社会学とは、論を張る人が好き勝手にデータを抽出することにより、持論を補強する学問だ、と著者は言う。本書では、
- フリーターが世の中をダメにしている
- 少年犯罪は悪化の一途である
- 本を読むのはよいことだ
- 少子化は子供のためにもよくない
- 日本人は勤勉だ
- コミュニケーションは視覚・聴覚情報が重要(メラビアンの法則)
などの、社会学の権威からすると世の中の「常識」と思われていることを、具体的データを引用しながら反論している。
なお、「反社会学講座」と銘打っているが、本書も社会学の一環であるのは間違いない。「いろいろなものの見方ができますよ」という点で面白い本。
著者の「パオロ・マッツァリーノ」氏って、誰なのだろう?同氏のサイトは、こちら。
反社会学講座 | |
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