川場村 里山トレイル 大会記

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10月2日に川場村で行われたスカイビュートレイル。その25kmの里山トレイルに参加してきました。

やっと大会記ができました。とても楽しい大会だったので、長くなってしまいました。

では、始まりです!


1.スタートまで:たっぷり食べます。

スタート4時間前に起きて、パン2枚とご飯少々を食べる。8月末の赤城大沼でガス欠を感じたので、多めに摂った。

途中のコンビニで、バナナとジェル、おにぎりも仕入れた。2時間前に到着し、川場小学校の校庭の臨時駐車場に車を停めた。会場までは徒歩で2,3分。天気は曇で、気温は低め。長袖は必須だった。

駐車場のトイレは数は多くないが、待ち時間は数分。こじんまりとした大会は気持ちにも余裕が生まれる。

ゼッケンや靴にタグを付ける方式ではなく、腕に通すタグで計測する。靴に付けたりしたら、つまずいたときにどこかに行ってしまうからか。

ゼッケンを引き換えるときに、パワーバーのGel Blastsをもらった。持参してください、という意味だろうか。

川場小学校の水で、ハイドレ1.5L(中身は水)と、リプレニッシュ500mlを作る。ザックの中身は、他にジェル2つ、おにぎり2つ、携帯電話、笛、テーピング、ウインドブレーカーなど。25kmだが、何が起こるかわからない初めてのトレラン大会。多めに持った。

ザックと肩が擦れるため、ワセリンを肩に塗る。他にも防寒用にお腹にもたっぷりと擦り込む。車にて予定通りSkins長袖+シャツ、CW-Xスタビライクスロング+ランパンに着替える。靴はカスケディア4。地図には「ヒル」の記載がある。天気は良いが、念のためヒル防止剤を靴に塗った。

出発1時間前におにぎり2つ、30分前にバナナ2本を食べた。食べ過ぎかもしれないが、エネルギー切れが心配だった。

20分前に会場に向かう。鏑木さんの注意事項やDJが盛り上げている。後方に並び、スタートを待った。


2.最初の里山:460段の階段上り!

スタートは後ろからゆっくり。キロ6分くらいでロードを下る。
道の駅では、スタートから先導していたインラインスケート隊が、見送ってくれた。
ここからは上り。少し歩き、そして走る。サイトにあった下見の動画では結構な時間のように感じたが、すぐに上りの階段に到着する。

立て札に「460段(465だったかな?)」とある。周りと同じペースで歩いた。登った後は下り、それもかなり急。足を使ってしまわないように慎重に下る。下りでは抜かれる方が多いが、自分のペースがつかめないので、気にしない。


3.21世紀の森へ:淡々と登ります

舗装道路に出た。暑いので手袋を外す。2車線のロードを走り、次の山に向かう。途中に「5km」の看板があった(この後、5km毎に標識があった)。

久しぶりに走りながらの給水の練習として、ザックの後ろからボトルを取り出し、口に含む。リプレニッシュの酸っぱい味に刺激を受ける。
道すがら地元の人と係員、交通指導員に応援を受けて、簡易舗装からダートに向かう。

いきなりの上りで少し歩くが、走れるところは走る。しばらくはオフロード車が走れるような幅で、谷を進む。早い人は右から追い越していく。そのうちに尾根線に出た。

途中、右手に山が開ける。見事な景色で写真を撮りたくなるが、前後の人と良いペースを刻んでいるので、止まらずに進んだ。

左足の靴が緩く、接地時に足が動く。上りはなんとかなるが、下りは結び直さないたとダメだろう。しっかり締めたつもりだったのに。

前の人と付かず離れず、良いペースで引っ張ってもらう。ピンクのテープもあってミスコースの心配は無い。

ロードに出て、緩やかな上りが続く。楽しい山道の後の舗装道の上りは少しげんなりする。歩いたり走ったり。その終わりが、第1エイドだった。ここまでで、ほぼ半分が過ぎた。


4.第1エイドにて:ここはマラニック?

