シェアを利用したポータル展開:インターネットAQUOS

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cnetの記事で、SHARPのインターネットAQUOSを始めて知った。ノーマークだった。これは、入り口を押さえるという「ポータル(玄関)」戦略の最右翼になる気がする。

今後、ネットと家電が融合すると、TVの「ファーストクリックコンテンツ」(一番容易にアクセスできる情報)の位置を確保することは非常に意味がある。なぜなら、未だPCを触っていない、初心者の新規顧客を獲得できる可能性が非常に高いからだ。そのため、コンテンツホルダ各社は、「TVリモコンのキー(12個)に1つのサイトが割り当てられるという『お好みチャンネル』機能」への配置を狙うだろう(同様な競争が、過去、PCのデスクトップ上で起こった)。既に、GYAO,ショップチャンネル、カブドットコム証券などが配置されているように見える(シャープのサイトの画像から)。

更に、TVリモコンのキー(12個)に1つのサイトが割り当てられるという「お好みチャンネル」機能を利用して、TVの購入者の属性に基づいて、広告主がオークション形式でお好みチャンネルを取り合う日が来るかもしれない。そうすると、場(=TV)を提供しているシャープが胴元となり、広告主から場代を徴収するビジネスも可能になろう。丁度、Googleが自社の検索サイトという場を利用して、AdWords広告を行っていると同じように。

ネットと融合した液晶TVという分野で高シェアを保つ優位性を活かして、種々のビジネスが展開可能だと思う。

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インターネットAQUOSブログ :インターネットアクオスが当たるプレゼントキャンペーン実施中! - 【目撃情報】リビングで展開されるビジネスチャンス!? (2006年8月 8日 09:01)

ビジネスの視点でインターネットAQUOS(アクオス)を記事にしてくださっているt... 続きを読む

コメント(3)

TV自身がポータルという着眼点は、目からウロコです。
私自身は、過去のインターネットTV失敗に固執していました。
※今後も楽しみにしています。

kiri様、
コメントありがとうございます。kiri様のコメントでご指摘頂いた、「過去のインターネットTVの失敗」については軽視しておりました。新たな視点の提供を感謝しております。
今が過去のインターネットTVの頃と大きく異なる点は、放送と通信の融合が進み、利用者にとってTVとネットとの垣根が低くなった点でしょうか。
具体的には、地上波TVによる双方向コミュニケーションや、PCでのTV視聴に似たライフスタイルの普及(Gyaoですね)などがあるかと思います。
今後ともお気軽にコメントいただければ幸いです。ありがとうございました。

こんにちは、thikさん。

「インターネットAQUOSブログ」事務局です。

当ブログは、「インターネットAQUOS(アクオス)」について、より詳しくなれるコンテンツを毎日更新しています。

このたび、インターネットAQUOSをお使いの方や、興味をお持ちの方のブログを紹介する「目撃情報」コーナーで、thikさんのブログを紹介させていただきました。

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このページは、thikが2006年5月24日 01:03に書いたブログ記事です。

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