元産業再生機構COOの著者。BCGからコンサル会社CDIを興し、産業再生機構のCOOを務めた。
「エリート」の著者が種種の会社を見た結果、日本の強さは「現場」だと言い切る。
- 大企業のホワイトカラーに流動性がなく、現場に流動性があるが、逆であるべき。現場の強さを活かすためには、現場を囲い込んで管理職に流動性を持たせる必要がある。
- 戦後の日本は会社を伸ばすにすべてを賭けた経営者が沢山いたが、その後は彼らの遺産を食いつぶしている。
など、非常にユニークな視点が沢山あふれている。やや硬い文章で読みにくいのが難点だが、現在の日本の大企業の状況を的確に言い表しており、非常に面白い。
会社は頭から腐る―あなたの会社のよりよい未来のために「再生の修羅場からの提言」 | |
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