市川市の隣の船橋市は「ふなっしー」で有名ですが、市川市も梨の産地として有名です。
市川の梨について
千葉県は収穫量が全国1位、市川市は千葉県内で2位
農林水産省の平成26年度の統計によると、日本なし（西洋なしではない）の収穫量は千葉県が３万3,500ｔです。これは全国の12％を占めており、全国第1位です。
千葉県のページによると、白井市が第1位で、市川市は第2位です。
市川市は、東京駅からJR総武線で30分足らずの場所にありますが、意外と農業が盛んです。
「市川の梨」は、商標登録されています
市川市のページによると、
千葉県は全国一の梨生産地であり、その中でも市川市は市町村別産出額がトップクラスの梨の一大産地になっています。市川市で栽培される梨は、その知名度や歴史などが総合的に評価され平成19年8月に特許庁の地域団体商標登録『市川の梨』として地域ブランドの認証を受けました。
市川の梨は、直売が多い
また、市川市の特徴として、上の千葉県のページによると、
千葉県の梨は、市川市大町の直売街道や鎌ケ谷市梨業組合産直部会に象徴される直売・宅配や観光もぎ取り園などの市場外流通が多く、その比率は約70パーセント以上と推計されます。
とのことです。
市場にあまり出回らないので、印象が薄いのかもしれませんね。
市川の梨は、8月上旬から出回ります
市川の梨は8月上旬から、幸水、豊水、あきづき、新高の順で出回ります。
遅く出回る品種の方が、果実が大きく、日持ちがします。
| 収穫期 | 日持ち | 概略重さ(g) | |||||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | ||||||||||
| 中 | 下 | 上 | 中 | 下 | 上 | 中 | 下 | 上 | 中 | 下 | |||
| 幸水 | O | O | O | 室温で5日程度 | 300 | ||||||||
| 豊水 | O | O | O | 室温で10日程度 | 400～500 | ||||||||
| あきづき | O | O | O | 室温で14日程度 | 500 | ||||||||
| 新高 | O | O | O | 冷蔵庫で1ヶ月以上 | 500～700 | ||||||||
それぞれの品種の詳細は、2014年の市川市のページに書いてあります。
市川の梨を買えるところ
上に書いたように、市川の梨は、梨農園での直売が多いです。有名なところとしては、「大町梨街道」があります。
有名なところは、大町梨街道
北総線大町駅から南西に向かって、JR武蔵野線の付近まで、国道464号線に沿って梨農家が集中しています。シーズンには直売をおこなっています。ここが「大町梨街道」です。
道の両側には、梨農園が広がっています。道には、「大町梨街道」の看板があります。
大町梨街道から外れても、大町梨業組合のエリアには「梨産地大町」の看板があります。
このエリアに、60軒程度の梨やさんが集中しているそうです。
詳しくは、大町梨業組合の梨園紹介ページを御覧ください。
大町梨街道の他にも、市川市北部に点在しています
梨農園は、大町梨街道以外にも市川市の北部に点在しています。
JAいちかわのページには、各地の直売場が載っています。
ネットでも、市川市のなしを販売しています
市川市の梨は、直販が多いのですが、インターネットでも販売しているようです。
まとめ
千葉県市川市の梨は、古くから栽培されていて、登録商標になっています。
全国的に見ても生産量が多いのですが、それほど知られていないのは、直売が多いためなのかもしれません。
時間があれば、たくさんある直売所に足を運んで、味見して買っていくのがいいですね。
また、ネットでも販売していますので、遠方の方は利用するといいでしょう。