誰でもセキュリティを高くしたいと思うのは当然だろう。WiFi(無線)であれば、内容が漏れやすいような気がする。考慮すべき点は、秘密にする機能をどこに実装するか、ということ。
cnetの記事では、
インディアナ大学の研究によると、多くのWi-Fiネットワークが「ひどく安全性を欠いている」という。 同大学がインディアナポリスにある約2500のアクセスポイントを調査した結果、46%のアクセスポイントがいずれの暗号化技術も採用していないことが判明した。と、アクセスポイントが無防備であることを問題視する人もいるし、
しかし、セキュリティ専門家のBruce Schneier氏は、使用するデバイスがセキュアである限り、ネットワークがセキュアである必要はないと論じている。(略)Microsoftの欧州担当最高プライバシーアドバイザーを務めるCaspar Bowden氏は、Wi-Fiネットワークを共有できるようにオープンにしておくことには好ましい面があるということで、セキュリティ専門家の間では意見の一致がみられるようだと述べた。一方、ネットワークをセキュアにしたい場合、WEP暗号化技術に依存することはできないとも警告した。と、端末が安全であれば問題ないという人もいる。
後者は、引用記事の発言がマイクロソフトであることに代表されるように、「安全な『端末』」でビジネスしている人だし、前者は「安全な『ネットワーク』」を付加価値にしている人。
どちらも一長一短ある。前者はしっかりと設定しないと穴(セキュリティホール)となるし、後者は融通が利きにくい。だが、一般に、専用システムは前者でも大丈夫だが、不特定多数向けシステムの場合は後者のほうが適しているだろう。
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