先週の金曜日の夜、東京から徳島まで、海部観光の「マイフローラ」の夜行バスに乗りました。
徳島行きの目的は海部川風流マラソンの参加でしたが、「マイフローラ」に乗るのも目的の一つでした。とても素晴らしいバスでしたので、忘れないうちに感想を書きます。
マイフローラは12人乗りで、超ゆったり
海部観光の「マイフローラ」は、12人の定員の夜行バスです。横に2列で、前後が6列です。
3列並びの、ちょっとグレードが良い夜行バスの定員が27,8人なので、それに比べても半分以下です。
バスの大きさは同じなので、車内は超ゆったりです。
マイフローラ号は東京駅鍛冶橋駐車発車、京葉線口が便利
出発は東京駅近くの鍛冶橋駐車場。東京駅の八重洲口に降りてから歩いても良いのですが、京葉線ホームに近い改札を出ると、外を歩く距離が少ないです。
同じ時間帯に、沢山のバスが出発します。待合室も混んでいます。
10分前に、同じ徳島行きのバスが出発するので注意
マイフローラは21:30発ですが、その10分前に、同じ海部観光の徳島行き「マイリピート」が発車します。バスの駐車場も同じ場所です。
バスの横には、大きく「マイフローラ」「マイリピート」と書いてありますので、間違えることは無いでしょう。また、係員が名前をチェックしています。 こちらが、マイフローラです。青系の文字ですね。
受付は一人づつ、車内では靴を脱ぐ
マイリピートが発車してすぐに、マイフローラのバスが来ました。
マイフローラは、ピンク系の装飾です。
一人づつ受付をして、バスの中に案内されます。この時、不要な荷物はトランクに預けたほうがラクです。(小さいリュックは、網棚に乗りました)
バスに乗る時に、靴を脱ぎます。脱いだ靴は、運転手さんが靴箱に入れてくれます。
降りるときには座席番号を申し出れば靴を出してくれます。
車内のじゅうたんは、フカフカで、とても気持ちいいです。
夜通し靴を履いていると、それだけで圧迫感があります。靴を脱げるのはとてもラクです。
車内には使い捨てスリッパがあります。使ってもよいのですが、ふかふかの絨毯だったので、普通に靴下で歩いていました。
設備の説明は、一人づつ、丁寧に。
私の席は1番。左側の一番先頭でした。それぞれの「個室」の入口には、部屋番号が書いてあります。
一通り乗ったところで、シートと車内の説明があります。これも、一人ずつ説明してもらえます。
自分専用の執事さんがいる感じです。
東京駅を定刻に出発、バスタ新宿へ
バスは定刻の21:30に出発しました。
東京駅を出発した後は、新宿駅のバスタ新宿に向かいます。この日は道が空いていたようで、四谷の先で時間調整をしていました。
満席で徳島へ
新宿駅から乗る人の方が多かったと思います。満席で徳島に向かいます。
やはり、ゆったりしたスペースにもかかわらず、14,000円程度で徳島まで行けるというのは、人気があるのでしょう。
通路とは木の壁で分離されている
座席と通路は、木でできた壁で区切られています。カーテンを閉めれば、ほぼ個室感覚です。
頭上には、普通の観光バスと同じように読書灯がありますが、自分のスペースが広いので、前後の2箇所の読書灯が使えます。
でも、「前後の人への光漏れに注意して」とアドバイスがありました。
また、横に2列しかないので、通路も広いです。
後ろの人に気にせずシートが倒せる
シートは、木でできた区画で区切られています。そのため、後ろの人に気にすることなくシートを倒すことができました。
myテレビもついている
前の席との区切りも、木でできています。ここには、液晶テレビが組み込まれていました。
テレビでは、BSと地デジ、そして映画2本が映ります。
また、ヘッドホンも備え付けです。ヘッドホンのケーブルは、シートを倒しても十分な長さがありました。
足元も、広い
足元も、簡易的なフットレストではなく、しっかりとした足置きがあります。
乗車したときには、ここにトレーがおいてあり、中にはスリッパとおしぼり、イヤホンなどがありました。
後方には、広いスペースのトイレ
一番うしろには、トイレがあります。十分に広いです。洗面台も普通のものと同じです。飛行機のトイレとは大違い。最新の新幹線のトイレと比べても、ひけをとりません。
着替えのスペースもあり
更に、トイレの中には、着替えるスペースもあります。スーツで乗り込んで、ゆったりとした部屋着に着替えることもできます。
毛布も、ふかふか
当然、毛布も備え付けてあります。ぺらぺらの毛布ではなく、ふかふかです。普通の毛布と代わりありません。
大きさも、通常のシングルサイズは有るのではないでしょうか。
コンセントは足元
コンセントは、足元にあります。充電器を持っていけば、スマホやタブレットへ充電することもできます。
でも、シートが広すぎるので、長いケーブルを持っていないと、「寝ながらスマホ」はできないかもしれません。
なお、足元脇にバンジーポケットがありますので、単に充電するだけなら、そこにスマホを入れておけばOKです。
すっかり熟睡
新宿を出て、しばらくはストップ&ゴーを繰り返しますが、そのうちに単調な走りになります。
多分、高速道路を走っているのでしょう。シートを倒して、すっかり熟睡です。
目覚めたら、四国
いくつかのサービスエリアに停車したはずですが、記憶にありません。運転手さんの案内で目覚めたら、四国に入っていました。
鳴門で数人が降り、徳島駅でかなりの人がおり、小松島でも降りて、終点の阿南津乃峰まで乗っていたのは私一人でした。
バスは国道55号を快適に走ります。
阿南津乃峰の終点には、定刻の7時20分より15分ほど早く到着しました。
とても快適な旅でした。
ここからJRの阿波橘駅までは、歩いて10分くらいです。
次の列車まで時間があったので、国道を500mほど戻ったところにあったローソンへ、朝食を買いに出かけました。
ローソンにしては珍しく、値引きしたパンがあったので、ゲット。コーヒーとともに、列車の中で朝食です。
この先は、列車とバスを乗り継いで室戸岬に向かいましたが、それはまた別の記事で書きます。
とにかく、快適な夜行バスの旅でした。こんなバスなら、毎日でも乗りたいですね。