第3回みやぎ湯めぐりウルトラマラソン 60kmの部 参加記

みやぎ湯めぐりウルトラマラソン 60kmの部の参加記です。いつものように長文です。

まずは前日

受付は金曜日なので、会社を休む必要があります。いつもの通勤の時間に、旅行気分で電車に乗りました。

行きは新幹線

行きは新幹線です。いろいろと安い切符を探した結果、モバイルSuica特急券の「スーパーモバトク」が最安でした。
仙台まで、約9000円です。2時間で到着です。

仙台駅では、小エビが載った駅そばを食べて、カーボローディングです。

仙台駅そば(上天そば)

まずは、日帰り温泉で一風呂

青根温泉に向かう前に、泉にある「竜泉寺の湯」で、くつろいできました。
「プレゆめぐり」ですね。

竜泉寺の湯

専用バスで青根温泉に到着

仙台駅に戻って、専用バスでスタート会場の青根温泉に向かいます。仙台駅では8割程度の座席が埋まり、途中に寄った秋保温泉でほぼ満席になりました。

宿の「青根温泉 流辿に着いたのは3時前でした。

まず、温泉!

3時半からアートスポーツの鈴木さんによる「完走講習会」があるので、早々に着替えてお風呂に入ります。

どうやら一番風呂。縁起が良いです。

男性は、内風呂と露天風呂が別になっています。露天風呂にも少しだけ入りました。

アート鈴木さんの完走講習会

アート鈴木さんの完走講習会では、ためになることを沢山教えてもらいました。

  • 前半のエイドでは補給食が少ない場合があるが、前半から固形物を積極的に摂る。
  • 暑い時は、飲み物で冷やすのではなく、外(皮膚)から冷やすようにする。内臓が冷えるとダメージが大きい。
  • 手首を下げて、引くようにすると、腕振りが良くなり、肩甲骨が動いて腰が自然に前に出るようになる。
  • 疲れてくると目線が落ちるが、前の人の背中を見て目線を上げて姿勢をよくするようにする。
  • 下りは足を真下に着くようにして、負担を下げる。

特に、「手首を下げて、引くようにする」というのは初耳でした。翌日に試してみると、確かに腕が良く振れて、それにつられて腰が前に出るようになります。いいことを聞きました。

鈴木さんは、塩熱サプリ24個入りを持って走るそうです。100kmの大会の場合は、13~14個を使って、痙攣(つり)の防止をしているとのことでした。

露天風呂 2回目

講習会が終わって、夕食兼懇親会まで1時間程度あります。もう一度露天風呂に入りました。

「寝湯」で寝転ぶと、空が見えます。千歳から羽田に向かう飛行機が、いくつか見えました。

夕食は上品なお膳で

食事は、部屋ごとにお膳で頂きます。お上品な食事でした。

 

当日、スタートまで

翌日も朝風呂に入って、7時から朝食です。

 

ご飯をお代わりして、カーボローディングです。

ゆっくり食べても、まだ余裕な10時スタート

スタートは10時なので、食後に昼寝ができます。作並温泉からのスタートした部門は、今頃どこを走っているんだろうなあ、などと考えて、うとうとしていました。

8時半頃に、3回目の露天風呂に入ってから、着替えました。

暑さ対策で、ハイドレーションに、氷

予想最高気温が30度です。暑さ対策が必要です。
最近、よく使っている「ハイドレーションに氷を入れる」方法にしました。
当初は遠刈田温泉を下ってからのコンビニで給水ならぬ給氷する予定でした。
しかし、旅館に氷があることがわかって、ここから氷を背負っていくことにしました。

そのほかに持ったものは、

  • ヘッドライト
  • マイカップ
  • 200mlのボトル
  • 粉あめ 100kcal3つ
  • タオル

です。
粉あめは、以前の大会でもらったものを持ちましたが、今回も受付で頂きました。

靴下は、「ナノグリップ」

靴下はテイジンの「ナノグリップ」です。

ナノグリップ 5本指靴下

ナノグリップの5本指靴下は、未発売品です。9月20日から販売らしいです。
私は、6月に参加した「南砺100キロマラニック」で、テスターを募集していたのに応募したときのお礼として頂いたのでした。

ナノグリップは、グリップが良くてマメができにくい

「南砺100キロマラニック」で使ったときには、グリップが良くてマメができなかったことに感心しました。
その後、「みちのく津軽ジャーニーラン」の263kmでも使いました。「みちのく津軽ジャーニーラン」でもマメはひどくなく、私の中では高評価の靴下となりました。

蒸れそう&耐久性に難あり?

