マーケティング・インタビュー

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マーケティング・インタビュー

どなたかに、ご紹介いただいた本。もしくは、Webで紹介記事を見つけたのかもしれません。(ごめんなさい、失念しました)

事業を行う上で、「ニーズの把握」あるいは「課題設定」は出発点であり非常に重要である。生産財の営業及び企画に際して、参考にするために読んでみた。
マーケティング時に行う消費者へのインタビューについて、その効果とすすめ方について具体的に記している。インタビューでは、発言者(インタビュイーと言うか)は何らかの対価をもらってインタビューに参加している。そのため、インタビュアーは通常の営業行為では聞けないことを納得のいくまで聞く事とができる。本書の内容をそのまま営業に取り入れることはできないが、「沈黙」への考え方、言語以外の情報の収集方法、(仮説はあるにしろ、それを一旦置いて)白紙で臨む・受容する・一人称で語らせるなどは有用だった。
また、「聞き出すための仕組み」(5章)については、具体的テクニックも直ぐに利用可能だ。「行動、意識、態度」の断面での質問として、「なぜ当製品『群』を購入するのか」「どのように商品を選定するのか」「製品の評価」「競合の評価」「他製品の購入可能性」「使わない理由」等だ。また、インタビューガイド(タイムスケジュール)を作り、聞きたいことを時間軸にマッピングする等は営業でも同じだろう。

コーチャーも使っているテクニックがいくつかあった。仮定法を使う(もし10億円あったら)、コラージュを使う(どんな自社ビル?)、比ゆを利用するなどだ。


マーケティング・インタビュー
上野 啓子



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このページは、thikが2005年1月12日 22:08に書いたブログ記事です。

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