昨日の季節性インフルエンザの予防注射の影響で右腕がすこしだるいので、負荷を下げて走ることにしました。2時間のLSDです。距離も測らず、1時間経ったら折り返す、という安直さ。途中で心拍を測ったら126(10秒で21回)でした。
最後に流しを3本して、今日はおしまい。この時期にしては風も弱く、走りやすい天気でした。
前に書いた通り、次の目標は3月21日の荒川市民マラソンです。その練習用として、3週間前に開催される、ふかやシティハーフマラソンに申し込みました。
以前読んだ、「eA式 マラソン走力UPトレーニング」によれば、目標レースの3週間前は「仕上げ期」でスピードを重視する練習がメインの期間です。そのため、ハーフのレースを持ってくることによって、スピード系の練習を行うことにしました。
あくまでもフルに向けた練習という位置づけなので、タイムにはこだわりません。といいつつ、深谷ハーフは5分丁度のフラットペースで、心拍数は150程度、最大でも160で走りきりたいですね。
これができれば、荒川マラソンではキロ5分10秒で走って、ネットタイムで3時間40分でゴールするという野望が実現できるかもしれません(笑)。
でも、練習なので無理に一生懸命走ってタイムを出しても仕方がありません。余裕のある走りができる限界の速度を見極めたいと思います。
4時間から3時間半のゴールを目指す人向けに書かれた本。月刊「シティランナー」に掲載された記事を再構成したものだそうです。本書が出版された2000年頃には、ランナーズやクリール以外にもランニング雑誌があったようですね(今でもあるのかな?)。
1ページや見開きで1つの「ポイント」が完結していて、さらさらと読めるようになっています。ユニークだと思ったのは、「スピードプレイ」という練習法。
徐々にペースを上げていき、ややきついと感じたらすぐに楽なペースに落とす。その後余裕が出てきたら、再び徐々にペースを上げる。というもので、自分のペースの限界と持続できるペースを把握するそうです。特に数字(速度)にとらわれず、自分の感覚を大切にするそうです。ビルドアップは決まったタイムで行いますので「やらされ感」や疲れが残ることがありますが、スピードプレイはあくまで「プレイ」=遊び感覚で行うことが重要だそうです。
そのほかにも、「3日間自宅合宿」(朝、午前、夕方の3回走る。中日は軽めにして、3日目に一番負荷をかける)などもユニークでした。
金哲彦さんの本。新書版で小型ですが、内容はたっぷりと濃いです。写真は無く、体幹を鍛える運動やストレッチのイラストがある以外は、全て文章です。
「3時間台(サブフォー)で走ることは、さほど難しくない」という考え方の元、初心者がどのようにして練習して大会に臨めばよいか、また故障への対処方法などが全て載っている本です。
「プロダクツ」(シューズ、ウェア)、「フォーム」、「レースマネージメント」、「レース中の痛み」、「トレーニング」、「ボディケア」、「ダイエット」、「栄養」の8章立てです。「ダイエット」に1章を割いているのは、ファンラン以外の本では珍しいですね。
新書の300ページ弱で全てを述べています。そのため、各項目の判りやすさは、写真などが豊富な他書に軍配が上がるかもしれません。でも、通勤電車の中で「3時間台で走るには何を考えたらいいか」を一通り理解するには最適な本だと思います。
3時間台で完走するマラソン まずはウォーキングから (光文社新書) | |
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アミノバリューランニングクラブINぐんまの代表の、山西先生の著書。1985年の出版ですが、内容は全く古さを感じさせません。先生の考え方は、ずっと前から同じだということが良く判ります。
第1章は、「マラソン春夏秋冬」。春は基本トレーニングでスピード強化、夏はトライアスロン的トレーニングで種々の種目の練習を行い、秋は走りこみでウルトラマラソン走者を目指し、冬はレースでマラソンランナーになる。日本の四季を上手く利用して、長期の「期分け」の考え方で1年を過ごす。
各季節のプログラム例や、タイムごとのインターバル走の設定、ペース走の考え方、1週間の練習内容など、練習の仕方もばっちり書いてあります。
第2章は「ぼくのマラソン哲学」。マラソンの走者や大会は、その人や地域の歴史から出来ている。足を見ればランナーの歴史がわかるし、食べ物はランニングに対する思い入れを映す。先生のランニングの歴史もあります。
第3章は「マラソンランナー的生活」。朝昼晩夜の練習の考え方や、女性や子供、高齢者という当時ではマイナーなランナーに向けての激励のメッセージもある。「毎日、少しずつでもいいから走る」「朝晩走る」は、アミノバリューランニングクラブINぐんまの冒頭でお話いただきました。
第4章は「レースに出る」。レース直前の調整期の過ごし方や、レース中のマネージメント。
1週間前に10kmをレースペース走(大会ではない)し、4日前に5kmのペース走。他の日は積極的休養。
また、ランナーのレベル別のお勧めの大会もある。群馬でも1985年頃はフルマラソンを行っていたようです。「サブスリー向き」とあるので、高速コースだったのでしょう。
先週のアミノバリューランニングクラブINぐんまのマラニックにも、別の大会終了後に自転車で駆けつけてくれた先生。いつもありがとうございます。
山西哲郎の自然流マラソン読本―走れ!風を切って (1985年) (ランナーズ・ブックス) | |
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