cnetによると、Amazonが、人力のサービスの提供を始める。
Amazon Mechanical Turkと名付けられたこのサービスは、ソフトウェアに実行させる処理のうち、人間の方が得意と思われる単純作業を開発者がウェブ上に掲示する電子市場だ。タスクを仕上げた個人には少額の報酬が支払われる。
エージェント(代理人)サービスのマッチング事業といってもいいだろう。「広く、安く情報を普及させることができる」という点と、「ITにより、極小額の決済ができる」という、ネットの特徴をうまく利用したサービスだと思う。「ロングテール」という言葉があるが、一種の知識労働市場のロングテール化だろう。
このサービスは、先にコミュニティを築いたものが勝ちである。Amazonの強力なレコメンデーション機能によって差別化ができるのか、ebayやgoogleが後発で巻き返してしまうのか、それともはてなが世界制覇するのか、いかに的確に自分の課題を解決してくれるかにかかっている。
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