8月2日(日)から8日(土)まで行われた、トランス・エゾジャーニーランの「toえりも」の部に参加しました。
トランスエゾとは
トランスエゾは、今年で24回目を迎えます。北海道の北の端から南の端までを縦断する大会です。
トランスエゾは、宗谷岬から襟裳岬に一週間かけて進む「toえりも」と、そのあと一週間かけて行われる襟裳岬から宗谷岬に向かう「toそうや」があります。私は「toえりも」の参加でした。
「アルティメットジャーニー」と言って、toえりもとtoそうやの両方、合計1100kmに参加する方もいます。びっくり!です。
toえりものスタートは宗谷岬。そこから7日間かけて襟裳岬まで向かいます。全区間は走破できませんでしたが、7区間のうち6区間は制限時間までにゴールに着くことができました。
あっという間の一週間。いろいろありましたが、とても楽しい一週間でした。
「toそうや」の部は、今現在も走行中で、明日(8月15日土曜日)のゴールです。千葉から応援しています。
簡単に振り返ってみます。
ステージ1 宗谷岬から幌延 73.2km 12時間58分
宗谷岬を5時にスタートします。曇で、向かい風。走るには良い天気でした。
ウェアは半袖YezoTシャツに黄色のアームウォーマー(ワークマン製)、下はスリークォーターのタイツにゲイターです。アブが要るということで、なるべく肌の露出を少なくしました。
最初の白い道(貝殻が敷き詰めてある)は見事でした。
補給箇所が少ないのがこの区間の特徴です。10km過ぎのコンビニで買いこんで、2か所の自販機で補給しました。北海道は自販機にペットボトルの回収箱が無いため、空きのペットボトルはゴールまで持っていくことになります。
この区間は牧場が広がっており、アブが多いとのことでしたが、風があるためにまとわりつくことは余りありませんでした。
途中では水浴びをさせてもらったりして、無事にゴールできました。
ただ、後から考えると、この区間で飛ばし過ぎて、またゴール後のケアもほとんどしていないため、ダメージが溜まったと思います。
ゴール後は、シャワーと洗濯です。この日の夕食は、カツカレーを宿が出してくれました。
部屋には洗濯ものを干す場所もあり、助かりました(諸先輩からは「洗濯ヒモ」が要ると聞いていましたが、使う場面はありませんでした)
最初のコンビニで買ったもの:おにぎり3つ、ロールパン4個入り1袋、3色ボールペン、蛍光ペン2本
※3色ボールペンと蛍光ペンは、翌日の地図に注意事項などを書き込む用です。
ステージ2 幌延から羽幌 85.3km 15時間2分
2日目は4時スタートです。朝食は宿が用意してくれたおにぎり2つです。
スタートして5kmで、ミスコース! わざわざ交通量の多い、景色の悪い道を通っていました。これでパーフェクトを逃しました(でも、それ以前に次の日に完走できていませんが…)
コースに戻ると、はるかかなたに利尻富士が見えました。天塩川を進みます。
この日は晴天で、スパッツ+ゲイターにしましたが、それでも暑い! 黒ではなく、白のウェアが欲しいところです。
8時過ぎに、コンビニで補給。おにぎり2つ、ミックスサンド、アクエリアス、麦茶を買いました。
今日の区間は、補給できるコンビニが20kmおきくらい離れているので、しっかり買っておかないとバテてしまいます。
12時過ぎに、遠別のセイコーマート(コンビニ)で補給です。おにぎり2つと、モナ王(アイスクリーム)、アイスコーヒーと冷凍アクエリアスです。冷凍のアクエリアスは、この先でも探しましたが、見つかりませんでした。ここのセイコーマートだけだったのかな?
冷凍のペットボトルで首筋や太ももなどを冷やして進みます。でも1時間程度で溶けてしまい、飲み干してしまいました。
基本は海岸線沿いなのですが、後半は緩いアップダウンがあります。地味に足に来ます。
4時過ぎにも、初山別のセイコーマートでモナ王とアクエリアスを買いました。暑かったなあ。
だんだんと時間が無くなってきます。「節度時間」と呼ばれる、平均5.5km/時を越えるのはダメなので、ちょっと走ったりします(このあたりは疲れていて、ほぼ歩きでした)
ゴール手前のコンビニで、翌日の朝食を買っていきます。疲れた体で、歩きながらのゴールでした。
すぐに、翌日のミーティングが始まります。これに出席しないとダメで、またルート説明があるために絶対に聞き逃せません。
この日は温泉です。ホテルのレストランで夕食を食べた後、洗濯物を回して温泉に浸かります。できればゆっくりしたいところですが、翌日も4時スタートなので、軽く浸かって上がりました。
ステージ3 羽幌から北竜? 85.3kmのはずが…
3日目は、朝起きて歩くと、ヒザにきているのがわかります。やばいなあと思いつつ、準備をしました。
曇天で走りやすいのですが、歩くのもままならない感じです。復活するかなあと思いつつ歩いていましたが、スピードが上がらない。
5.5km/時でゴールできるので、早歩きであればオッケーなのですが、ゆっくり歩きするのが精いっぱいです。途中のローソンでコーヒーを飲んでカツを入れましたが、それも効き目はなく、歩きが続きます。
この区間は、廃止された羽幌線と並行しています。橋げたが残っていた区間もありました。
海岸線に沿って、国道を進みます。風のため、波が立っていました。
立ち止まりながら進んで、ついに38km地点でギブアップ。トランスエゾでは、自力でゴールまでたどり着かないといけません。バス停を見つけて、2時間に1本のバスに乗ろうとしていると、後ろから2人のランナーが来ました。一人はそのまま進み、もう一人と合流して2人でバスて留萌に向かいました。
留萌では、先にバスに乗ってマッサージを受けていた方(!)と合流し、この先のプランを練ります。列車で進んで、12kmほどの峠越えとしました。
その間に、留萌駅で駅そば。にしんそばです。
「のんびりバスと列車の旅」になってきました…
駅で待っていると、ランナーがやってきます。すでに200kmを越えている走りがすばらしいです。
列車で移動し、「さああと12kmの峠越え」と思っていると、ここにもバス停が!ゴールまでは行きませんが、その手前のコンビニまで行きます。3人の意見は「バス」。楽して峠を越しました。
明日の朝食をコンビニで仕入れて、ゴールまで2kmをゆっくり歩きます。見えているのですが、これが遠い!でも、無事に到着しました。
風呂に入って洗濯を行い、後続のランナーの到着を待ちます。節度時間ギリギリに、荷物を抱えてたどり着くランナーを最後に向かえて、無事(ではないけど…)に3日目が終わりました。
続きます
まだ3日目。あと4日分あります。 また、続きを書きます。
…ということで、4日目は、これ。
5日目から、ゴールまでは、まとめて、これ。