マッシュアップというカタカナワードの意味が良くわからなかったが、cnetの記事を読んでイメージがつかめた。
Webの部品を持ってきて、お客さんがの要望に合わせることするのがマッシュアップだろう。いうなれば、Web上のシステムインテグレーション。通常のSIとの違いは、部品がWebベースの無料配布品であることと、お客さんが一人で無いことだろう。
だとすると、マッシュアップの肝は、如何にお客さんのニーズを捉えているか、に尽きる。そして、そのニーズが広いかどうかで儲かるかどうかが決まる。SIでは、あるシステムの納入で特定の顧客との関係が始まり、顧客の要望を聞きながら周辺のシステムも手がけて規模を拡大する。
ならば、投資家がマッシュアップ提供企業に資金を出すかどうかは、筋の良いお客さんをつかんでいて、それらが拡大することか否かに依存する。地図(google)や書物(amazon)というプロダクトベースのマッシュアップではなく、例えば、金融資産5000万円以上の顧客に対するマッシュアップを何らかの差別化要素(顧客との関係でも良い)の基に提供してしており、顧客に対するサービス提供ロードマップが見えている(かつ納得できる)のであれば、資金調達は可能だろう。
但し、通常のSIと違いは顧客の顔(属性)が見えにくいこと。これを定義できれば、事業が広がるはずだ。
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