スポドリ(アクエリアス?)と水、りんご、チョコ、ソイジョイがあった。りんごが美味しくパクパク食べていたら、「これあげる」と1個まるごともらった。本日15人目だそうだ。ありがたくリュックにしまう。300人の大会なので、エイドもガラ空き。なんだかマラニックのようだ。

立派なトイレもあったが寄らずに靴を締めなおしてスタート。係員がゼッケンチェックをしているようで、「今140人目くらいかなあ」と教えてくれた。


5.「最高の谷」へ:「最高」の意味は色々です

若干の上りを、ゆっくり走る。しばらくすると、「最高の谷」についた。急な斜面を100m下り、そして登る。スタート前の鏑木さんの説明で、ここだけは慎重にとの話があった場所だ。

一歩一歩場所を見つけ、制動をかけながら下る。しっかり締めたはずの靴がつま先に当たり、痛い。爪がダメになったかもしれないなと思った。

最後はロープを使って下った。普通の手袋だったので手が熱くなったが、やはり手袋があってよかった。

小さな沢を越えたあとは、急な上り。晴れていたから良かったが、雨だと登れなかったかもしれない。最初は足だけで登っていたが、そのうちに膝上を手で押しながら上る。

途中で手頃な枝を見つけて杖の代わりにして登る。腕と肩を使うが、足は比較的楽だ。振り返るのは怖いので、上だけ見て進んだ。

登り切ってしばらくすると、50kmコースとの合流点だった。


6.第2エイドへ:気持の良い下り

「あとは下りだよ」という係員の声に励まされ、先に進む。左側に植林中の開けた場所を下り、小さな沢を越え、ゴールを目指す。最初の里山は自重していたが、すでに半分を切っているので、危なくないところは重力に任せ気味で下っていく。

舗装された林道をくねくねと走り、そろそろ飽きたなあと思った頃にエイドがあった。

エイドの前では、全員のゼッケン番号をチェックしていた。ここでもりんごを数かけらいただき、スポドリを2,3杯もらう。

ザックの水分と行動食は十分にあるのでエイドに寄る必要は無いのだけれど、つい長居をしてしまうのは悪い癖だ。でも、それが楽しい。


7.ゴールへ!:重力に任せて下ります

再びトレイルへ。たまに平坦があるが、ほぼ下り。一度舗装道に出たあとは、再度下りのトレイル。もう抑えることなく、走る。50kmの選手に抜かれるが、25kmの選手は何人か道を譲ってくれた。ゆるい下りなので、気持よく走れる。

尾根筋をしばらく走ったあとは左手に折れて麓まで下る。足に衝撃が来るが、気にしない。楽しい下りだった。

ロードに出ると、日が照っていて暑い。若干下っているが、トレイルほど気持ちよく走れない。淡々と走るが、あとから見るとキロ5分半程度で走っていたので、それほど疲れてはいなかったのだろう。

途中で両足の太ももに異変が! つりそうな感じがしたが、だましながら走る。フルやウルトラではつりそうになったことがなかったので、やはりトレイルを勢いに任せて下ったのが原因か。

右腰骨に違和感も出てきた。CW-Xのタイツと、ランパンと、ザックのウエスト部が当たる。25kmなら何とか持つが、長距離だとしんどそう。

行きに比べると沿道の人が減ったが、誘導員は要所に居てくれてありがたい。

広域農道に出て橋を渡り(ここにも応援してくれる人がいた。ありがとう!)右折するとゴールまで200m程度。

DJがゼッケン番号から名前を読みあげてくれる。前後に選手がいなかったので、ゴールゲートを占有できた。


8.ゴール後:ゆっくりストレッチ

腕につけていたタグを板に置いて、ゴールタイムを計測する。それと引換にTシャツをもらい、ふらふらと奥へ。

飲み放題の水とスポドリがあり、ありがたくもらう。うどんをもらうが、空腹感が無いのでゆっくり食べた。

記録証はすでに印刷されていて、ゼッケン番号毎に並んでいた。ここも混雑ゼロ。

芝生で靴を脱いで、ストレッチ。心配していた爪は問題ない。足の伸縮をするとつりそうになるので、ゆっくりくつろいだ。

Tシャツが汗まみれで冷えてきたので、ザックから防寒用の上着を取り出した。

結局、持参品で使ったのはリプレニッシュを200ml程度で、残りはエイドでの飲み食いで済んだ。行動食も全く使わず、エイドのリンゴで大丈夫だった(その代わり、エイドでは4-5個食べたが)。

出店に整骨院があり、足がつりそうだったことを話してほぐしてもらう。「かなりほぐれているのでテーピングは不要」とのことだった。

おにぎり、けんちん汁、うどんを再度頂き、車に戻って着替える。道の駅でソフトクリームを頂いて帰路についた。


9.最後に

 感想は箇条書きですでに書いていますが、とても楽しい大会でした。その反面、トレイルの25kmという距離の間隔がつかめず、もっと楽しめたのかもしれません。

 次のトレイルの大会は赤城山トレイルランニングです。14kmなので、最初から飛ばして大丈夫かなあと思います。でも楽しむのが第一ですよね。

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