原題は、The Cluetrain manifesto。インターネットを使ったマーケティングの基本的な考えを述べている。
「双方向」「だれでも情報発信」「多対多」というインターネットの特性は、「企業から消費者への一方向」「金を持つ企業のみ情報発信」「企業宣伝部からの情報発信のみ」という既存の広告宣伝(狭義のマーケティング)手法ではの文化には馴染まない。逆に、「インターネットは魔法の杖で、ネットを使えば全て解決する」というのも誤り
そのような考え方を持つ著者らは、95項目の「The Cluetrain manifesto」を作った(以下、一部記載)。
- 市場は対話である。
- 市場を構成しているのは、人間である。人口学的な区分けではない。
- 人間同士の対話は人間的に聞こえる。人の声でなされているのである。
- 情報や意見や見解を伝えていようと、議論を展開していようと、ユーモアのある内緒話をしていようと、人の声はオープンで自然で人為的なところが全くないものである。
- 人は、このような声によってお互いをその人だと認識する。
- インターネットは、マスメディアの時代にはただ不可能だった人間同士の対話を可能にしている。
- ハイパーリンクは階級制をくつがえす。
- インターネットで情報化された市場とイントラネットで情報化された社員の双方で、人々は新しく強力に話をしあっている。
本書は、これら95項目を作成した著者らの考え方を述べた本。
執筆は2000年。当時に比べると、企業ブログが広まったり、従業員が実名あるいは匿名で顧客との対話を始めたり、2ch.netを利用したりなど、インターネットの特性を踏まえたマーケティング活動は行われてきていると思う。当時は斬新だったが、今では平凡な本になってしまったのか。但し、ちょっと過激な書き方は、読んでいて面白い。
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