5月20日の土曜日に、三浦半島みちくさウルトラマラソンの60kmの部を走りました。いや、歩きました。きれいな景色を見ながら走り、食べ、一日たっぷり遊べました。
その時の記録です。長文です。
スタートまで
千葉県からは、京成電鉄と都営地下鉄、京浜急行で三浦海岸駅までは一本の線路でつながっているが、乗換は必要。
2時間以上かかって、8時過ぎに三浦海岸駅に着いた。
駅からは会場まで歩いて10分もかからない。すでに、日差しは暑い。
ゼッケンと計測用チップは事前送付だが、受付で参加賞を引き換える。Tシャツと三浦海岸の蕎麦とわかめなどを頂く。
着替え、と言っても上に羽織っていたものを脱ぐだけ。2Lのペットボトルの水をハイドレーションに移し、準備完了。
荷物預けは、自分で棚に置く方式。湘南国際マラソンと同じだ。
会場の仮設トイレが混んでいるので、ちょっと離れた常設トイレへ。戻ってきたら、開会式が始まった。
スタート!
ゆっくり無理せずに~ということで、スタートもゆっくり。
最初は、国道わきの駐車場を走る。
その後は、国道134号線の左側をほぼ1列で進む。追い越しはあまりできないが、周りと同じペースで走っているので問題はない。
久里浜に向かうときに、ちょっとした登りがあった。すかさず歩く。今回は無理をしない。
歩道橋を渡り、国道からそれると、神明公園。最初のエイド、「夫婦橋エイド」だ。
第1エイド:夫婦橋エイド(7.3km地点)
エイドは大繁盛。期待していたノンアルコールビールは、ギリギリで売り切れ。残念。
まだまだ先があるので、オレンジを少し頂いて先に進む。
交差点で、アミノ千葉のメンバーと出会う。しばらく並走させていただいた。
東京湾フェリーを過ぎると、海が見えてきた。
景色だけは気持ちが良いが、暑い。海に飛び込みたくなる。
第2エイド:野比海岸エイド(12.4km地点)
2番目のエイド「野比海岸エイド」に到着。
トイレで顔を洗う。すでに汗で塩だらけだった。
このエイドでは、海軍カレーパンと、塩キャベツがおいしかった。
この先、海岸線の整備された場所を走る。日差しはきついが、風があるのでそれ程つらくはない。
再び国道134号線に合流し、スタート地点に戻ってくる。
途中で、ウインドサーフィンの練習会らしきものを見かける。やったことはないが、楽しそうだ。
第3エイド:三浦海岸エイド(16.6km地点)
スタート地点近くで仲間の応援をもらい、スタート地点に戻ってきた。ここは3番目のエイド「三浦海岸エイド」になっている。
列にひとが並んでいる。何だろう?と思って聞いてみると、素麺だそうだ。 すかさず並ぶ。
中のテントでは大忙しで作っている。暑い中、頭が下がる。
エイドを出て、三浦海岸を過ぎると、海岸線のにぎわいが落ち着く。ちょっとアップダウンがあるが、走れないほどではない。
鳥が漁港の上を飛んでいた。水揚げの余り物を狙っているのだろう。のどかな風景だ。神奈川県って、もっと都会だと思っていた。
東京湾の向こう側に千葉県を見ながら坂を下ると、そこが20km地点。
20kmの通過時間が11時50分なので、キロ8分半のペースで進んでいることになる。ほぼ、予定通りだ。
激坂を歩いて登ると、折り返してくる人とすれ違う。先に進むと、剱埼のエイドがあった。
第4エイド:剱崎エイド(23.9km)
ここでは、お豆腐を出している。2種類あり、両方とも頂いた。
ちょっとしたアップダウンを繰り返して、再び海岸線へ。干潮に近く、ごつごつした岩場がむき出しになっていた。
城ケ島大橋を渡って城ケ島に向かう。車は有料だが、ランナーは無料。ほかにも歩いている人がいた。
橋の上から見る島の風景は、天気が快晴のためもあり、見事。
第5エイド:城ケ島公園エイド(32.3km)
