読んだ本:そして、僕らは風になる 田中渉著

走ることから学んだ夢をかなえる方法」という副題が付いている、ランニング小説です。

年中サンタクロースの格好をしている主人公と、小学生のように小柄な高校陸上部員の物語です。

ネタばらしになるのでストーリーは載せませんが、各章にランナーの名言をちりばめながら、物語は進みます。

  • 「誰でもアスリートだ。違いはトレーニングをするか、しないかだけだ」(ジョージ・シーハン)
  • 「前回のマラソンを忘れなければ、次のマラソンは走れない。何が起こるかは予想もつかないから。」(フランク・ショーター)
  • 「変わらなくては、前に進めないことってある」(有森裕子)
  • 「優勝することは素晴らしい。だが、みんなと友達になることはもっと素晴らしい」(エミール・ザトペック)
  • 体が動くと、心も柔軟に動く」(谷川真理)
  • 「マラソンは心で走れ」(瀬古利彦)
  • 「希望とは、一筋の光さえあれば持てるものだ。次の電柱までがんばってみよう」(君原健二)
  • 「いくら嘆いても、失ったものは返ってこない。ならば、前に進もう(渋井陽子)
足が痛かったり、呼吸が辛かったりしながら、なぜ人は走るのか、ランニングを止めないのか、について再考させられます。

著者もフルマラソンを完走(それも余裕の3時間台!)されています。30kmの辛さ、とか、着ぐるみの暑さ(?)とかは、リアリティがあります。

さらっとよめて、ほろっとくる一冊でした。

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