ドメイン登録を核にした付加価値の提供

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GMO、ドメイン登録事業者のソリスを子会社化という記事があった。

GMOインターネットはドメイン登録サービス「お名前.com」を展開している。同社によれば、.jp/.com/.net/.orgドメインの登録数はアジア最大という。
ということなので、なぜ買収したかが良くわからなかったが、ソリスのサイトを見たら理由が推測できた。

  1. 「お名前.com」は個人やSOHO向け、ソリスはそれよりも大規模な企業向け。 そのため、お客様からの引き合いが自社に適合しなくても、他方を紹介するような相乗効果が期待できる。両者で市場を棲み分けており、重複部分がない。
  2. 企業向けの方が、ドメイン登録に関連するサービスを提供するビジネスチャンスが多い。一方、個人向けのドメイン登録関連サービスは、ISPやレンタルサーバなど、さほどスキルが必要でなく競合が多数存在する事業が多い。 言い換えれば、周辺ビジネスは企業向けのほうが美味しく、個人向けはあまり美味しくない。
1+1=3になる相乗効果と、更なる成長市場をに向けての買収だとわかった。単にドメインを登録するだけならば過当競争の市場であるが、それにプラスアルファして顧客(特に、お金で時間を買う感覚のある企業の顧客)に「ホールプロダクト(byキャズム)」として提供すれば、まだまだ十分成長できる市場なのだ。

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このページは、thikが2005年7月13日 00:18に書いたブログ記事です。

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