7月15日から16日にかけて行われた「第3回みちのく津軽ジャーニーラン」の188kmの部に参加しました。36時間、走ったり歩たりしていました。後半はほぼ歩きです。
いつものように、長い参加記となります。
こんなコースでした。
前日は、のんびり
当日、青森空港に11時過ぎに到着。バスで弘前に向かい、旅館に荷物を預けて受付会場の弘前文化センターへ。
途中で、お昼ご飯に豚肉のソテーを頂きました。
会場で受付をした後は、説明会です。
挨拶とコースの説明に続いて、津軽三味線の生演奏。迫力がありました。
開会式の後には、263kmnスタートです。今回のサプライズとして、16時半から、津軽太鼓の演奏がありました。
17時に263kmの部がスタート。暑い中、元気に走って行きました。
帰り際に、夕食。いわしのしゃぶしゃぶです。
午後8時ころには、就寝していました。
翌朝は4時半に起きて、旅館から会場までは歩いて5分程度。5時半に着いたら、もうたくさんの人が集まっていました。
ゆるゆると、暑い中スタート
6時にスタート。朝市の中を通りますが、ここは徒歩で進みます。
信号で止まると、まだ数分しか走っていないのに、汗が出てきます。暑いです。
弘前城に向かいます。今は工事中とのことで、お城の位置が変わっていました。
見事な天気で、これから向かう岩木山がくっきり見えます。
橋を越えてしばらく進んだ場所で、一緒に走っていただいた弘前公園RCの方々の見送りを受けました。
だんだんと上りになります。右手には岩木山。見事な晴れです。
岩木山神社を過ぎると、左手にゴルフ場があります。玄関前の駐車用は、ほぼ満車でした。暑いけど、ゴルフは盛況ですね。
第1エイド、嶽温泉に到着
歩道が左側に移り、右側の神社では例大祭の準備をしている場所を過ぎると、嶽温泉の看板がありました。ここを右折して、最初のエイド「嶽温泉」です。
まずは、持っている記録紙に到着時間を記録します。エイドの飲み物を美味しいのですが、お店の脇にあった湧き水が美味しかったです。
次のエイドのくろもり館までは、一旦下って登る形になる、と思っていましたが、実はしばらくアップダウンが続く道でした。
暑さで、平坦な道でも歩いたり走ったりになります。
鯵ヶ沢町に入ったら、しばらくして下りになりました。つづら折りの道を下ります。そして、丁字路。ここで、昨日の263kmと188kmのコースが分かれます。道には、白線が引いてあって間違うことなく進むことができました。
そして、登り。歩いて進みます。くろもり館の分岐点にはボランティアの方が居ました。
ここから1㎞弱の登りの往復コースです。下ってくる人とエールを交わしながら進みます。
くろもり館でエイド、と思っていましたが、白神の森を一周した後にエイド、とのこと。
湧き水で水分補給した後に、森へ向かいます。
全部歩きで進みましたが、マイナスイオンたっぷりで、気持ちの良いフィールドでした。ここで終わってもいいくらいでした。
第2エイド、くろもり館は森を一周した後でした
森を一周した後、時間計測してからエイドで休憩。メロンや素麺を頂きました。おいしかった!
ここからは、一気に500mの標高差を下ります。
下り切って、左手からの道と合流して右に進むと、左手のお宅で子供が応援してくれていました。頭からシャワーをかけてもらってリフレッシュ! ありがとうございました。
また、この先ではボランティアさんの私設エイドがあり、水分補給をさせていただけました。ありがとうございました!
更に進むと、左手のお店で、アイスを食べているランナーが3名! 私も一緒に頂きました。スイカバー、美味しかったです。
日本海が見えてきて、線路を越えると鯵ヶ沢も近いです。
「イカ焼きが美味しい」との事前情報で、しっかりいただきました。焼きたてで、美味しかったです。
第3エイド、日本海拠点館は風が強かった
しばらく進むと、第3エイドの日本海拠点館。腕に付けた計測器での初めての計測ポイントです。
座り込んで飲み物を頂きます。ほかにもいろいろと食べました。
風が強く吹いていて、汗冷えしてきたので早めにスタートです。
わさおの家を見た後は、ちょっとアップダウンがある道を進みます。
次の目標は、県道12号線に曲がる場所にあるローソンです。
このローソンでは、日陰で沢山のランナーが休んでいました。
一緒になった東京のタイガースファンの方から、ハイドレーションに氷を入れて冷やす方法を教えてきただき、早速実践。おお、飲み物が冷たい!
