5%の人を動かせば仕事はうまくいく 長谷川和廣著

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著者は経営コンサル。ニコン・エシロールの前社長として、赤字を1年で黒字転換させた。

人を動かすためのtipsが満載である。著者が「はじめに」で触れているように、ビジネス心理術が50個以上掲載されている。


「上司を悪役に仕立てて顧客と共同戦線を取る」「夕方など、相手が忙しくない時間帯に電話してアポを取る」など、意識せずに実行していた項目もあるし、コールドリーディングの一種である「サトルネガティブ(二重否定、?したいとは考えていませんよね、等)」で相手の腹を探り出す手法など、目新しいものもあった。なお、表題の「5%の人を動かせば?」は、50個のtipsの一つであり、全編がそれについての内容ではない。


本書のようなノウハウ集は、実践して身に着けて初めて意味がある。全部を一度に理解するのではなく、目に留まった項目から数個取り出して自分のものにしたい。以下に示すのはそのうちの一部分だ。

  • 人を動かすには自分の分身を作る。まずはお手本を見せて、次からは独力で行えるようにする。
  • 判断(Judgement)と決断(Decision)は別。状況(情報)から一意な結論を導くのは判断、リスクのある複数案から選定するのは決断。決断は迅速に、判断は的確に。

  • 5%の人を動かせば仕事はうまくいく―嫌われてもいいから信頼されなさい
    5%の人を動かせば仕事はうまくいく―嫌われてもいいから信頼されなさい長谷川 和広


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このページは、thikが2008年6月19日 23:13に書いたブログ記事です。

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