ただし、蒸れがちなので、雨などの場合はいまいちかもしれません。また、合計で400km弱走ったのですが、かかと脇とつま先に小さな穴ができていました。耐久性はあまり望めないのかもしれませんね。

今回のコースも、アップダウンがあり、特に下りを走ると足がずれてマメができやすいのですが、この靴下で防ぐことができれば、と思って使いました。

スタートはコース脇

旅館を出て、坂を上ってコースに向かいます。60kmのコースは、105km等のエイドとなった「じゃっぽの湯」の脇からスタートです。

濡れたタオルを首に巻いて、冷やしながらスタート地点まで歩きます。

到着したのは9時50分前です。作並温泉から走ってきた人々が通過していきます。急坂を上ってきて疲れているはずですが、笑顔が良いですね。

スタート!から遠刈田温泉まで

60kmの部は、10時ちょうどにスタートです。

最初から登り、歩きます

いきなり登りになります。ウォームアップを兼ねて、ゆっくり歩きながら進みます。私の計画では、ここはキロ12分で設定しているので、歩いてもOKです、というか走れません。周りの景色を楽しみながら進みます。

途中の「湯神神社」。青根温泉の神様が祭ってあるのでしょうか。

湯神神社

「物見岩」です。登ると景色が良いのかもしれませんが、残念ながら余裕がありません。

物見岩

最初のエイドで、ずんだ餅

50分くらい歩いて、登り切った地点が最初のエイド「紅葉台」です。ここには、ずんだ餅がありました。
オレンジ、グレープフルーツもおいしかったです。

ここから峩々温泉までは下りになります。急な下りで、足に負担がかからないように抑えめで下ります。

峩々温泉は、通過。いつか入ってみたいですね。

 

下った後は、登りです。蔵王町に入りました。

エコーライン駐車場では、「梨」

登り切ると、エコーライン駐車場のエイドです。むいていただいた梨が美味しかった!です。

トマトもパクパクと頂きました。そして、重要なのは塩!つまんで舐めます。

この時点で、背中に背負った氷がほとんど解けていました。重くなるだけですが、途中で下ろすのも面倒です。

ここからは、蔵王がくっきりと見えていました。

エコーラインを下ります、でも抑えめに。

この先は、エコーラインです。遠刈田温泉エイドまでの8kmを一気に下ります。
峩々温泉までの下りに比べると緩やかで、走れます。ですが、気を抜くと飛ばしすぎてしまいます。
足に負担がかからないように下りたいのですが、前ふとももがすでに疲れているのがわかります。

途中、「蔵王古道」と何回か交差しました。

これを下っても遠刈田温泉に着くのだろうなあ、トレイルも楽しそうだなあ、と思いつつ、普通に舗装道路を下ります。

ミドルコースとの合流点には、大きな鳥居がありました。

ここからは、緩やかな下りとなります。走りやすいのですが、暑さも増してきました。

無事に遠刈田温泉に到着。予定より15分くらい早かったです。

大切な目的:遠刈田温泉に入浴!

ボランティアさんから入浴券をもらって、「神の湯」に入浴!です。

中には「ぬるい湯」と「あつい湯」があるのですが、「ぬるい湯」でもかなり熱い!でも、汗のベタベタが取れていい感じです。

最後に水シャワーを浴びました。冷たくて、気持ちいい! 残り45kmへの気合が入ります。
というか、まだ15kmしか走っていないのに、これほど疲れていて、またくつろいでしまって大丈夫なのでしょうか。。
(105kmのコースでは、ここが60km地点です。中間地点で荷物を受け取り、リフレッシュするには最高のポイントです)

