千葉県民マラソンは、距離が740m短かったため、記録は非公認となりました

今日、千葉県民マラソンを主催する千葉日報社から、封書が届きました。

開けてみると、「千葉県民マラソン大会のハーフコースの距離不足についてのお詫び」というタイトルの文書が入っていました。

千葉県民マラソンのハーフコースは、740m短かった

同封されていた文書には、以下のように書いてありました。

本年3月6日(日)に富津市で開催いたしました第38回干葉県民マラソン大会のハーフマラソンのコースにおいて、日本陸上競技連盟から認定を受げた「富津ハーフマラソンコース」21.0975kmに対して、740m距離が不足しておりました。その結果、日本陸上競技連盟の公認記録とはなりませんでした。

距離が短い原因は、折り返し地点を間違えたため

折り返し地点を、本来の場所より手前に設定してしまったために、短くなってしまったようです。

以下が、送られてきた文書です。クリックすると大きくなります。

発覚したきっかけは、ランナーの指摘

文書には、経緯として、以下のように書いてあります。

平成25年7月24日付で日本陸上競技連盟から「富津ハーフマラソンコース」として認定を受けて開催の第38回干葉県民マラソン大会ハーフマラソンの部(3,014人エントリー)において、参加ランナーから「距離が短いのではないか」という複数の指摘をいただきました。
このため、大会事務局では、コースを再度点検した結果、15km関門から20kmの関門の間で折り返しポイントを誤り、740m不足していたことを確認いたしました。

複数の指摘があった、ということは、「短いなあ」と感じていたのは私だけではなかった、ということですね。

私のGPS時計の計測でも、短かった

私のGPS時計の計測結果では、スタートロスを含めても20.65kmでした。おかしいなあ、と思いましたが、まさか公認コースで間違うことがないと思っていました。

今回の大会の改善点の目玉は距離表示だったのに

https://thik.jp/jog/archives/chiba-kenmin-marathon-3
上の記事にも書いてありますが、千葉県民マラソンの公式ページに、第38回の改善点として、

距離表示が怪しい

日本陸上競技連盟の規定で歩道から３ｍ地点で計測しております。
念のため今回計測をやり直しました、但し、歩道から３ｍの動線を走らないかぎり道路幅が大変広い為、内側と外側を走るとでは内輪差のように誤差が生じてしまいます、あらかじめご承知下さい。

と書いてあります。

たぶん、前回の大会でも距離表示が怪しいということで、今回は主催者としては万全を期したはずだと思いますが、残念ですね。

記録は非公認に

今回は、公認コースであるにも関わらず、記録は非公認になります。とても残念です。

エリート大会にエントリーできなくなる人も居る？

エリート大会、また準エリート大会にエントリーするためには、走力を証明する公認記録が必須です。

例えば、別府大分毎日マラソンでは、カテゴリー1へのエントリーにはハーフ1時間10分以内、カテゴリー2は1時間17分以内の記録が必要です。

来年の大会にエントリーするための記録を狙っていたランナーにとっては、とても頭が痛い問題ですね。私には関係ない話ですけど（笑）

東京マラソンへの推薦は、どうなる？

第38回千葉県民マラソンは、「Run as ONE – TOKYO Marathon 2017（準エリート）提携大会」だったのですが、非公認記録となってしまった今となっては、どうなるのでしょう？

ホームページには、以下のように書いてありました。

Run as ONE – TOKYO Marathon 2017（準エリート）推薦について

今回の県民マラソンハーフ・10K出走者で東京マラソン財団の参加資格を満たしている方を東京マラソン2017へ推薦します。
【参加条件】
・大会当日　満19才である。
・東京マラソン募集要項参加資格を満たしている。
・東京マラソンの参加費を負担できる。
・日本陸連（千葉陸上競技協会）に登録している。
・ハーフ男子1時間21分以内、女子1時間45分以内、10K男子35分以内、女子40分以内の基準タイムをクリアしている。
【参加の流れ】
　上記の条件にクリアした方に東京マラソン2017参加確認を行います。
参加可の方へ案内文を送付し、案内文にあるwebページから本登録をして完了です。
※東京マラソンは2月開催の為、翌年度の参加となります。
※今回は、男性10名・女性10名を抽選により推薦いたします。

推薦枠まで取り消されたら、大変ですね。　私には関係ない話ですけど（笑）