鯖街道ウルトラマラソン レポート その1 鯖街道ウルトラマラソン レポート その2の続き。一山超えました。あと二山です。
●百里小屋エイド 9時45分
久しぶりのエイド!雨の中、テント2つで切り盛りしていた。バナナ、きゅうり、オレンジ、パンという鯖街道ウルトラマラソンの「定番」に加えて、そうめんがあったのでありがたく頂く。トイレを借りようと思ったが先客が居たので、ポンチョを着たまま先を急ぐ。雨は強いが、靴の中が濡れていないのが幸いだ。ここでの貯金は2分くらい。登りをキロ12分、下りをキロ7分で予定したが、雨で若干遅れ気味だろう。
途中、観光トイレの看板が右側に見える。高島トレイルの終点で立派なトイレだ。屋根の下に入ると、雨音が大きい。走っていると気にならない、というか気にしている場合ではないが、雨はかなり強いようだ。ここのトイレは広くて快適だった。数分のロスがあったが、気にしない。
だいぶ足が疲れてきた。ほんの少しの登りでもこたえるが、まだ走ることができる。風景に変化が無く、ぼうっと走る。前後は同じようなランナーだ。傘を片手に持って走っている人も居る。左手に釣り施設がある。雨でもたくさんのお客さん。マラソンもそうだが、多少の雨は問題にならないようだ。
●山本酒店エイド 11時0分
予定より5分遅れてエイドに到着。雨は小降りになってきたが、疲れと寒さでキロ7分が守れない。余り空腹感は無かったが、荷物を減らすという意味でカーボショッツを1つ食べた。バナナも食べた。川合の足きりまでは30分しかない。3km弱だと思ったが、早々に出発した。
淡々と走りながら、丁字路に突き当たる。何も書いていないが、ここが川合だった。11時20分くらいに、無事に関門を通過。ほっとしたのもつかぬ間で、ロードの上りが続き、歩いてしまう。反対側には歩いて戻る人も。久多エイドまで行ったが、リタイアする人だろうか。
●久多エイド 11時37分
5分遅れで到着。道一杯にビニールシートが張ってある。おにぎりは1人1個だったが、それで十分。ここでポンチョを脱いだ。トイレも借りて、気分一新。さあ、ここから八丁平への登りだ。きれいなトイレを借りることもできた。長居をしたくなるが、先は長い。後ろ髪を引かれながら出発する。
そうそう、鯖街道ウルトラマラソンでは、ゴミの削減のためにプラスチックのカップを使ってリユースしている。要項などに明記はしていないが、参加者も自然に受け入れている。今後も続けて欲しいと思う。
舗装道がダートになる。雨の影響か、道を丸太がふさいでいてくぐる個所もあった。ストックを持っている方がいて、少しお話した。「このペースなら完走できる」とのこと。よかった。その方は、サロマ湖にも参加されるとか。がんばってください。
山道となって、九十九折の登りになる。ずっと歩く。木の枝をストック代わりにしている人も居る。前後に人が居るので、ミスコースの心配は無さそうだ。
1時間弱でオグロ坂峠に到着。ここからは平坦からやや下りで、快適なトレイルになる。右手には八丁平の湿原が広がる。雨も上がり、写真を撮る。
●八丁平エイド 12時58分
トレイルが広くなってくると、八丁平エイドだった。名物の冷やし飴を頂く。ゴールまで30km弱、予定より15分近く遅れているが、あとは大きな登りは無いはず。完走できるかなという気になってきた。
引き続き快適な土と草の路面を走る。一応、車が走れる幅だが、当然すれ違う車は居ない。わだちも無く、気持ちよく走れた。しばらくして左手に折れて、九十九折を下る。走ることはできないが、早足で下った。舗装道に出た後はくだりを期待したが、のぼりもある。いつもなら走れるが、もう足が余り残っていない。歩いたり走ったりの繰り返しで進む。
つづく。