城ケ島公園のエイドに向かう途中、群馬の友人とすれ違う。上りで歩いていたのが見つかってしまった(笑)
城ケ島公園のエイドは、城ケ島公園の一番奥にあった。 おいしいパンケーキを頂く。ラスクもおいしかった。
公園の芝生では、寝転んでいる人も。気持ちよさそうで、思わず1時間ほど寝たくなった。
城ケ島公園で、ほぼ半分。これから後半戦だ。
城ケ島公園からは、城ケ島灯台の方向に少し往復する。未舗装で、土煙が上がる。左手には見事な景色が広がっている。
城ケ島大橋を戻り、橋の下を通って、三崎港のエイドに到着。この間は5キロ弱で、一番短い区間だ。
第6エイド:三崎港エイド(36.8km地点)
三崎港のエイドは、「うらり産直センター」の奥にある。土曜日の昼過ぎとあって、人が一杯だ。
エイドでは、餅がふるまわれていた。体力回復のために沢山いただいた。
ジャグに入った冷えた麦茶もあり、これもありがたくいただいた。
三崎港エイドは、マリーナの脇にある。うーん、ボートで昼寝もいいなあ。
きれいな建物の中でトイレを借りて、先に進む。
三崎港から先は海岸線を見ながら、アップダウンが続く単調な道となる。
途中で、八王子のランニングクラブの私設エイドにお世話になりました。ありがとうございました。
県道26号線に合流した後は、ずっとだらだらと上り坂。そのため、歩きが続く。
この区間が一番苦しかった。
第7エイド:引橋エイド(42.7km地点)
登り切ったところが、「引橋エイド」。42.7km地点だ。
ぶっかき氷がおいしかった。ボランティアのおじさんが、アイスピックで氷を削っていた。
天草ゼリーと梅おにぎりを頂いて、補給。
かぶり水をして、体を冷やしたのち、次のソレイユの丘エイドに向かって進む。
ここから先は緩やかな下り。下りだからか、または少し日差しが緩やかになったためか、走れるようになる。
この時点で3時半。予定より10分くらい早いペース。
第8エイド:ソレイユの丘エイド(48.5km地点)
坂を歩いて登って、「ソレイユの丘」エイドに到着。観光地で、家族連れなどもも沢山いる。
ここでは、塊から切り出したハムを挟んだサンドイッチと、冷たいクラムチャウダーを頂いた。
よく見ると、売店で「市内関口牧場直送ソフトクリーム」が売っていた。暑かったし、補給という意味で、ひとつ頂く。おいしい!
持っていたショッツも食べて、ラスト12kmに向かう。
この先、100kmの部は、距離稼ぎのためか、ちょっと往復があった。
終盤での遠回りは、ちょっとこたえるだろう。
陸上自衛隊の脇を通る。林交差点を曲がる時に、向こうから自衛官が来る。不審者と思われないか、ちょっと心配。
第9エイド:林交差点エイド(54.2km地点)
三浦縦貫道路をくぐり、その先を曲がると、最後のエイドがあった。
ポテトサラダや漬物、玉子焼きをもらう。
ここからゴールに向かっては、三浦半島を横断する。上りが続いたあとは、丘が広がっている。
道が下りになると、三浦海岸が近い。
京浜急行の高架をくぐると、海岸線に出た。スタートの時に通った場所だ。
日も傾き、海岸線で遊んでいる人も減った。
ゴール!と思ったが、ゴール待ち。一組ずつ写真を撮っているので、前の組とかぶらないようにするためだ。
無事にゴール!
無事にゴールして、漬け丼を頂く。マグロはやっぱり美味しいです。
ゴールでは漬け丼のほかに素麺も頂けました。素麺は御代わり自由だそうです(笑)
ゴールでは、群馬の仲間にもお会いすることができました。
まとめ
久しぶりの超長距離のラン。そして、2週間後に100kmが控えており、更に、直援で足を痛めてしまって臨んだ大会。
参加を取りやめようか、とも思いましたが、出場できてよかったです。
景色のすばらしさと、出会えた仲間に感謝です。