いています。シャワーを浴びて、その後は暖かいカレーを頂きました。
すでに、ゴールギリギリの時間です。が、雨で疲れたため、床に横になりました。
10分程度うとうとすることができました。
濡れた靴下を、荷物に入れていた乾いた靴下に変えます。
また、夜は気温が低いので給水は少ないと思います。昼間はコンビニが多いので、ハイドレーションに入れる水分を減らして軽量化を図ります。
RP2ふるさと体験館(178.7km)から、ゴール(さくら野百貨店)まで
外は真っ暗。そして、少し霧雨が降っています。預けていた荷物から、雨具(モンベルのトレントフライヤー)を取り出しました。昼間、気温が上がると不要となりますが、寒いのはごめんです。
あと1時間程度で明るくなるでしょう。ヘッドライトは十分明るいので、電池の予備は荷物に預けました。
パルナスまで進めば、あとはコンビニがあちこちにあります。補給食も、少な目で大丈夫です。
25km先のパルナスの関門は8時。ほぼ歩きになるので、25km×10分/km=4時間10分と見込みました。
3時10分にスタートして、7時半到着を目指します。
スタートしてすぐ、右手の真っ暗な中を、貨物列車が青函トンネル方面に向かっているのが見えます。北海道新幹線の線路には、メンテナンス用と思われる車両もありました。
右足の甲が痛みます。靴ひもを締めすぎたか、と思い緩めると、今度はかかとが浮きます。
雨の中もう一度調整するのも面倒なので、靴ずれでマメができるくらいなら痛い方が良いだろう、ということで、再び縛りなおしました。
緩い上り坂を進みます。カレーを食べておなかが膨れたためか、眠気が襲います。
車の音が聞こえると道路の端を走るようにしますが、そうでないと車線一杯を使ってふらふらと進んでいました。
長めのトンネルを抜けた場所のトイレで休憩です。少し寝ようかと思いましたが、眠れません。顔を洗って再スタートです。
下りになると、再び足の痛みが気になります。雨もほぼ止み、立ち止まって靴の調整を何回かしました。
そして、雨具を脱いでザックに押し込みます。夜明けとともに、気持ちも楽になってきました。
たまに走りながら、177kmとの合流点に着きます。
ここから先は、昨年走った道。もう、ミスコースはしないでしょう。
おなかが空いたので、昨日三厩のファミマで買ったおにぎりを歩きながら食べます。まだ大丈夫、進めます。
向こうには、おととい通過してきた岩木山が見えます。
帰ってきたなあ、と感じます。でも、まだゴールまでは70km近くあるのですけれど。
「どちらを進んでもよい」と指定されているルートは、バイパスを進みました。多分、去年と同じです。
津軽中里駅への分岐を直進します。ここからが長く感じます。途中で、「あとXkm」と声をかけていただいたかたが居ました。有難いです。
CP11 総合文化センター パルナス到着
一直線の道を進み、向こうに高架橋と信号が見えてきたら、パルナスも近いです。
関門30分前には到着することができました。
チキンラーメンを食べます。クッションが敷いてある場所で、10分程度横になります。
少し、楽になりました。
関門閉鎖の15分前に出発です。すると、国道339号線をパルナスに寄らずに南下する人が見えました。
声を掛けましたが、声が届かず。かといって走り出す元気もなし。
後ろからボランティアさんがダッシュで追いかけてくれて、無事にチェックポイントに行けたようです。
次の金木町までは、10km弱です。歩道のないところもあります。危なそうな場所では立ち止まって、車をやり過ごします。
1年前に通ったときの記憶を思い出しながら「左手に池があったなあ」「踏切を超えたら、日陰で涼しかった」と再確認しました。
そして、金木町のエイドへの入り口が工事していて、ちょっとショートカット。無事につきました。
CP12 金木町物産館エイド到着
昨年に到着したときは、朝が早かったのでがらんとしていましたが、今年は観光客もいます。給水をして、すぐ先のファミマを目指します。
ファミマでは、久しぶりにコンビニでのんびりしました。アイスコーヒーを飲んで、サンドイッチを朝食にします。一緒になった2人の方と座っていたら、私設ボランティアさん(この方、あちこち移動していました)にリンゴジュースを頂きました。おいしかった!ありがとうございます。
ここから先はコンビニがあるので、補給は大丈夫でしょう。次は道の駅つるたのエイドですが、五所川原のコンビニで休憩予定です。
説明会では、「バイパスができた」とのことでした。橋を渡ってまっすぐ進むと、自然にバイパスに入ります。
歩道はありませんが、路側帯が広めに確保されています。
岩木山と、手前の緑のコントラストが、いい感じです。
暑くなってきたので、途中にできたファミマで再び休憩。氷とコーヒー牛乳500mlとざるそばを買いました。氷は、ハイドレーションとコーヒー牛乳に入れて冷やします。残りは袋ごとタオルにくるんで、首を冷やします。
