2017年7月22,23日に行われた夜叉が池伝説マラニックに初参加しました。初日が45km、2日目が90kmの、合計135kmの旅です。
天気にも助けられて、なんとか完踏できました。
2日間に渡ったマラニックのメモを記しておきます。長いです!
スタートまで
岐阜県の大会なので、千葉県からは前泊や後泊なしで参加できます。
東京駅を7時ころに出発する新幹線に乗って、名古屋と大垣駅で乗り換えです。
大垣で時間があったので、ロッテリアで朝ごはん。乗り換えた養老鉄道は3両編成で、ガラガラでした。
広神戸駅から会場までは10分程度です。駅前の歓迎が、素晴らしいです。
受付を済ませて着替えていると、開会式の時間となりました。
龍の舞、夜叉姫の歓迎を受けて、370人が一斉にスタートです。
まずはお参り
まず、日吉神社で安全祈願をします。太鼓の歓迎を受けました。
夜叉堂にも寄ります。無事に夜叉が池まで到達できますように。
山に向かって
田んぼを横切り、西に向かいます。歩道を進むと、給食ポイントがありました。冷えたキュウリが美味しいです。
右折して山端の道に入ります。アップダウンがあり、登りは無理せずに歩いたり走ったりで進みます。
霞間ケ渓のエイドがにぎわっていました。給水と給食をして、先に進みます。
あたりは茶畑です。上空にはパラグライダーが。気持ちよさそうですね。
下界がきれいに見えますが、走っていると暑い!この先、どうなるのでしょう??
私設エイド、沢山!
キャンプ場前に私設エイドがあり、ありがたくいただきます。
下り切ったところにも私設エイド。氷で冷えた水を頂きました。生き返った!感じです。近くの公衆トイレにも寄って進みます。
この先にも、いくつかの私設エイドがありました。暑い時に冷たいものはとてもうれしかったです。ありがとうございました。
エイドでおいしいものを頂く
橋を渡ると、すぐに市場のエイドに到着です。お新香の巻きずしが美味しい!反対側のコンビニで休憩している人もいました。
道なりに進むと、川原神社のエイドです。頭からの水をかけてくれるのがとてもうれしく感じました。
大会では、マイコップが推奨され、また各エイドではコップは洗って再利用しています。記録がメインの大規模な大会ではなく、ゆっくり楽しむ少人数の大会だからこそ、です。
ここから先は、再び山の端を走るコース。途中にはライオン岩がありました。
関門ギリギリの揖斐川大橋エイド
暑くて速度も出ません。揖斐川大橋のエイドには、関門20分前に到着です。でも、なんとかなるでしょう。
登りは歩きながら、木陰を探してゆっくり進みます。
上り坂の向こうにガードがあり、その先には外津汲のエイドが見えます。ここで小休止。炭酸飲料を頂きました。
再び、山の端を進み、集落に入ると、久瀬のエイドがありました。ここでも水を浴びて、トイレを借ります。
しばらくすると、国道に合流したと思ったら、再び県道へ。
やはりぎりぎりの藤橋エイド
飽きてきたころに、左に折れると、すぐに藤橋のエイドがありました。ここは事務所の建物の下にエイドがあるので、日をよけて休むことができます。
藤崎への到着は、やはり関門20分前。プランでは1時間近く余裕があるはずでしたが、なんとかなるでしょう。
以前は、このまま右岸を進むコースだったようですが、今年は国道に合流して横山ダムまで上ります。すでに4時を過ぎて日は傾いていますが、気温は31度。暑い!
