東海道マラニック その3 小田原から静岡(府中宿)

東海道五十三次をゆっくりマラニックしよう!の第3弾です。小田原からスタートして、1泊2日で府中宿(静岡市葵区)まで行きました。

小田原までは、こちらです。

東海道五十三次をゆっくりマラニックしよう!の第2弾です。今回は、戸塚から小田原までです。
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小田原宿から箱根宿

前回は、小田原城は改築中だったが、きれいに改築されていた。

小田原城の南側にある藤棚も、ちょうど見ごろだ。

スタートは、前回のゴールだった「箱根口」。遅くなって、10:30のスタートとなった。

途中で、箱根湯本に行く列車が通る踏切を渡る。
ここは、線路が3本ある。

湯本手前で、国道1号線と分かれて旧東海道に入る。セブンイレブンで休憩したあと、坂に挑む。2車線の細い道を、車が行き交う。

奥湯本を過ぎて、須雲川自然歩道に入る。旧東海道ではないようだが、車が通る狭い道を進むのを避けるためにルート変更だ。

江戸時代の石畳が現れた。浮石もなく、しっかり固められている。

畑宿の本陣跡。このあたりは観光地で、人も多い。

甘酒茶屋に到着。ここも人が沢山。出発が遅くなったので、休憩せずに先に進む。

石畳はきれいに整備されている。用水路もあり、雨の日でも泥だらけにならずに歩けたのかもしれない。

登りは、走らずに歩きとおした。元箱根に到着。いきなり観光地になる。

ありがたいことに、ここにもコンビニがある。休憩して先を急ぐ。

箱根の関所に向かっては気持ちいい杉並木が続く。

箱根の宿場は、「元箱根」ではなく箱根の関所と箱根峠の間に置かれたそうだ。

箱根宿から三島宿

箱根新道や芦ノ湖スカイラインを越えると、箱根峠。ここから先は静岡県。昔の「伊豆の国」だ。

三島に向かって、旧街道が伸びる。ひたすら下りの道。

接待茶屋跡をすぎると、快適に走れる場所もある。でも石畳もあるので、全部走れるわけではない

途中、三島のスカイウォークのつり橋が大混雑。

伊豆縦貫道を越えると、一号線の脇に松並木があり小休止。すでに3時半を過ぎていて、余裕がなくなってきている。

三嶋大社を過ぎると、三島宿。やっと「箱根八里」を越えることができた。

三島宿から沼津宿

三島から沼津宿は近い。宿を通過して、沼津藩の境界を示す石があった。

沼津宿から原宿

曇がちな天気だったが、やっと富士山が見える。昔の人も富士を見て行程を確認したのかもしれない。

原宿に到着。時間は18時過ぎ。次の吉原までは11.3km。行けるところまで行ってみよう。

原宿からJR吉原駅

最後は暗くなって、JRの吉原駅に到着。19:30頃だった。

今日はここまで。約56kmの道のりだった。

JR吉原駅から吉原宿

翌日は、吉原宿を目指す。まずは、東海道の左側に富士山がみえるという「左富士」。

その先、岳南鉄道の線路を越えると、吉原宿に到着。

あたりは、昔からの商店街という感じ。

吉原宿から蒲原宿

富士市内は、旧東海道の標識があちこちにある。これは、西木戸跡、そして富士山の村山道への分岐点。

富士市は、その名の通り富士山の南側にある。市内からは富士山がよく見える

富士川橋の手前のコンビニで一休み。現代の東海道では、茶屋の代わりがコンビニになっている。

富士川のほとりには、渡船場の跡がある。そして、富士川から見る富士山。

この先、旧東海道は、やや山際を通っている。街道が増水などによって流されないようにするためだろうか。

そして、山から下ると、蒲原の宿場町だ。

蒲原宿から由比宿

JRは、なぜか蒲原の宿場に近い駅が「新蒲原」で、「蒲原」駅はその先となっている。

蒲原宿から先は、旧国道1号線(県道396号線)を進む。

東名高速をくぐると、旧道に入る。ここから先は、由比の宿場町。

由比宿から興津宿

由比の宿を過ぎると、さったとうげに向かう。

今でこそ道は整備されているが、昔は大変だったのだろう。

峠の先には、展望台がある。残念ながらかすんでいて富士山は見えないが、見事な景色だ。

静岡県のライブカメラも設置されていて(こちら)、峠に行かなくても景色を楽しめる。

下ってくると、薩堆峠の説明がある。

通ってきたのは上道。時代に応じていろいろなルートがあったようだ。

興津宿の手前のコンビニで休憩。おにぎりでエネルギーを補給する。

国道1号線を進むと、そこが興津宿。

興津宿から江尻宿

次の江尻宿は、今の清水駅付近。国道1号線を進む。

旧道に入り、右に曲がると商店街があり、このあたりが江尻宿だ。

 

稚児橋を渡って、次の宿に向かう。

江尻宿から府中宿

草薙の一里塚を通過すると、あとは駿府のお城に向かって進むだけ。

旧東海道は、JR東海道線に分割されていた。南北の旧東海道を地下道が結んでいて、その脇に旧東海道記念碑があった。

国道1号線を渡ってしばらくすると、府中宿。

昔の宿場町は、いまは繁華街。さすがに県庁所在地だけあって、沢山の人でにぎわっていた。

今日はここまで。だいたい45kmだった。

まとめ

一日目のルートは、

二日目のルートは、

(それぞれ、クリックすると拡大します)

歩いたり走ったりで、2日で100km進みました。でも、昔の人も、一日に十里(約40km)くらいは歩いたとのことです(国土交通省のページより)。

昔の人は、すごかったのですね。

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