携帯キャリアは弱点補強に留まり、強みを伸ばしていない

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?ドコモは音楽を強化、auはネットを強化、Vodafoneはブランドを強化?

ドコモはマイクロソフトと組んで、Windows Media Technologyを導入。auのLISMOの向こうを張り、PC系のミュージックパワーを携帯に取り込もうとする。

auは、21世紀のデジタル君によると、Googleと提携するとか(ソース:GIGAZINE。但し、詳細は5/18に発表するとしており、内容は不明)。iモードに比べてサイト数が少ないEZwebのてこ入れとして、PCで絶大な力を誇るGoogleと組む。

cnetによると、Vodafone(ソフトバンク)は、Appleと組んでiPod携帯を実現するそうだ(NIKKEI NETにもニュースあり)。auのLISMOに近いモデルを、Appleブランドで一気に実現してしまうのだろう。

今までは、「音楽のau」、「無難なDocomo」、「安いだけで特徴ある機能がないVodafone」という構図だったように思える。そして、音楽が流行り、auが勝っているように見えていた。
上のような提携が立て続けにアナウンスされてきたということは、ここにきて、各社とも、自分達の弱み(=他社の強み)を補強する戦略に出たのだろう。一方、残念なのは、自社の強みをさらに伸ばそう、もしくは自社も他社も強くない、顧客にとっての新規価値を提供しよう、というアナウンスが無いこと。たまたま今回のアナウンスが弱点補強策だけだったのならば良いが、新規サービスがno ideaだとしたら残るは価格競争になってしまう。第4の勢力(イーモバイル)が、ローエンド破壊を仕掛けてきたら既存3社は辛いところだ。

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このページは、thikが2006年5月14日 01:17に書いたブログ記事です。

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