神の湯のエイドステーションでは、卵かけご飯を頂きました。

神の湯で、卵かけご飯

椅子に座ってパクパク食べられました。朝食にご飯3膳頂きましたが、食べられます。
まだ、内臓は大丈夫そうです。

遠刈田温泉から、みちのく湖畔公園(17時関門)まで

時間は1時近くになりました。暑さが増してきました。再出発です。

予定では25分の滞在でしたが、遠刈田温泉には30分以上居ました。下りで飛ばしたので貯金がありましたが、ほぼなくなりました…

しばらくは、緩い下り

次のエイドまでは8km弱あります。道はずっと緩やかな下りなので、走ろうと思えば走れる距離です。
この区間は、キロ7kmで計画してありましたので走らないと、です。

同じペースで、トボトボ進みます。すでに氷が解けたハイドレーションから給水すると、水が甘く感じます。青根温泉の水が美味しいのかもしれませんが、塩分が足りていないのかもしれません。

アート鈴木さんは塩熱サプリを摂ると言っていましたが、私は岩塩のタブレットを携帯しています。

これを一粒食べました。

フレスコキクチエイドで、コーラの旨さに感激

蔵王の街中に近づいてきました。フレスコキクチのエイドです。

コーラとスポドリを何杯ももらいました。かんきつ類もおいしかったです。

私は、大会の時だけは、コーラを飲みます。なぜでしょうね?

ここから先は、約5㎞間隔でエイドがあるはずです。ゆっくり進みます。

少し先が、蔵王町の役場です。「梨まつり」をしていて、大勢の人が来ていました。横目で見ながら通過します。

ここから先は、いくつかの右左折がありますが、誘導員が居て間違えずに進むことができました。

円田中学校のエイドは、確か高速道路に沿ったら1,2kmだったよなあ、と思いつつ、前のランナーが自販機で冷たいものを買っているのを目の当たりにして、私も吸い寄せられるように自販機にコインを入れていました。炭酸でリフレッシュできます(でも、500mlはちょっと多かったかな)。

走りながら飲むのは難しいので、早歩きで進みます。左の空地に、やっとエイドが見えてきました。

円田中学校のエイドで、粉飴を摂る

ここで、粉あめ1つを食べた記憶があります。粉あめはベタベタするので、すぐにゴミ箱があるエイドステーションでないと食べにくいのです。

次のエイドは「道の駅村田」。おととしはプリンがあったよなあ、その時と少しコースが変わっていたよなあ、と思いつつ進みます。

工場手前の何もないところを右折するのですが、ここにもしっかり誘導員が居ました。炎天下の中、じっと立っているのも大変でしょう。ありがとうございます。

高速道路を越えるので、登りです。しっかり歩きます。そして、下り。とぼとぼ走ります。

左手に道の駅村田が見えていますが、下ります。ということは、登り返すんだなあ、と思いながらも下るしかありません。

登って、更に歩道橋を渡って、道の駅村田のエイドに到着です。

道の駅村田では、「たまごぷりん」!

そして、無事に食べられた「たまごぷりん」! おいしかったです。

たまごぷりん

ここでは、ハイドレーションに氷を入れていただきました。3時を過ぎているので、だんだんと暑さは収まるはずですが、この先の登りを歩くことを考えると冷たいものがあったほうが良いと思いました。

ここからの登りが踏ん張りどころ

時間を確認すると、ほぼ予定通り、そして一昨年ともほぼ同じです。ということは、残りをキロ8分で走って、10分しか余裕がありません。
おととしは、この先で、関門の時刻通りに走っているマーシャルとデッドヒート?をしました。
食らいついていかないと関門アウトになるので、必死でした。

今年は、マーシャルは見当たりませんでしたが、でも余裕がないのは同じです。走れるところは走ります。

左折して登りに向かう道の誘導員は、こちらに走ってきて誘導してくれました。ありがとう!

