AdobeがPDFツールの価格競争に乗ってくる

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アドビ システムズ、PDFファイル作成ソフトの低価格パッケージ『Adobe Acrobat 7.0 Elements日本語版』を22日に店頭販売開始
PDF作成ツールは、ソースネクストのいきなりPDFをきっかけに値下げ競争となり、無償のクセロPDFも出現した。アドビはコンシューマビジネスのローエンド型破壊については静観していた(というよりは、イノベーションのジレンマで動けなかったというのが正しいかも)が、ついに、参入してきた。
従来、アドビはアクロバットのプラグインをサードパーティに開発させ、その後に流行るのであればバージョンアップ版に組み込むという手法で成長してきた。このような戦略は、機能面の拡充であれば、自社既存製品と食い合うことも無いために有効だ。今回は、価格面のラインナップ強化に他社の市場開拓結果を利用する。自社の既存製品の既存顧客(もしくは買い替え顧客)が、どのように動くかが興味有る。それでなくても、Acrobat 6, 7と、更新する意味合いが薄れてきているため、Element 7に流れる顧客がかなり居るのではないかと思う。アドビの収益にどう影響するか興味深い。

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このページは、thikが2005年4月 6日 23:21に書いたブログ記事です。

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