今日は、アミノバリューランニングクラブ(AVRC) IN群馬の練習日でした。
9時から、グラウンド脇の屋外で、山西先生のお話がありました。
ランニングは、走ることだけでなく、いろいろなことに学ぶ必要があるというお話でした。例えば、
・女性は1970年代まではフルマラソンを走れなかった。ボストンマラソンで女性が無理やり男装して走ったのが最初である。ちょうど、ウーマンリブ運動の盛り上がりの頃である。
・日本でも、1960年代まではエリートランナーしかマラソンは走っていなかった。市民マラソンの歴史は、50年程度の短さである。
・近代スポーツの発祥地はイギリスである。その頃、日本は農業で忙しかったが、イギリスの牧草地で時間がある貴族は、自分たちのフットマンを使って競争をはじめた。
・サッカーやラグビーは、イギリスの高校生が始めたものが広まった。ラグビー校でフットボールの試合中にボールを持って走り出したのがラグビーの始まりである。
・日本ではトーナメント方式などで全国一を決める大会が主流だが、イギリスでは学校間の対抗戦(交流戦)が主流である。
その後は、今後の練習についてのお話がありました。
・7月は、暑さに慣れておく必要がある。朝に練習するのが良い。スピード練習でフォームを良くするのも7月が良い。
・8月は、高所などの涼しいところで少しずつ走りこみをはじめる。
・9,10月は、走りこみ。ゆっくり長く走る。
・11月は、レースペースを覚えて、無理をしないこと。
・12月からが本番!
・クラブでは、自発的に参加してほしいし、横のつながりも持ってほしい。
座っていると疲れてきます。そのため、その場で手を上に伸ばすストレッチや、肩を意識的に上げて深呼吸をすることにより、緊張をほぐしました。ちなみに、呼吸には、肩呼吸、胸呼吸、腹呼吸があるそうです。
走っているときも、登り坂の前で肩呼吸で深呼吸をすることで、楽な姿勢で坂に向かっていくことができるそうです。
ここまでで講義はおしまい。水分補給の後はグラウンドに出ます。まずはストレッチからです。
・裸足で、足の小指までしっかり動かして芝生の雑草をつかむ。
・裸足でジョギング。
・目を閉じて走る。
・2人で肩のほぐしと体側の伸ばし。
・ももを上げて、つま先で走る姿勢から軽くダッシュ。
・クラウチング、足を伸ばして座る、うつぶせのそれぞれの姿勢から20mダッシュ3本。
体がかなりほぐれました。ストレッチだけで30分以上はかけたでしょうか。
その後、チップが敷き詰められた群大の癒しコースを好きなペースで2または3周しました。皆で走ると、いつもよりペースは速くても快適に感じます。
癒しコースの後は、トラックで100mの流しを2本。気持ちよく走ることできました。
最後に、2人でクールダウン。うつぶせになった相方の太腿を振り、かかとをももにつけたり、土踏まずをかかとで踏みます。これが気持ちいい!
足の裏で太腿から足の付け根までマッサージもしました。足の付け根は結構凝っていて、ここの筋肉を使って走っていたことが良くわかります。
最後に、手の親指の付け根で背中から肩をマッサージ。ランニングでは上体も使っているのですね。
普段もこのくらいウォームアップとクールダウンをすればいいのですが、なかなかできないですね。日ごろの練習でも、単に走る距離や時間を伸ばすだけでなく、ストレッチをどのくらいするか、ということに気をつけたほうがいいのかもしれません。