今年も、トランスエゾに参加しました。去年と同じ、「toえりも」です。宗谷岬から襟裳岬に南下するルートです。
去年は7つのステージで1つがバスの旅となりましたが、今年は2つがバスの旅でした。楽しい旅だったので、それはそれでよい思い出です。
長いメモができました。
前日に宗谷岬へ
羽田空港から稚内空港へは2時間くらい。到着間際に沼が見えました。
空港から出ると、暑い! 30度近くあったかもしれません。
今日の夕食と明日の朝食を買って、呼びかけ人とサポート頂いた方の車に分乗して宗谷岬に向かいます。
途中で少し観光しながら、宗谷岬で遅いお昼ご飯。海鮮丼、だったかな。おいしくいただきました。
「日本最北の自販機」もあります。
北海道は、自販機の脇にペットボトルを捨てるゴミ箱がほとんどありません。雪のためかなあ。
説明会で、Tシャツを頂いて、明日に備えます。
ステージ1 宗谷から幌延
初日のスタートは5時。宗谷岬は風が強く、上着を着ても良かったかな、と思う天気でした。
曇で、気温は20度くらいでしょうか。暑くはありません。
お見送り頂いたかたに手を振って、スタートです。
と言っても、走りません。ゆっくり歩きます。
この区間は、コンビニを含めて売店が60km以上ありません。自販機も30km近くないところがあります。
昨年は暑くて苦労しましたが、今年は曇っていて助かりました。
ただ、アブにはあちこち刺されましたが…
長かった稚内市を抜け、豊富町に入ります。牛に注意、とのことですが、道路を歩いているところは見ませんでした。
昨年もお世話になった給水ポイント。冷たい水を頂き、頭からシャワーを掛けさせてもらいました。
本日の宿となる幌延の街です。無事にゴールできました。
宿について、洗濯とシャワー。カレーを頂いて、明日に備えます。
ステージ2 幌延から羽幌
2日目は80km越えです。スタートは4時。なんとかライトが無くても大丈夫な明るさです。緯度が高いためもあるでしょう。
ほどなく、天塩町に入ります。
天塩川に沿って進みます。去年、ミスコースしたところですね(笑) だんだんと晴れてきました。
日本海が見えます。偶然にも、アブが写っていますね。3日目くらいまで、アブに刺されまくりでした。
アブは白いものが苦手、ということで、白いゲイターにしたのですが、その上からぷすりと刺されました。ゲイターが血で少し染まりました(笑)
すっかり晴れました。暑くなってきました。
今年は、呼びかけ人のほか、キャンピングカーでずっとサポートいただいた方、また参加者のご家族など、多数の方にサポートを頂きました。それが無ければゴールまでたどり着けなかったかもしれません。ありがとうございました!
今年はハイドレーションを持っていきました。ハイドレは、残量が判らない、また補充が面倒というデメリットがあるのですが、氷を入れれば背中が冷えて、しばらくは冷たい水が飲める、というメリットがあります。暑い日には助かりました。
それだけでは辛いので、コンビニでアイスクリームも。
北海道メロンソフト、美味しいです。
途中には無人の販売店もありました。
羽幌に入ると、大きなオロロン鳥のモニュメントがあります。
日が暮れてきました。ゴールまでもう少しです。
無事に到着して、近くのセイコーマートで夕食と朝食を買いました。
ステージ3 羽幌から北竜
3日目も80km越えの日です。そして、日本海から内陸に入っていきます。
4時にスタートして、羽幌の街を抜けます。こちらにもオロロン鳥のモニュメントがありました。
苫前町に入ります。熊がシンボルですが、会わないことを期待します…
沢山の人形。漁業用の浮きで作ったのでしょう。東京オリンピックのマスコットもありますね。
小平町に入ります。今日も暑くなります。
留萌市街地に入ります。
留萌駅から伸びている線路は、ここで途切れていました。以前はここから北へ伸びて、幌延まで通じていたようです。ここまでの道のりで、左手に廃線跡が何回か見えました。
留萌の街中にある温度計は33度でした。時間は13時を過ぎて、暑い!です。
コンビニで給水、給氷、給食して進みます。
日が暮れてきました。そして、北竜のひまわりが咲いている中、今日の宿に無事到着しました。