エイドでの氷の補充が無ければ、大変なことになっていたでしょう。その氷を、軍手に詰めて首と背中を冷やし、更に冷感タオルにくるんで首筋を冷やしました。 アイスピックで氷を細かく刻んでくれるボランティアや皆さんに感謝です。
ダムを越えると、歩道が無くなります。交通量は多くはないのですが、さすがに国道。車がちょっと怖く感じます。
シェルターを抜けて進むと、森呼吸エイド
長いシェルターがいくつか続きます。ぐわーんと車の音がするので、気持ちよいものではありません。
いくつかのシェルターを抜けると、エイド「森呼吸」がありました。ここでもしっかり水をもらいます。
今回は、前回の教訓を踏まえて、「いろはす」のぺこぺこのペットボトルを持って走りました。
坂内小学校エイドで最後の補給
街に入ってくると、坂内小学校のエイドがあります。ここで小休止。予定からは40分以上も遅れていますが、ゴールまではあと3㎞。無理しないで進みます。
国道を右折すると、緩やかな登りです。歩きながら進むと、お祭りが見えてきました。
お祭り会場の先が、1日目のゴール
会場を通り過ぎると、ゴール!です。予定より50分遅れですが、本番は明日です。余力を残した、ということにしておきましょう。
お弁当と荷物を受け取り、特設の簡易温泉へ。かけ湯してさっぱりします。サンダルを持ってこなかったのが失敗。再び靴を履きました。
頂いた1,000円分の食券を使って、お祭り会場で買い物です。
1日目は、坂内体育館で就寝
バスで先ほどの坂内体育館へ移動します。毛布を借りて、寝場所を確保します。
涼しいところということで、扉の近くを選びました。
しかし、虫が沢山寄ってきます。刺すわけではないのですが、寝ようとすると気になります。長袖長ズボンに着替えて、少しでも肌の露出を防ぎます。首筋にも虫が来ますが、仕方ありません。
板張りの体育館に毛布1枚では腰が痛くなってきます。体の向きを変えて、気持ちも切り替えます。
災害で避難している人は大変だろうなあ、と考えながら、寝付きました。
2日目の朝は2時に起床
2日目は2時に体育館の電気が付きました。3時半のスタートまでに、昨日受け取ったおにぎり2個とバナナを食べて、支度を整えます。
ウェアは長袖にロングタイツ
今日は、雨の予報です。昨日は半袖にランパンとカーフガードでしたが、今日は長袖のSkinsと、CW-Xのロングタイツです。いつものウルトラマラソンの格好です。
3時半、スタート!
会場の外では、暖かい汁がふるまわれていました。ゼッケンのバーコードを読み取り、スタート準備です。
3時半に、予定通りスタート。ヘッドライトを付けて、進みます。
この時間は、国道とはいえ、ほとんど車が通りません。また、集団で走っているので、衝突されることもないでしょう。
夜叉が池に向かう林道の手前で、エイド休憩です。まだばらけていないので、やや混雑していました。
夜叉が池への林道を進む
林道に入ると、だんだんと明るくなってきます。霧がかかり、幻想的な風景が広がっていました。
こんな早朝でも、私設エイドがありました。単調な林道に飽きてきたころだったので、助かりました。
だんだんと勾配がきつくなってくると、いよいよ林道の終点です。
林道終点からは、山道
預けていた荷物を受け取り、トレイルシューズに履き替えます。ヘッドライトも預けました。
ここで、お寿司やおにぎりの補給です。どらやきが美味しく、いくつも食べていました。
手袋を借りて、救急車がスタンバイしている脇を通って、林道から山道へ。
すでに折り返してきた人とすれ違います。みんな笑顔で、ちょっとびっくり。
最初は多少アップダウンがあるシングルトラックで、途中走れるところもあります。
「夜叉の壁」を通過
しばらくすると、右手に滝が見えてきます。
すると、ロープで登る場所に着きました。「夜叉の壁」というらしいです。
渋滞しており、ボランティアの方が、交通整理をしています。
ロープが必要な2,3か所を通過すると、尾根筋に出ました。風が涼しくて気持ちいいです。
でも、ずっといるボランティアさん(ありがとう!)は、「寒くて…」とたっぷり着込んでいました。
夜叉が池に到着!
