イノベーションへの解の7章。「破壊的成長能力を持つ組織とは」。(6章は、こちら。)
6章までがどのようにイノベーションを進めるか、という「実行」の話だったのに対し、7章以降は、「実行をするためには、どのような方法が必要か」、という「支援」の話に移る。7章は「組織」。そのため、7章以降の想定読者層は、(大)企業でイノベーション実行部隊を所管する企画部門and/or企画責任役員だろう。
破壊的ビジネスモデルを実現するには、「資源」、「プロセス」、「価値基準」の3つの特徴で秀でる必要がある、という。
「資源」は主にマネージャが課題となる。従来の(持続的)イノベーションで優秀だった人は、必ずしも破壊的イノベーションを遂行する上で十分な能力があるかは不明である。ふさわしい人は、「過去に戦略が正しいことを確信して新事業を立ち上げたものの、うまくいかないことに気づき、試行錯誤を繰り返して到達した戦略によって、事業を成功させた経験を持つ人材」だ。
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やっぱり、原著を買おうかなあ、「軽量級チーム」と「重量級チーム」という訳よりは、「パートタイムチーム」と「フルタイムチーム」みたいな方がしっくりくる。「兼任部隊」と「専任部隊」でもいい。
7章は、明日も続きます。
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