反社会学講座

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社会学とは、論を張る人が好き勝手にデータを抽出することにより、持論を補強する学問だ、と著者は言う。本書では、

  • フリーターが世の中をダメにしている
  • 少年犯罪は悪化の一途である
  • 本を読むのはよいことだ
  • 少子化は子供のためにもよくない
  • 日本人は勤勉だ
  • コミュニケーションは視覚・聴覚情報が重要(メラビアンの法則)

などの、社会学の権威からすると世の中の「常識」と思われていることを、具体的データを引用しながら反論している。

なお、「反社会学講座」と銘打っているが、本書も社会学の一環であるのは間違いない。「いろいろなものの見方ができますよ」という点で面白い本。
著者の「パオロ・マッツァリーノ」氏って、誰なのだろう?同氏のサイトは、こちら。



反社会学講座
4872574605パオロ・マッツァリーノ

イースト・プレス 2004-06-20
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starマッツァリーノは本名!??
starこいつは面白い本だ!

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このページは、thikが2005年8月 3日 00:31に書いたブログ記事です。

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