7月4日の土曜日に、第5回美ヶ原トレイルラン&ウォークの45kmの部に参加しました。
完走はできたものの、予定より1時間近く遅くゴールとなりました。
上りは走れなかったのが反省点です。
レースを振り返ってみたいと思います。
なお、当日はGPS付心拍計を付けて走っていました。その結果は、こちらです。
前日には説明会
大会の前日に説明会が有ります。80kmの部は、前日受付のみということで、体育館に一杯の人が参加していました。
遅れて行ったのですが、45kmの部のコース説明は聞くことができました。実際には、80kmの説明の合間に、「ここは45kmと共通です」という説明をされていました。
内容は、ウェブに載せてあった写真を使って、「ここは、一人で走らない方がいいですよ」などと、注意事項の説明をしていました。写真を見ると、やはり80kmのコースは厳しそうです。
スタートまで
当日は7時前に到着。ギリギリ雨が上がっていました。80kmの部は、既に4時にスタートしており、45kmの部のスタートまでゆっくりした時間を過ごします。
スタート前にちょっと雨に降られましたが、8時のスタートには再び雨が上がりました。
45kmの部は400人強がエントリーしています。ゆるーくスタートゲートに集まってきて、8時ちょうどにスタートです。
スタートから10kmまでは、400m登って下ります
まずは、ブランシュたかやまスキーリゾートのゲレンデを一気に登ります。標高差は約420m。距離は3.6kmなので、傾斜は10%程度あります。
緩やかなところは走れますが、急なところは歩きです。約40分で登り切りました。
キロ11分で計画していたので、予定通りです。
頂上に居た、スタッフのまっちさんの「ここからは走れます~」という応援の言葉をもらいましたが、昨日からのぬかるみでちょっと渋滞。林道に出ると走れます。
曇っていますが、下の方は見えます。せっかく登ったのに、あの下まで下ることになるはずです。
ブランシュ鷹山スキー場の隣にある、エコーバレーのスキー場を下ります。気持ちいいです。
エコーバレーのスキー場を下ると、ペンションがある別荘地。ここは舗装道ですが、車が通る道にしては急です。でも、周りの応援をもらえる嬉しいところです。
10kmから折り返しまでは、ほぼ平坦のはずが、細かいアップダウンが沢山
国道152号を渡ると、最初で最後のウォーターステーションになります。少し水をもらって、林の中へ。小さい池を渡ると、一旦舗装道に出てから林道となります。
しばらく登りとなりますが、ここが走れません。気力と体力が不足しています。
下りになると走れます。
コースディレクターが「ジャンクション」と呼んでいた、橋を通過。ここの地点は、行きと帰りの両方で通過することになります。
コースマップでは、この先はほぼ平坦なのですが、実際には細かいアップダウンがあります。アップは歩き、ダウンは走るということを続けます。
途中に、水路のトンネルがありました。かなり古そうな感じです。いつの時代か判りませんが、昔の人は大変だったでしょうね。なお、この水路は、長門牧場に向かうときに何回か交差しています。
石の路面もありました。ここは走りにくい。つい、歩くことになります。
20km過ぎで80kmのコースと合流します。ここで10時半すぎでした。林道を登って、長門牧場に入ります。この上りの区間も歩いてしまいました。
長門牧場の端を、ゆっくり下ります。途中で80kmの方に抜かされました。早い!です。
牧場を横断して登ると、長門牧場のエイドステーションです。
後から振り返ると、11:03に到着していました。22.5km地点なので、国道のウォーターステーションから1時間45分かかって13.4kmを走ったこととなり、キロ7分50秒ほどで走っていることになります。予定では、この区間はキロ6分半で見込んでいましたので、約20分の遅れです。
途中歩いていたので、平均6分半で走れていないのはわかっていましたが、「トレイルラン『&ウォーク』だよね」「制限時間までは余裕があるし」と言い訳を考えていました。 練習しなくては、です。
長門牧場エイドから、大門峠エイドまで
エイドステーションには、牛乳とヨーグルトがありました。これは美味しかった! ほかにもどら焼きとバナナがあり、しっかり頂きました。
また、公衆便所があったので、利用してしまいました。
エイドステーションでは、自分のボトルに水を補給してもらう選手が多いことに気づきました。私はハイドレーションに1Lのリプレニッシュを背負っていたので、特に補給せずに進みました。
ですが、ハイドレーションの弱点は、残量がわからないことです。念のため、別に500ml程度を持って走り、必要なら補給したほうが良いと思いました。
牧場ですが、馬もいます。
エイドステーションでリフレッシュして後半戦を頑張ろう!と思いましたが、上りから始まります。牧草地なので、上の方に選手がいるのが見えます。ここは、しっかり歩いてしまいました。
