固定電話と携帯電話、及び無線LANのアクセスポイントを持つフランスのNuefが、トリプルプレイならぬ、「クアドラプルプレイ(電話、放送、インターネットに加えて、携帯電話)」を始めたそうだ(末岡 洋子さんの「欧州の視点」ブログより)。更に、Nuefは公衆無線LANのアクセスポイントも提携により獲得している。これらを利用して、以下のサービスを実現しているらしい。
- 携帯電話の端末を利用して、無線LANスポット経由での無料電話(Wi-Fiフォンといわれている機能)。
- 自宅の固定電話にかかってきた電話を、携帯電話の端末を使って取る(FMC[Fixed Mobile convergence]ですね)
ソフトバンクは、Vodafoneを買収し、既に買収済みの日本テレコムとあわせて携帯電話と固定電話を手に入れた。また、ソフトバンクの子会社であるYahoo!BBは、公衆無線LANサービスをマクドナルドと提携して展開中である。TV自体は持たないものの、Yahoo!動画のサイトをもち、コンテンツも豊富だ。
ソフトバンクの動向を考える上で、フランスのNuefが展開している戦略が非常に参考になる。
更に、ソフトバンクはインターネットのコンテンツを持っている。これら、特に、オークション、広告などのお金が動くコンテンツを上手に活かすと、高収益のキャリアとなることが出来るだろう。
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