市川市立図書館から、「ランニング登山」という本を借りました。
副題は「もうひとつの山登りの刺激的世界」とあります。
原著は、下嶋渓さん。大学教官で、ランニング登山(快速登山)の第一人者でした(残念ながら、1999年にマッターホルンの滑落事故で死去されたそうです)。
一旦は絶版になったようですが、内容に共感された松本大さんが執筆協力して復刊になりました。
松本大さんは、「スカイランナー」であり、私が先日参加した「スパトレイル」のプロデューサーの一人です。
本書は「快速登山事始め」「ランニング登山への招待」「山を走る技術」「医学的・生理学的な面から見た山岳走」「シューズ・装備・食料」「ランニング登山雑学」の各章から構成されています。
各章の終わりには、下嶋さんが快速登山を実行したルートや、所要時間、感想などが書いてあります。
大学の先生らしく、数式を使って分析している個所もありました。
当時は山を走ることは奇異の目で見られていたようですが、今はトレイルランが普及し、「スカイランナー」が活躍するVK(バーチカルキロメーター。標高差1000mを走り切る)大会も各地で行われるようになりました。日本スカイランニング協会が普及活動を行っています。
日本のユースが世界選手権で銀メダルを取ったと、日本スカイランニング協会のページに書いてあります。
いろいろなスポーツが増えてきています。山を走る、それも距離を走るトレランではなく垂直方向に登るスカイランニングというのも、面白そうです。
(しんどそうですが)