牧場を登り切ると、送電線の脇から林に入ります。下り基調だったので、ぬかるみを避けながら走りました。
少し登ると、西側の眺望がひらけます。どんよりとした天気のため、それほど眺望がよくありませんでした。
再び下り基調となり、サッカー場の脇を過ぎると、一旦舗装道に合流します。
ここで、前橋トレラン部の皆さんが私設エイドをしていました。ありがとうございました。
再び林の中へ。快適な下りが続きます。が、途中で道幅いっぱいにぬかるんでいる箇所が有りました。ここまでは何とか迂回してきましたが、ここは無理。ぬかるみに足を取られないように、ピッチを上げて、前へ前へと意識して走ります。ここが一番気持ちよく走れたかもしれません(笑)。
ぬかるみを抜けたところを左折。正面に看板が有りました。
水路の脇を走って、再び林の中へ。ここにも若干のぬかるみがありましたが、路面がよく見えないこともあり、ゆっくり歩いて通過しました。その先にも渡渉箇所がありましたが、とくに濡れることなく通過。行きに通過した「ジャンクション」に戻ってきました。
この先、ゆるやかな上り基調となって、そのうちに「激坂」が登場します。路面が荒れているため、滑らないように、ゆっくり踏みしめるように登っていきます。途中で休みながら登り切りました。
激坂を過ぎると、大門峠エイドまでは気持ちいい下りです。ゼッケン番号を控えてもらい、エイドに到着です。
到着時間は12時50分。予定より40分遅れています。長門牧場からのペースはキロ10分。予定がキロ7分だったので全然ダメです。長門牧場からすぐの上りと、激坂含めた上りを歩いたのが失敗ですね。
大門峠エイドでは、信州名物の「おやき」やバナナがありました。コーラを2杯もらって出発です。
大門峠から極上の天上トレイル「中央分水嶺トレイル」へ
ここからは、一旦中央分水嶺トレイルから迂回するように軽く登って、一瞬だけトレイルに再合流します。
本来なら白樺湖が綺麗に見える場所なのですが、曇っていてパッとしません。
ここからはほぼ平坦からやや下りの、気持ちよく走れる道が殿城山登り口まで続きます。
80kmの選手に何回か抜かれながら、また何回か歩きながら、でも走れました。
殿城山登り口からは、最初はゆるやかに登り、最後は直登になります。いずれも歩きました。
たまに80kmの選手が抜かしていきます。急斜面でも上手く、素早く登っていくのがすごいです。
登り切ったところの眺望はあまりありません。ここで上りが終わり、ということはなく、中央分水嶺トレイルの本線と合流するまで、尾根筋のアップダウンがあります。
最高の景色のトレイル!のはずです。。
車山肩からくる中央分水嶺トレイルの本線と合流したら、いよいよ最高の景色!の走れるトレイルとなるハズでしたが、残念ながら曇り。雨が降っていないだけ良しとしましょう。
また、トレイル自体は非常に良いのですが、細いシングルトラックの場所があり、しっかり足を上げていかないと轍にはまりません。疲れていて足が上がらなくなってきていて、せっかくの素晴らしいトレイルも一部は歩くことになりました。
南の耳を通過すると、急な下り。ここも走ることが出来ず、慎重に下ります。北の耳をすぎれば、もうゴールまでは上りがありません。あとは走るだけ!のはずです。
ゼブラ山への分岐点に、スタッフのまっちさんがいて、「あと4km」と声をかけてもらいます。そこからゲレンデのトップまでは、何とか走り切ることが出来ました。
最後の下りも、思うように走れず
ゲレンデのトップからゴールまでは、スタートの時に登ってきたコースを逆に下ります。一気に走り下りたいところですが、ヒザに力が入らず、また急すぎてスピードを抑えることが出来ず、一部は歩いてしまいました。
また、靴が緩く、つま先が当たります。そのため、途中でゆっくり腰をおろして靴紐を締め直しました。
この下りでも、80kmの選手にしっかり抜かれました。でも、「もうすぐゴール!」と声をかけていただきました。80kmを走って超お疲れのはずですが、とても嬉しかったです。
無事ゴール
ゴールの時は、ちょうど、45km選手の表彰式を行っているところでした。トップとの差を痛感しながら、でも完走出来た喜びでゴール出来ました。
到着後、選手には無料で振る舞われたうどんを頂きます。お腹は空いているはずなのですが、あまり食欲はありません。胃が付かれていたのかもしれません。
でも、帰り際に、会場近くの鷹山牧場でソフトクリームをしっかり頂きました。
反省とまとめ
トレイルランは、「ラン」ができないと面白くありません。上りを走れる大殿筋と、下りを走れる大腿筋をしっかり鍛えて、上りはゆっくり走り、下りは楽しく走りたいと思います。
天気は微妙でしたが、とても楽しめる大会でした。来年は、しっかりトレイルの練習と筋トレをして、再び参加したいと思います。