さのマラソンから2日経ち、筋肉痛も少し落ち着いてきました。
さのマラソンは前半と後半に緩い傾斜があるので、「登りはキロ5分半、下りはキロ5分20秒」で考えていました。普通だと後半にやや落ちるペース配分にするのですが、今の実力を見たいということもあり、それはしませんでした。
結果は、今年1月の勝田マラソンと同じく「25kmの壁」に負けました。でも、負け方は少し違っていて、「フルマラソンの走り方を忘れてしまった」ということもあるようです。
では、データを見てみましょう。
これが、予定のペースと実際のペースを比較したグラフです。15kmまでの最初の登りは、予定より速めです。そして、25km付近までの下りも、予定よりキロ5?10秒速めです。「速いなあ」とわかってはいましたが、「調子がよさそうだ」「少し速いだけなので、貯金と考えよう」と思って、そのまま走っていました。
25kmを過ぎると、いきなりペースダウン。でも何とか6分以内には納めてゴール。記録(グロス)としてはベストだったのですが、ネットでは昨年のつくばを1分下回る結果でした。
心拍は、前半は「157」を上回らないように走ろうと思っていました。結果は、下の図になりました。緑が157の線です。
15kmまでの登りで平均156くらい、25kmまでの下りでは150?155と、ほぼ予定通りです。それ以降は、160オーバーですが、、何回か心拍が落ちる時があります。エイド、もとい給水所で立ち止まった時です。全ての給水所でアミノバリューを取っていたのですが、後半給水所での心拍の落ち込みが目立ちます。
ペースを詳しく見てみると、もっと良く判りました。
これが、1km毎(一部はもっと細かい)のラップのグラフです。ポラールのフットポッドの誤差が2%程度ありますので、キロ数秒の誤差はあります。
確かに25kmからペースが落ちていますが、走行中はキロ5分半程度で納めているようです。35km以降もラップのばらつきはありますが(看板の位置の誤差?)、最後の坂以外はキロ5分半程度で走りきっています。
そして、緑の部分が問題です。エイド、もとい給水所での立ち止まりがかなり効いています。それぞれ1分程度だと思うのですが、大きいですね。
ハーフマラソンの給水所では「走りながらコップを取って、ゴミ箱へ」、ウルトラだと「立ち止まって、地元の皆さんと話しながら美味しいものを頂き、次のエイドに向かう」というパターンです。今回のフルは、給水所でバナナを補給することにして、ガス欠を避けようと思いました。そのため、立ち止まって食べていました。
結果的にはガス欠にならず走りきれたのですが、その分タイムをロスしています。
「サブ4カーボローディング不要論」は、ある程度は正しかったのですが、1分のロスは大きいです。次回はカーボローディングをして補給を少なめにして走ろうと思います。
また、35km以降でペースが落ちているのは、スタミナ不足。走っていても「腰が落ちている」「足が前に出ない」のが判りました。こちらはロング走を中心として体を作っていこうと思います。また、全般的なペースの底上げとして、インターバルも少しづつ取り入れていこうと思います。
次回、というか今シーズン最後の本気レースは、4月17日の長野マラソン。まだ4ヶ月ありますので、じっくり練習していきたいと思います。
そうそう、今回良かったのは、トイレに一度も寄らなかったこと。都度の給水を少なめにし、またスタート前のBCAA摂取を、スポドリではなくアミノバリューの顆粒にしたのが効いているのかも。トイレに寄ると2-3分ロスしてしまいますので、この作戦は良かったです。
あと、防風防寒のためにおなかにワセリンを塗ったのも効いたのかもしれません。