ケータイWatchや、Vodafone Group Plcのプレスリリース(英文、PDF)(以下Plcリリース)を読みました。さっきのエントリは、ちょっと違うところがありますね。
まず、Plcリリースでは、
Preferred shares in Bidco with a face value of ?300 billion (£1.5 billion) carrying zero dividend. The preferred shares will be redeemable at Bidco’s option. After June 2013 the preferred shares will carry a coupon of 12%とありますので、Vodafoneの3000億円は優先株へのオプションではなく優先株そのものですね。また、これとケータイWatchの記事を読むと、今後7年間(2013年まで)に事業を成功させるのが鍵だと思っているようです。
また、
A subordinated loan with a face value of ?100 billion (£0.5 billion) repayable to Vodafone.This loan will be subordinated to Bidco’s acquisition debt, carries a coupon of 5% and is repayable after 30 September 2013なので、劣後債は5%の利率。かなり重いと思うのですが。。
いずれにしろ、「現金が欲しくて、でも実質的に関与し続けたいVodafone本社(PLC)」と、「一見自由にコントロールできる携帯会社を手に入れたように見えて、衆目の目を集めたソフトバンク」と、「お金が余っていて困っていた、銀行などの引き受け先」が上手に組めたのではと思います。
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FMCやソフトバンクグループのコンテンツの活かし方など、今後提供されるだろうサービス面にも非常に興味があるのですが、ちょっと背伸びしてM&Aのエントリに仕立ててみました。
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