「ブレインライティング」による発想法の本。ブレインライティング自体の説明と、それに必要な発想法及び収束法の説明に分かれている。
ブレインライティングは、一言で言うと「筆記版のブレスト」である。6・3・5法とも言われ、「6」人で、1ラウンドに「3」つアイデアを出し、1ラウンドは「5」分間で終了させるものである。3行×6列のシートを6人で回しながら、各マスにアイデアを書いていく。1ラウンドが終わると、前の人が書いた3つのアイデアの下に次のアイデアを3つ書き足していく。
ブレインライティングの利点は、以下の通り。
- 沈黙して発想するので日本人向き
- 短時間に大量アイデア
- 時間管理が容易
- ネットでも出来、1人でも可能
- 記録が用意に残る
発想法は、自由連想、強制連想、類比連想に分かれる。強制連想は特定のヒントの範囲内で連想する。類比連想は、似たヒントに沿って発想する。
ヒントは、似たものを探す直接的なヒント、理想系になって考える擬人的なヒント、コンセプトで考える象徴的なヒントがある。
収束法としては、空間(似た物)でまとめたり、系列(時間、因果関係)でまとめたりする。まとめた結果をポイント法で採点することもある。
本書には実例がふんだんにある。それらをあわせて読みながら、かつ自分の課題に照らし合わせて考えると理解が容易になるだろう。
ブレインライティング 短時間で大量のアイデアを叩き出す「沈黙の発想会議」 | |
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