北竜までのオロロンパートに参加した方が、ずっとゴールで見守っていただいていました。遅くまでありがとうございました。
ここは温泉です。ちょっとくつろいで、就寝。
ステージ4 北竜から栗山
4日目も、80km越えです。朝の4時にスタート。朝風呂入りたかったなあ。
砂川では、美味しいコーヒーフロートを頂きました。
今日は、少し曇っています。でも気温は高めでした。だんだんと前方には厚い雲がかかってきて、ついに雨!それも夕立のような強烈な雨になりました。
消防署の軒下で雨具の上を着込み、道の駅で雨具の下を履いて進みます。
1時間弱で雨が上がると、きれいな虹が見えました。
塗装修理中?の電車の脇を抜けて、
栗山の街に入ってきました。
なんとかギリギリゴール。今日は学校給食のような、夕食を頂きました。
栗山から参加される方もいて、また栗山で終了される方もいて、ちょっとにぎやかです。
ステージ5 栗山から富川
今日は、太平洋を目指すルート。70kmちょっとで、5時スタートです。
玉ねぎ畑を進みます。昨日の夕立の影響でしょうか、茎が横倒しになっていました。
途中の定点ポイントでボランティアの方の補給を頂き、アップダウンを進みます。
鵡川まで来ました。途中の自販機でコーラ500mlを2本一気のみしたりして、暑さに耐えました。
日高本線は、鵡川から先が正式に廃止になって、踏切も動いていません。
この先は馬の名産地。このなかから将来の勝馬も出るのでしょうか。
5分前にゴールできました。
ステージ6 富川から浦河
最後の80km区間です。4時スタートとなります。そして、晴れて暑い!
日高本線が走っていたときの駅舎です。すでに駅名も取り外されていました。
毎月1日から15日は駐車禁止。なぜでしょうね。
半分を過ぎたころから足の痛みがきつくなり、途中で痛み止めを買いました。
靴を脱いで休憩して、痛み止めを塗ります。再スタートを切りますが、スピードは上がりません。休み休み進みます。
コンビニでもう一度痛み止めを塗って、スタートします。ここからは制限時間との競争です。
トランスエゾでは、「節度時間」があります。時速5.5kmで設定しており、それから遅れたら完走とは認められません。
また、リタイアも自己責任で節度時間内に到着する必要があります。
交通機関が少ない所では、節度時間内に到着できるように考えてないと、皆さんに迷惑が掛かってしまいます。
この日は、結局61km過ぎで断念することにして、ギリギリ間に合うバスに乗りました。
バスに乗ったら、既に乗っている参加者も(笑)ゴールまでバスの旅となりました。
バスは以前の鉄道のルートに沿って進みます。そのため、最短距離ではありません。内陸をぐるっとまわり、ちょっとした観光になりました。
この日の夕食は、プレゴール祝いということで豪華です。そして、toそうやの一部の方も合流しました。
久しぶりの一人部屋。寝過ごさないか、不安です(笑)
ステージ7 浦河からえりも岬
浦河から襟裳岬は、50kmちょっと。5時スタートで15時ゴールです。
足の痛みが引かないまま、スタート。なんとか進むものの、スピードが上がりません。結局途中のバス停からバスに乗ることに。と思ったら、バス停に先客がいました(笑)
えりも岬は、いい天気。結局、富川まで無事に到着したことになりました。
「ここまで」と指さしてますが、そこは栗山ですね(笑)
この日は、toえりものゴールと、toそうやのスタート前日ということで、にぎやかです。
美味しいものを食べて、英気を養いました。
ゴール、その後
ゴールの翌日と翌々日は、toそうや(えりも岬から宗谷岬)と、アルティメイト(宗谷岬から往復、なんと1100km!)の応援をしていました。暑かった前週とは違い、気温が下がって雨模様。皆さん、苦労していました。
黄金道路の長いトンネルを抜けたり
雨の中の旅となったり、大変のようでした。
私は、途中の十勝清水から電車とバスと飛行機で暑い千葉に帰ってきました。
ほぼ新品だった靴は、すっかりすり減ってしまいました。新しいのを買わないと、ですね。
その後、toそうやのみなさん、そして宗谷岬からスタートしたアルティメイトの皆さんは、無事に宗谷岬に到着したそうです。お疲れ様でした!
おわり。