直前道路では点々とランナーが見えます。みな、しんどそうです。ここが踏ん張りどころです。

次のエイドまでは登り基調です。速足とランを混ぜながら、少しでも先に進むようにします。

三叉路エイドは、短時間で通過

登り切ったところが三叉路のエイドです。やっと40kmですが、気分的には80kmです。この天気で100kmを走るランナーを尊敬します。

おととしはマーシャルに追われていたので、このエイドは1分も滞在していませんでした。
今回も同じく、1,2分で通過です。

これは、エイドを通過した後の写真です。時間は4時で、だいぶ日が傾いてきていますが、でも暑かったです。

あとは下りと思っていたが…

この先はみちのく湖畔公園まで下りと思っていて、キロ7分で計画していました。しかし、しばらく緩い登りが続きます。まずい!と思い、ゆっくりでも走るようにしました。

ゴルフ場の脇を下り切って、平坦な道が続きます。アート鈴木さんが「電柱走り」と言っていた、目標を決めて走りと歩きを混ぜて進むことにしました。

そして、みちのく湖畔公園に到着。関門の20分前くらいだったでしょうか。ギリギリです。

みちのく湖畔公園からゴールまで

一昨年は、ここから10kmを2時間で進めばよかったので余裕があったのですが、今年は15kmを2時間で進む必要があります。相変わらずギリギリです。

ミスコースに気を付ける

スポドリとコーラを何杯かもらって、進みます。ここから先は経験のないコースです。ミスコースしないよう、周りの人を見失わないように、走ります。

ルートは、翌日のマラソン大会とコースと重なっているようで、いくつか看板がありました。

ここは、蔵王のビューポイントです。が、あまりよく見えませんでした。

最後のトイレがあるエイドを通過します。5時28分通過で、予定より2分だけ早いです。ギリギリ、ギリギリ。


(白線は、明日の大会用です)

湖岸の緩やかな下りを走る

橋を渡って、鎌房湖の北側を走ります。緩やかな下りのようで、なんとか走ることができました。

途中では、ボートの拠点がありました。明日のランニング大会は、ここが折り返しと駅伝の中継所です。

最終エイドに到着

やっと、最後のエイドの釜房ダムに到着です。

ここには、豆腐がありました! 60kmの部は途中からスタートなので食べられませんでしたが、ここにあるとは! しっかりいただきました。

そして、反射タスキを貸していただき、残り5.6kmに向かいます。残り1時間あるので、キロ10分でOKです。ゴールできる目途が立ってきました。

ヘッドライトも装着しました。

少し下って、登りです。ライトをつけて、慎重に進みます。

歩道が出てくると、ゴールはもうすぐです。

無事にゴール

左手に秋保温泉の建物が見え、2回左折すると、ほぼゴール。なんとか制限時間内に到着しました。

今回は、「牛タン券」があります。炭火で焼く牛タンを頂けます。

 

ビールとともに、美味しくいただきました。

荷物を受け取って、後泊の「KYOU」に送迎してもらいます。

KYOU(きょう)BAR LOUNBGE & INN 宮城県仙台、秋保温泉の隠れ宿。全103室、気軽に宿泊できるローコストタイプのベッドルーム

後泊の宿では、後夜祭

お風呂に入って、後夜祭です。

 

美味しく楽しくいただきました。

3日目:秋保温泉を満喫

朝は、ホテルで朝風呂です。

ちょうど、誰もいませんでした。

8時ころ朝食を頂きます。和食(お惣菜)と、洋食(クロワッサンと目玉焼き)のコラボでした。

牛乳が美味しかった!

秋保温泉公衆浴場へ

部屋をキープしたまま、9時ころに公衆浴場に向かいます。
300円で、熱い湯を堪能しました。

10時ギリギリにチェックアウトして、温泉街とは逆方向に向かいます。

公園と、温泉

湯元小屋跡自然公園と、「市太郎の湯」に入ります。

 

自然公園の中には、池や小さな滝、そして足湯もあります

  

市太郎の湯には、2か所の露天風呂があります。湯はわずかな黄色で、くつろぐには最高!です。

秋保温泉の市太郎の湯
(写真は、パンフレットから頂きました)

帰路は、バス

市太郎の湯」の目の前の「木の家前」バス停から仙台駅に向かいました。

帰りは、値段重視の高速バス。 13時に仙台を出発して、途中少し渋滞に巻き込まれて19時に新宿に着きました。

まとめ

最高気温が30度と、かなり暑い大会となりましたが、前日と翌日含め温泉を満喫することができました。
アットホームでとても良い大会です。機会があれば、また出てみたいです。

おわり。

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