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マラソンでカラダが変わる

元は普通の市民ランナーで、世界の頂点に立った谷川真理さんの本。丸の内のOLだった谷川さんが、大会に出るようになった理由が「タダで海外の大会に招待されるから」とは知りませんでした。

本書で、「6ヶ月でフルマラソンを完走できる」と谷川さんは言っています。最初の1ヶ月はウォーキング。2,3ヶ月目で60分走りきれるようになる。その後はLSDやペース走、ビルドアップやインターバルなどの本格的なトレーニングを行うそうです。

面白かったのは、練習では20km以上走らないほうが良い、と言う考え方。なぜなら、初心者は、練習で30kmを走って疲れてしまうと、「42kmは絶対に無理」と挫折してしまう人が多いから、だそうです。「楽しく走る」ことをまずは身に付けてほしい、という谷川さんならではの考え方でしょうね。

走り出す動機は何でも良いのでしょう。走り始めれば、その爽快感に病み付きになってしまう、と思っているのは、谷川さんだけではないはずです。
私も、3年前までは全く走っていませんでしたが、今はこうして走るのが習慣になってきました。そして、ランニングの気持ちよさは、ますます高まっています。この気持ちを、沢山の人に知ってもらえれば、と思っています。


本書には、トレーニング方法やストレッチ、レースに向けての心構えなど、初心者が知りたいと思うことが一通り書いてあります。文章も読みやすいので、通勤の合間でも読めてしまいます。

マラソンでカラダが変わる
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雨上がりの早朝

北には雲が残っているものの、昨日からの雨が上がって晴れた朝となりました。放射冷却が無かったため、気温は高めです(といっても8度ですが)。

気持ちの良い天気だったので、ほんの少しスピードを上げて走ってみました。といっても、キロ6分半です。

こんな日は、すれ違う人に「おはようございます」と元気よく挨拶ができます。朝から良い汗をかくことが出来ました。

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走りを極める

フランクショーターさんの本です。「オリンピック金メダリストによるフルマラソンのためのパーフェクトガイド」と銘打ってあるように、初心者から上級者まで幅広く対応しています。

ウェアや準備体操の仕方、トレーニングのメニュー紹介やインターバルなどの説明もあり、盛りだくさんです。カラー写真をふんだんに使っていて、とても判りやすい。訳書なので、和食の記述はさすがにありません(笑)

中級者以上の人向けの記述として、トレーニングペースとレースペースがありました。「トレーニングペースは、レースペースより1.6km(1mile)につき1分遅いペース」がよいそうです。たとえば、フルマラソンのサブ4に必要なキロ5分40秒がレースペースだとすると、トレーニングペースは6分15秒になります。トレーニングペースは、ロング走に相当するペースでしょうか。

他にも、ピッチ走法とストライド走法が並立して記述されていたり(日本では、ピッチ走法を薦めているのがほとんどではないでしょうか)、かかと着地(ヒールストライカー)とつま先着地(トゥストライカー)の両方について書いてあったりと、多様性があるお国柄を反映した本になっていると思います。

日本の本とは一味違い、また写真も豊富なので眺めているだけでも飽きません。

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カラダ革命ランニング

金哲彦さんの、2004年の本。「体幹で走る」「背中を意識する」などの金さんのポリシーは、この頃から連綿と続いています。

「マッスル補強体操」は、金さんのオリジナルですね。当時は、以下の10個で構成されていました(今は少し変わっているような気がします)。

  1. かかとの上下運動
  2. スクワット1
  3. スクワット2
  4. ツイスト
  5. 腕振り
  6. 足踏み
  7. 腹筋1
  8. 腹筋2
  9. 臀筋(うつ伏せで足を持ち上げる)
  10. 骨盤流し

様々なレベルの市民ランナーの典型的な課題と、それを克服するためのトレーニング方法について、本書の半分くらいのページを割いています。自分に近い人へのアドバイスを参考にするのもよいと思います。

また、この本がユニークなのは、金さんの歴史に触れてある点です。トップアスリートだった金さんが、マネジメントに携わって全く走らなくなり、その後皇居1周で歩いてしまったエピソードにはびっくりしました。

カラダ革命ランニング―マッスル補強運動と正しい走り方
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star金哲彦さんの解説はわかりやすい。
starとても参考になりました。

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マラソントレーニングは、クリールに掲載されたアスリートの特集を再構成したムックです。冒頭の瀬古さんから始まり、宗兄弟、中山選手や、野口みずき、高橋尚子など14人が載っています。特に瀬古さんと中山さんのインタビューは、内容が濃い!瀬古さんが中距離ランナーだったとは知りませんでした。また、90分のジョグができなかったのはびっくり。180分のLSDができる自分を、ちょっぴり誉めたくなりました。

後ろの12ページに、金哲彦さんの「4ヶ月マラソントレーニングメニュー」が載っています。4ヶ月を4つに分け、さらに3週+1週に分けているのが特徴ですね。3週で疲れるトレーニングを行い、1週でリカバリーをするという方針です。また、レース後の4週間のすごし方が載っているのも、他ではあまり見かけませんね。

日本のマラソンの歴史が書いてあるのも、珍しいのではないでしょうか。

「トレーニング」という題がついていますが、トップアスリートの練習方法や考え方からの学びが多い本です。

マラソントレーニング―世界を制した日本の名ランナーが明かすマラソン練習法 (B.B.MOOK―スポーツシリーズ (409))
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