ここからは北に向かって進みます。すでに午後4時近いですが、太陽が照り付けて暑いです。平地でも走ったり歩いたりが続きます。気温は、26度を表示していました。
第4エイド、亀ヶ岡遺跡
ボーッとしながら到着したのが亀ヶ岡遺跡。コーラを頂きました。
亀ヶ岡遺跡のCPを過ぎてしばらくすると、日が傾いてきました。夕焼けがきれいですが、明日も晴れる、ということでしょうか。
景色は見事なのですが、走るには曇ってもらった方が好都合です。この前後で、背負っていたヘッドライトを装着しました。
次のエイドの間に、ファミマがありました。ここでも氷と水を補給。十三湖の簡易エイドを目指します。
簡易エイド、十三湖エイド
十三湖エイドは住宅地にありました。少し立ち止まり、水分を補給して再スタート。住宅地で、既に夜の9時を過ぎていたので、静粛に!です。
交通量もだいぶ減ってきて、走りやすくなりました。97km付近の新旧分岐で、あとから来た女性2人組に道案内をしていただき、進みます。
十三湖を越えれば鰊御殿まですぐ、と思っていましたが、意外と遠い。まずは国道との分岐にぶつかるはずなのですが、なかなか来ません。
ようやく交差点にぶつかり、左折します。ここからは往復コースなので、早いランナーとすれ違います。「お疲れ様」などと言葉を交わして進みます。
鰊御殿には、国道から左折します。まだかな?と思って走っていたら、すれ違うランナーから「あと1.4km」と声をかけて頂きました。GPS付の時計で記録を読んでくれたのでしょう、ありがとうございます。
ミスコースをすると、竜飛岬に行ってしまいます。曲がる箇所はどこだろう?と探しながら走っていたら、白線がありました!
下って細い道を進み、右側に大きく曲がって坂を上った先が、鰊御殿でした。
第5エイド、鰊御殿でシャワーと仮眠
到着して、まずは時刻を記録。その後、左手にある食堂でカレーを頂きました。しじみ汁も頂きました!美味しいし、塩分補給にもってこいです。
スタートで預けた荷物を受け取り、シャワーを浴びて、30分ほど横になります。あまり眠くはありませんでしたが、真っ暗な道端で寝ていると虫と車が怖いので、体を休めることにしました。
計画では、鰊御殿で3時間ほど、しっかり仮眠をとる予定でした。
しかし、涼しい夜中に前に進んでおいた方が良いだろう、ということで、1時間半の滞在で出発しました。
出発して、いきなりヘッドライトの電池切れ。予備の電池はずっとリュックに入れていたので事なきを得ましたが、新品のアルカリ電池で公称10時間もつはずが、4,5時間でなくなってしまいました。100均の電池は、ダメなのかなあ。
この先は、鰊御殿に向かうランナーとのすれ違い。先ほどと同じように、エールを交わしながら進みます。
鯵ヶ沢からの道と分かれた後は、真っ暗です。前後にランナーがおらず、不安になります。ヘッドライトの明かりに寄ってくる虫たちも、うっとうしい。歩いたり走ったりしながら進みました。
途中のローソンで、シュークリームと水を補給。店内は冷房が効いていて寒く、外で食べていました。
ローソンから次のエイドまでは16km程度。ほぼ歩いているので、キロ10分で計算すると3時間弱で到着する計算です。
途中の道の駅で、休んでいる人もいます。トイレもしっかりありそうでしたが、ここは通過しました。
真っ暗の中を進みます。たまーに後ろから音がすると、ランナーだったりします。
坂を下ってくると、263kmコースとの合流点です。ゼッケンで200番台までが263kmのランナー。抜かれたり抜いたり。2昼夜走ってもハイなのが
4時ころになると、明るくなってきます。
説明会では、役場の移転があったものの古い看板が残っており、それに従うとミスコースだと言っていました。正しくは、大きなスーパーマーケットを曲がるとのことでした。
「津軽中里駅 左折」の看板が見えてきて、エイドが近づいてきたのがわかりました。それと同時に、この先は鉄道に沿って進むので、リタイアも容易であることに、ほっとしました。
第6エイド、パルナスでホットコーヒー
そして、一直線の道の先に、やっとパルナスのエイドです。
パルナスには、エマージェンシーシートを敷いた仮眠場所があります。寝ようか、と思いましたが、それ程眠くもなく、また暑くなる前に進んでおきたいので、温かいコーヒーを頂いて目を覚まし、いなり寿司を食べて先に進むことにしました。
次のエイドの金木物産館までは、比較的短い7.9kmです。
すっかり夜が明けて、右手に岩木山を見ながら進みます。あの山を向こう側を回ってきたんだなあと思うと感慨深いと同時に、今日も良い天気で、暑くなるんだろうなあと思うと、ちょっと落ち込みます。
左手に溜池があります。平地で川が無いため、灌漑用に作ったのでしょうか。
金木町観光物産館へは、国道を左に曲がる必要があります。「線路を超えたら左」と覚えていました。
左折の場所には、しっかり白線が引いてありました。次は、右折。向こうで手を振っているのが見えました。金木町観光物産館です。