笹の間を下ると、夜叉が池です。
絶滅危惧種のヤシャゲンゴロウがいるために、木道から中へは立ち入り禁止です。
木道をぐるっと回って、ボランティアさんに写真を撮ってもらいました。
夜叉姫の碑もあります。
さて、ここから折り返し。 急な斜面を慎重に下り、緩い斜面はたまに走りながら進みます。
林道終点で、再びランニングシューズに履き替えました。
林道をゆっくり走って下る
ここからは下り。ゆるゆると走ります。林道中間のエイド付近からは、雨が降り出しました。
雨は強くなく、暑さをしのいでくれるので好都合です。そのまま下って、バイクランドに到着。
バイクランドでかき氷
「バイクランド」の名の通り、川の向こうではオフロードをバイクが走っています。
林道を下って国道に合流すると川上集会所のエイド。行きは暗かったのですが、帰りはすっかり明るくなっていました。
深瀬橋のエイドで水ようかんを頂き、先に進みます。
素麺、パスタ、雑炊の坂内体育館エイド
トンネルを抜け、下り切ると、昨日のゴールの道中祭会場への分岐でした。ここで「まだ関門に間に合うよ」と言われて、緩い上りを歩きで進みます。坂内体育館に着いたのは11時半。関門まで30分でした。
坂内体育館では、素麺やパスタ、暖かい雑炊があります。しっかり補給して再スタートです。
雨で下りがちな道を進む
森呼吸の手前でも、私設エイドの方から素麺を頂きました。つるっと食べられて、つゆが塩分補給にちょうど良くて、好きです。
ダム脇の私設エイドでも、コーラをもらいました。ありがとう!
ダムを下ると、藤崎エイド。トイレを借りて、リフレッシュ。
この先は、股ずれが痛くなってきて、あまり走れなくなったので、歩く場面が多くなってきました。
雨で涼しく(と言っても、気温は24,5度くらいでしょうか)、昨日の暑さが嘘のようです。
揖斐川大橋エイドは、関門の1時間前
久瀬、外津汲のエイドで補給しながら、揖斐川大橋のエイドに着いたのは2時半過ぎでした。
関門まで1時間の余裕があります。 ほっとして、素麺やスイカ、お寿司を頂きました。
(お寿司はだいぶ食べた後の写真です…)
川原神社に着いた時に、GPS付心拍計のEpson SF-810が勝手にリセットが掛かり、身長の入力画面になっていたことに気付きました。
今までも何回かあったこととはいえ、ちょっとショック。今日のデータが無くなっていました。
気を取り直して、川原神社から再び測定を開始。雨の中を先に進みます。
市場エイドからは、最後の登り
雨がだいぶ降ってきました。木の下を歩いて、和らげます。霞間ケ渓のエイドでちょっとつまみ、池田温泉まで下ってくると、あとは6kmちょっと。
平地まで下れば、あと6km
ここからは、片道2車線の道路の歩道を進みます。右折すると、残り2km。末守エイドが最終エイドです。
時間内にゴールできるのは間違いないので、ゆっくりとスイカを頂きました。
お祭り会場を抜けて、ゴール
神戸町のお祭り会場の中を通り抜けます。あとは数百メートルです。
曲がって最後の信号を渡ると、ゴールです。
体育館で着替えて、頂いた券を持ってお風呂に向かいます。その後は、お祭り会場に戻って、ゴールでもらった金券でお買い物。一日たっぷり楽しみました。
最後に
大会自体は、かなりハードだと思います。でも、今回は、2日目がさほど強くない雨となり、気温が上がらないことがラッキーでした。
夜叉が池の伝説は、雨乞い伝説だと言われています。2日目は、皆で夜叉が池に詣でたので、雨が降ったのかもしれません。
夏の暑い時期の大会ですが、とてもアットホームで楽しかったです。また、機会があれば参加したいと思います。