高速道路をくぐり、橋を渡れば以前の道と合流です。
途中のローソンで再び休憩し、橋を渡って五所川原を後にします。
右手のファミマでは、昨年暑くて冷凍ペットボトルを買ったことを思い出しました。今年も暑いのですが、なんとか進むことができます。
途中で、応援して頂いている方が居ました。大会の内容を話すとびっくりした表情で、ダッシュで建物に戻り、冷えたペットボトルを頂きました。ありがとうございます。
AS道の駅つるた 到着
道の駅鶴田に着きました。昨年はふらふらでしたが、今年は余裕があります。でも昨年は時間は全然OKでしたが、今年はギリギリです。休憩もそこそこにして、進みます。
ここから先が長い!ひたすら国道339号線を下ります。
途中に、左側にソフトクリーム屋さんを見つけました。暑さと補給が欲しかったので、迷うことなく頂きました。
藤崎のイオンが見えてからも、長く感じます。3時50分が制限時間の藤崎エイドに着いたのは、3時過ぎでした。ちょっと余裕ができました。
CP13 スポーツプラザ藤崎到着
藤崎では、残念ながらリンゴジュースは売り切れ。「あと1時間早ければ…」とのことでした。
昨年は2時間以上早かったのに売り切れていたのに比べれば、今年はだいぶ長くあったようです。
残念でした。
ここから先は、新コースです。まっすぐ進み、道なりに進めばOKです。
黒石に向かって、進みます。時間は3時半頃。少し日が傾いてきました。正面が黒石のはずです。
地図をよーく見ると、道なりに右に曲がるのではなく、ひたすらまっすぐ進めば距離も短く、陸橋のアップダウンがありません。行けるのか不安でしたが、地元の方が自転車でまっすぐ行っていたので大丈夫だろうと思い、進みます。
踏切で引っ掛かりましたが、休憩時間と思えば問題ありません。
念のため途中で地図を確認し、間違っていないことを確かめて進みます。
すぐに、本来のコースに合流することができました。
おなかが空いてきました。この先に、ローソンがあります。昨年は冷凍ペットボトルが売り切れていた、ローソンです。
今年は冷凍ペットボトルではなく、冷やし中華を買いました。座って食べて、休憩です。
ここから先は、徐々に登りになります。踏切を超えても、まだ登ります。
突き当りを左折し、そのまま進んで黒石駅をぐるっと回りこむと、エイドがありました。
CP14 黒石駅前多目的広場到着
黒石エイドに着いたのは、制限時刻18時の50分前の17時10分。のこり2時間50分で11kmを進めばよいので、トラブルがない限りゴールできるでしょう。
黒石エイドでは、名物の「つゆ焼きそば」を頂きます。焼きそばをつゆで頂くという、画期的(?)なB級グルメです。
脇では、マッサージを受けている方が居ました。残りは10km、何とかなるでしょう。ということで、マッサージを受けることにしました。
順番待ちをしている間、いろいろ食べて飲みます。汗臭い体でしたが、嫌な顔をせずにマッサージをしていただいた方に感謝です。
ここでのんびりと40分以上滞在しました。気づくと関門閉鎖の午後6時を過ぎています。すでに到着しているのでアウトにはなりませんが、8時までにゴールしなければなりません。残りは10kmと思っていましたが、次のエイドまで5kmちょっと、その先は6km?とすると、12km?? 最後は信号があったよなあ、と考えると、ギリギリです。
まずい、と思い走り始めましたが、いきなりミスコース。早く曲がりすぎました。元のコースに戻り、こみせ通りを進みます。
坂を下って橋を渡ると、あとは一本道です。気合を入れて、走りました。踏切も引っ掛かるとまずい、と走って通過です。今まで考えると、どこにこのエネルギーが残っていたか、不思議になります。
CP15 田舎館役場前 到着
ここが、最終エイドです。帰ってきました。
昨年は、田んぼアートの見学のために建物に上りましたが、今年はそんな余裕もなく、また見学の時間も終わってしまいました。
ここからゴールまでは6km程です。 残りは1時間10分あります。そろそろ7時。日が沈みます。ずっと付き合ってくれた岩木山、ありがとう。
途中で一緒になった方と、ゴールを目指します。途中にいたおばあさんに、「私でもここから歩いても間に合うから大丈夫」と言われて、少しほっとします。
国道7号線を渡る信号で少し待ちます。まだ大丈夫。そろって進みます。
最後は年齢順ということで、時間差でゴールしました。最終関門閉鎖の3分前です。ギリギリでした。
その後は夜行バス
さくら野百貨店4階のお風呂に向かい、荷物を受け取ります。バスの時刻を確かめると、9時35分発でした。
さっさと風呂に入ります。日焼けの跡がくっきり付いて、風呂に浸かるとひりひりとします。
荷物を整理して、バス停に向かうと、すでにバスが来ていました。
ほぼ熟睡して、東京に着いたのは翌日朝7時。会社に向かう足はむくみ、疲れていて、階段が登れませんでした。