第7エイド 金木町観光物産館で、太宰の家の立派さに驚く
ここは、太宰治の記念館の向かいにあります。カップラーメンを頂いて、エネルギー補給。コーラも飲みました。
次の「道の駅つるた」エイドまでは、20km近くあります。ちょうど中間地点の、ファミリーマートをターゲットとして進みます。
国道339号線のバイパスが完成しつつあるのを見ながら、道なりに左へ。しばらく進むと、国道101号線との立体交差です。
道なりに右に進んでしばらくすると、右手の対角線にファミマが有りました。ここが目印です。
ファミマに寄ろうかとも思いましたが、この先にコンビニはたくさんあるし、信号待ちも面倒なので、そのまま左折して進みます。
津軽鉄道をくぐると、整備された道が続きます。ローソンが左側にあったので、ここで休憩です。
暑いので、2リットルの冷えたペットボトルを買って、1.5リットルをハイドレへ、残りを頭からかけます。気持ちいい! 朝食用にサンドイッチも食べて、気持ちを入れ替えます。
すでに8時を過ぎて、暑くなってきました。そして、橋を渡って五所川原の町並みを抜けると、周りには何もなし。ぼーっとなりながら進みます。
次のエイドまではノンストップの予定でしたが、熱中症気味かなあと感じたため、道路の向こうのファミマへ。
今まで買ってきたかち割り氷をハイドレーションに投入し、冷凍のアクエリアスも買いました。これは、各所を冷やすためです。
すでに150kmを過ぎて、ほとんど走らずに歩いています。そのため、500mlのペットボトルを手に持って、首筋や脇、足の付根などを冷やしながら進みました。
ファミマから道の駅つるたのエイドまでは3km。冷凍のペットボトルがほとんど溶けた頃に到着です。
第8エイド、道の駅つるた。午前10時、暑い!!
日陰のエイドに座り、素麺を頂いて再びスタート。ずっと真っ直ぐな道、そして照りつける太陽。3kmほど進んで、再びファミマで氷と冷凍アクエリアスをゲット。ついでに冷えたシュークリームも食べました。
岩木山が、横に見えています。
そして、次のエイドの目印となるイオンの建物が見えてきました。おお、やっとエイドだ!と思いましたが、ここから先が長い! 全然イオンに近づきません。
簡易エイド スポーツプラザ藤崎で、りんごジュースのはず
やっとイオンをすぎると、スポーツプラザ藤崎の簡易エイドに到着です。聞くところによると、りんごジュースがあるそうですが、残念ながらすでに売り切れ。暑いから仕方ないですね。
国道7号線を少し走り、黒石市に向かって左折。前後にランナーが居て、ミスコースする心配はありませんでした。
競輪の場外売り場を通過し、踏切を渡ります。歩道が無く、車の往来も多いので、慎重に歩き(走り)ます。
こ線橋からは、やっぱり岩木山。
この先のコンビニでも休憩。なんと!冷凍アクエリアスと冷凍カップ氷が売り切れ。この暑さなので、ランナー以外にもたくさん買っていったのかもしれません。
地図を確認して、「突き当りを左折して、2本目を右折」とおぼえて再スタート。黒石市へは、期待に反してやや登りの道でした。
第9エイド 松の湯交流館では、名物つゆ焼きそば
大きな蔵を左手に見て進むと、待望の突き当りがありました。
予定通り左折、右折すると、前方にエイドが見えてきました。黒石の松の湯交流館です。
黒石名物のつゆ焼きそばを頂き、アイスクリームも食べました。綺麗なトイレを借りて、頭から水をかけてもらって、残り10km進みます。
登った分だけ下ると、後は平坦な道。踏切を渡ってしばらく進むと、最後のエイドの田舎館役場です。
第10エイド 田舎館役場前で、田んぼアート
この時点で3時前。せっかくだからと、田んぼアートを見てきました。
この先、地元のランナーから応援をもらい、進みます。
最後も、しっかり岩木山が見えました。
ローソンを通過すると、ゴールは近い。最後は白線に従って、さくら野百貨店に無事に到着しました。
無事にゴール、そして温泉、夜行バス、仕事(泣)
4階の温泉で荷物を受け取って、入浴。脇の擦れた場所が染みるか、と思ったのですが、それほどではなかったです。
1階でお土産を買った後は、温泉の係員に聞いていたコインランドリーで洗濯。途中にあったラーメン屋さんで夕食を食べ、再びさくら野百貨店に戻り、その日の夜行バスで東京浜松町に向かいました。
バスでは熟睡。翌日の仕事も熟睡しそうでした(?)。
コメント
青森西半分をぐるっと回るような大会なのですね
道中の写真を見ると膝にテーピングをされている様子も
見えますが、やはり身体にもかなり負担がかかるのでしょう
しかも夜行で帰ってそのままお仕事とは大変です
大会から1週間以上が経ちましたが、お体の方は大丈夫でしょうか
ありがとうございます。しばらくは体がだるいような感覚もありましたが、だいぶ復活しました。
100kmオーバーの大会は、年に1回くらいにしたいですね。