ワークショップという「参加者全員がアイデアを持ち寄り、議論し、お互いを触発しながら、新しいアイデアを生む場」を上手く運営するノウハウの本。
最初に緊張をほぐすアイスブレーキングセッションとして「誕生月ごとに良いところを主張する」「他己紹介(他人の紹介をする)」などを取り上げたり、模造紙の使い方や他人批判に終始しないための「拍手」の義務付けなど、ワークショップとしてのtipsは掲載されている。
組織横断形プロジェクトを始めて体験する人や、実りのあるミーティングを行いたい初心者、ファシリテーターを目指す人のためにテクニックを学ぶためには良いかもしれない。
じっくり腰を落ち着けて読む本というよりも、通勤の合間に簡単に読むのが良いのでは。また、tipsの部分も頭の片隅に入れておき、必要のときに本書を引っ張り出す、というのが良いかと思う。
なお、著者の博報堂HOW(Hakuhodo Original workshop for visioning)プロジェクトは、このワークショップ手法を実践するファシリテーター集団。"Visioning"と付いているのは、会社のビジョンを策定するためのサービスとして始めたからだろう。
わかる!ビジネス・ワークショップ―「共創型」戦略構築プロセスが実行力を生む | |
![]() | 博報堂HOWプロジェクト PHP研究所 2003-06-21 売り上げランキング : 38,832 おすすめ平均 ![]() ![]() ![]() ![]() Amazonで詳しく見る by G-Tools |
コメントする